花葬儀ブログ - 葬儀・葬式:5ページ目|葬儀・家族葬・お葬式なら「花葬儀」

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葬儀・葬式

家族葬で営む告別式の流れ、所要時間や費用とは

家族葬で営む告別式の流れ、所要時間や費用とは

家族葬は、時代の変化に伴い価値観が多様化してきた現代において、注目度が高まっている葬儀のひとつです。しかし、比較的まだ新しい葬儀の種類であるために、家族葬への参列経験がない方も多いはずです。「家族葬のお通夜や告別式は、一般の葬儀と何か違うの?」「家族だけの告別式だから負担が少なく済む?」など沢山の疑問が頭に浮かぶ方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、家族葬という見送り方も選択肢のひとつにできるように、葬儀・告別式の流れや所要時間、費用などの基本情報をご紹介いたします。 【もくじ】 1.家族葬で営む告別式および告別式後の流れ 2.家族葬で営む告別式の所要時間は? 3.家族葬にかかる費用の相場は? 4.家族葬におすすめのプラン 5.家族葬における告別式に関するQ&A 6.まとめ 1.家族葬で営む告別式および告別式後の流れ 家族葬の告別式は一般葬の告別式と大きな違いはありません。一般葬と同じように無宗教葬、仏教葬、キリスト教葬など故人様やご遺族の信仰にあわせて執り行うことが可能です。家族葬の告別式は、一般的な葬儀の規模を小さくしたものだとイメージすると分かりやすいでしょう。 ここでは家族葬を行う際の葬儀・告別式の一般的な流れについてご紹介します。 1.参列者の受付 9:00 ご遺族・ご親族 式場へ到着 9:30 受付開始 (家族葬では受付を設置しないケースも有り) 家族葬の告別式は、参列者の受付から始まります。この受付は、弔問のお礼やお香典返しをお渡しするために設置するものですが、面識のない参列者の方を把握したり、招いた人数が多いときに混乱を避けたりすることにも役立ちます しかし、家族葬の告別式においては受付を省略することもあります。なぜなら、家族葬の場合は招く人数が限られていることが多く、喪主様をはじめとしたご遺族が事前に「誰に参列してもらうのか」を決めて把握していたり、お香典を辞退しているケースも多いため、参列者に記帳をしてもらう必要がないからです。 家族葬の告別式で受付を設置するかどうかは、都合をつけてお越しいただいた方に失礼のない対応をすることに配慮しながら、状況に合わせて検討しましょう。 2.開式 9:45  着席 9:55 僧侶入場 10:00 葬儀・告別式 開式 家族葬の告別式では、喪主様とご遺族は開式の15分前には席に着き、気持ちを整えておくとよいでしょう。 その後、僧侶が入場し、司会者(進行役)による開式の言葉で家族葬の告別式が始まります。 3.僧侶による読経、参列者のお焼香 10:01 ・読経(30~40分程度) ・ご遺族・ご親族お焼香 ・一般焼香 告別式が始まると、まず僧侶による読経が行われます。読経の中では、故人様に戒名が授けられ、故人様が現世と別れを告げ仏様のもとに導かれるように儀式作法(引導渡し)が行われます。 読経時間は宗派や僧侶により異なりますが、30~40分程度が一般的で、この読経の途中からご遺族、ご親戚、参列者がお焼香をします。 家族葬の告別式ではお焼香を行う人数が少ないため、時間が短くなることもあります。 4.初七日法要 10:30 ・初七日法要 読経 ・ご遺族、ご親族お焼香 家族葬の告別式では、葬儀・告別式中に初七日法要を組み込む「式中初七日(繰り込み初七日)」という形で行うケースが増えています。 式中初七日を行う場合には、僧侶に、告別式の流れから続けて初七日法要の読経をしてもらいます。ここでも読経中にご遺族、ご親戚がお焼香を行います。 【繰り上げ初七日法要】 ■式中初七日/繰り込み初七日 告別式のあとに続けて行う方法です。 告別式、式中初七日、火葬、収骨の流れで行われます。 ■繰り上げ初七日 告別式、火葬、収骨のあとに行う方法です。 収骨が終わったあと、葬儀場、自宅などで初七日法要を行い、そのあと帰宅となります。 5.お別れの儀 10:45 ・お別れの儀 お花入れ ・喪主挨拶 ・閉式 お焼香後は、故人様の愛用品などを棺に納め、参列者が棺にお花を手向け(お花入れ)、出棺の準備を整えます。これを「お別れの儀」といい、故人様と対面できる最後の時間になります。棺には納めることができるもの、できないものがありますので、特に納めたい大切なものについては予め葬儀社に相談しておくとよいでしょう。 お別れの儀の後、喪主様は、故人様に代わり家族葬の告別式にご参列いただいた皆さまに向けて挨拶をします。葬儀に参列してくれたことに対してのお礼や、故人様が生前お世話になった感謝の気持ちを伝え、これからも変わらないお付き合いをお願いするなど簡潔に1~2分程度の謝辞を述べ、家族葬の告別式は閉式となります。 6.出棺 […]

