花葬儀を選んだ理由
父らしい葬儀をしたい。お花で飾る独自のスタイルに目が留まりました。
花葬儀さんに決めた理由は、まず病院のある大田区内での葬儀を考えていたからです。
父は母と一緒にホームに入居していたのですが、3月に体を崩して緊急入院することになりました。コロナ禍ということもあり、面会できない状態が続き、その後やっと面会できる病院に転院できたと思ったら亡くなってしまい、とてもショックでした。
葬儀社を本格的に探し始めたのは父が亡くなってからです。最終的な決め手は、ホームページでした。花葬儀さんのその人その人にあわせた葬儀に対応できることを読み「ここだ!」と思いました。お花で飾る葬儀といっても、多くの人がイメージする共通の形ではなく、オリジナリティーのある葬儀をお花で飾るスタイルに目が留まりました。それで、ここなら父らしい葬儀ができるかもしれないと思って花葬儀さんにお願いしました。
花葬儀を体験して良かったこと
至れり尽くせりの対応で、きれいなお花に包まれながら父らしい葬儀で見送ることができました。
父の葬儀が自分にとってはじめての葬儀になりました。コロナ禍での葬儀をすべてひとりで準備することになったのですが、最初から最後まで花葬儀さんに面倒をみていただき、ありがたかったです。至れり尽くせりの対応で、家族に負担をかけることもなく、無事に父を見送れてよかったなって思います。思い描いていた父らしい葬儀をきれいに花で飾っていただいて、とても満足しています。
-お父様はどんな方でしたか?
まじめで勉強熱心
父は一言でいうとまじめで勤勉な性格です。ドイツ語の本が読みたいからと、独学でドイツ語を勉強するほどでした。また、仏像も好きだったので仏像に関する中国語の本も辞書を片手に熱心に読んでいたのを思い出します。そんな父の本棚には洋書がずらり並んでいました。私からすると信じられないなって思うほど毎日飽きることなく勉強熱心な人でしたね(笑)
私と母の性格は父と正反対でわりと大雑把なタイプなんですよ。父のまじめな気質を振り返ると、彼なりに一本筋を通した生き方を貫いていたのではないかと思います。
趣味は囲碁やクラシック音楽鑑賞、備前焼の収集も
父は寡黙な人で、自分の部屋が大好きでした。部屋にこもって趣味の囲碁や読書、クラシック音楽を聴くのが日課でしたね。交友関係は特定の仲間と深く付き合うタイプで、近所の囲碁仲間で集まって過ごすこともしばしば。
また、備前焼をはじめとする焼き物を集めるのも趣味のひとつで、骨董市に連れて行ってくれたのも覚えています。そんな父の影響からか、母は家の庭に小屋を建てて、窯を置いて近所の人を集めて備前焼づくりを趣味にしていました。
こんなご葬儀でした
お式への要望
あじさいに囲まれた那須の別荘をイメージしたい
〇寡黙な父にゆっくりくつろげる自分の部屋を思い出してほしい。
〇アジサイでいっぱいになる5月の那須の別荘を再現してほしい。
〇趣味の囲碁や愛読本、クラシック音楽のCDを飾ってほしい。
〇収集していた越前焼のコレクションを飾りたい。
〇可愛がっていた愛犬の写真を飾ってほしい。
実際のご葬儀
〇あじさい咲く別荘のお庭を祭壇で再現しました。
〇お父様のお部屋を再現するため、ブックシェルフを取り入れてました。
〇お好きだった囲碁や本、クラシック音楽、備前焼に囲まれるようにお飾りしました。
〇最後まで気にかけていた愛犬リンちゃんのお写真をお飾りしました。
-葬儀を終えての感想はいかがですか?
コロナ禍の葬儀。父らしい最後できちんと送り出すことができました。
コロナ禍でもきちんと葬儀をしてあげたい気持ちがあって家族葬を選びました。父の兄弟にも来ていただいて、家族全員であたたかく見送ることができてほっとしています。
父が亡くなる前に緊急事態宣言の真っ只中で身内の不幸もあり、火葬のみ済ませて、葬儀も納骨も目途が立たない状況を目の当たりにしていました。だからこそ、父の葬儀を営むことになったとき、規模は小さくてもちゃんと葬儀をして送り出してあげたい強い思いがありました。そんな中、花葬儀さんのようなお花で飾る葬儀ってなかなかないんですよ。親戚一同からも「きれいな式だったよ」と大絶賛でしたから、花葬儀さんにお任せしてとても満足しています。
エピソードとお写真、映像は、ご家族様のご許可をいただいて掲載しております。