明るい葬儀とは?前向きな見送りを叶えるアイデアや実例、注意点を解説

明るい葬儀とは?前向きな見送りを叶えるアイデアや実例、注意点を解説

葬儀といえば「厳粛」「静寂」「悲しみ」というイメージが根強くありますが、近年ではそうした型にはまらない「明るい葬儀」が注目を集めています。故人様との思い出を大切にしつつも、ご家族や参列者が前向きな気持ちで見送れるような葬儀を希望する人が増えているのです。 本記事では、明るい葬儀が選ばれる理由や演出の工夫、後悔しないための注意点を詳しく解説します。明るいお見送りを希望している方は、ぜひ参考になさってください。 【もくじ】 1.明るい葬儀とは?特徴と選ばれる理由 2.明るい葬儀にするための具体的な演出アイデア5選 3.明るい葬儀で後悔しないために知っておきたい注意点 4.実例紹介|明るい葬儀の事例と演出アイデア 5.明るい葬儀に関するQ&A 6.明るい葬儀で心に残る前向きなお見送りをしましょう 1.明るい葬儀とは?特徴と選ばれる理由 まずは、「明るい葬儀」の特徴や、広がりつつある理由を見ていきましょう。 故人様らしさを大切にする新しい葬儀の形 明るい葬儀とは、厳粛さにとらわれず、故人様の人柄や生き方、ご家族の想いなどを尊重した、温かく前向きな雰囲気の葬儀スタイルを指します。 従来の葬儀は儀礼重視で厳粛な雰囲気が多く、悲しみに寄り添う形でした。一方、明るい葬儀では、故人様の趣味、好きな音楽、色などを取り入れ、その人らしい空間を演出します。 明るい葬儀は、単に笑顔を強制するわけではありません。悲しみに寄り添いつつ、会場全体に癒しや温もりを取り入れることで、「その人らしさ」を感じながら見送る時間を作ります。 明るい葬儀が増えてきた背景 明るい葬儀の広がりには、社会の変化や世代の移り変わりといった外的な要因が大きく関係しています。 とくに以下のような社会的背景がその後押しとなっています。 ・高齢化社会の進行により、天寿を全うした方の見送りが増え、長寿をねぎらう温かい雰囲気が求められるようになった。 ・終活やエンディングノートの普及によって、生前に自分の葬儀スタイルを決める人が増え、「明るく送ってほしい」という故人様の意向が伝わりやすくなった。 ・少人数で行う葬儀が増加した結果、葬儀の空間づくりに自由度が生まれた。 故人様とご家族の想いを形に 「明るく前向きな見送り」という考え方の広がりには、ご家族や参列者の心理的な癒しや、感情の整理が重視され始めたことも深く関係しています。 「故人が明るい葬儀を望んでいた」「重苦しい葬儀は故人らしくない」という声は、弊社のお客様の中でも増えています。また、高齢のご親族や小さなお子様に配慮し、「重すぎない雰囲気にしたい」と希望するケースも多く見られます。悲しみの中にあっても、希望や前向きな気持ちを持てることから、明るい見送り方に共感が集まっているのです。 2.明るい葬儀にするための具体的な演出アイデア5選 では、実際に明るい葬儀にするために、どのような演出方法があるのでしょうか。ここでは、具体的な演出アイデアを5つご紹介します。 明るい色の花祭壇で空間に彩りを添える 明るい葬儀を印象づけるものとして、白木祭壇ではなく花祭壇を選ぶご家族が増えています。白木祭壇は仏式の伝統に沿った格式あるスタイルで、厳かな印象を与えるのが特徴です。一方、花祭壇は色とりどりの生花で構成され、やわらかな雰囲気を演出できる点が魅力です。 季節の旬の花や、故人様のイメージに合った花を使った花祭壇は、季節感とともに穏やかさを与えてくれます。花祭壇は、悲しみの中にあっても前向きさを具体的に表現できる演出方法の一つといえるでしょう。 故人が好きだった音楽を流して雰囲気を演出 会場の空気感に大きく影響するのが音楽です。BGMとして、故人様が好きだった曲やご家族との思い出の曲を流すことで、場がなごやかになります。流すタイミングを工夫すれば、思い出を振り返るきっかけにもなるでしょう。音楽は、心に寄り添う雰囲気づくりの重要な要素です。 写真や動画のスライドショーで思い出を共有する 葬儀の場で故人様の人生を振り返る手段として、スライドショーの上映があります。スライドショーで、故人様の笑顔やご家族との楽しい思い出の写真や動画を上映することにより、「悲しみ」よりも故人様への「感謝」や「敬意」を伝えられる明るい葬儀に近づきます。 故人の趣味や愛用品を祭壇まわりに飾る 故人様の趣味や思い出の品を祭壇まわりに飾ることで、ほのぼのとした空間になります。たとえば、故人様の愛用していた帽子、愛読書、手作りの作品などがあると、ご家族の故人様への温かな想いが伝わります。 自由な服装や会場レイアウトで堅苦しくない空間に 明るい雰囲気をつくるために、服装や会場のしつらえに少し自由さを取り入れるのもひとつの方法です。喪服ではなく「平服でお越しください」と案内することで、参列者が緊張せずに参加しやすくなります。また、式場の一角に思い出の品を飾ったメモリアルコーナーを設けるなど、堅苦しさを和らげる工夫も効果的です。 なお、宗教・宗派によっては、使用できる花の種類や飾り方、音楽演出、服装、式中の歓談などに制限があることがあります。そのような場合の演出の工夫については、「宗教・宗派のしきたりを踏まえた調整」にてご紹介します。 3.明るい葬儀で後悔しないために知っておきたい注意点 明るい葬儀を行うにあたって、後悔をしないために確認しておくべきポイントをご紹介します。 親族や年配者の理解を事前に得る 明るい葬儀を希望する場合、まず配慮したいのがご親族や年配の方々の考え方です。葬儀に対して伝統的な価値観を持つ方にとっては、花の色使いや音楽演出が戸惑いの原因になる可能性があります。 とくに年配の方は、「葬儀は厳粛に行うもの」という意識を根強く持っていることがあるため、あらかじめ葬儀のコンセプトや演出の意図について「故人様やご家族の想いを形にすることが目的」であることを説明し、理解を得ることが重要です。 宗教・宗派のしきたりを踏まえた調整 宗教儀式を伴う葬儀では、しきたりや進行があらかじめ決まっている場合があるため、希望する演出をする際には事前の確認と調整が欠かせません。 まずは僧侶や葬儀社スタッフに「故人の遺志で温かい雰囲気にしたい」と相談し、可能な範囲を確認しましょう。あらかじめ「こうした雰囲気にしたい」と伝えることで、無理のない範囲で調整してもらえる場合があります。 このほか、以下のような方法もあります。 ●儀式とは別にカジュアルなお別れの場を設ける 例えば仏式や神式のような宗教葬であっても、宗教儀式をしっかりと執り行った後に、故人様の写真スライドを流す方法があります。 ●「さりげなく」演出を取り入れる 淡い色合いの明るい花祭壇であれば、伝統的な葬儀であっても違和感なく受け入れられる場合が多くあります。音楽についても、読経や焼香といった宗教儀式の終わった後に故人様の好きだった音楽を流すことで、儀式の妨げにならず、場の緊張感を和らげることが可能です。 宗教葬を行うにあたっては、儀式の持つ意味合いを軽視せず、丁寧に向き合う姿勢が、関係者全員の納得感につながるでしょう。 明るさと品位のバランスを取るための葬儀社選び 明るい雰囲気を重視するあまり、演出のトーンが軽く見えてしまうのは避けたいところです。参列者の中には、「故人様への敬意が十分に感じられなかった」と受け取る人がいるかもしれません。 たとえば、故人様の個性を表現するために選んだBGMや装飾、あるいは親しみやすい司会進行であっても、その意図や背景が十分に伝わらない場合には、軽い葬儀に感じられてしまう場合もあります。 […]

仏式と神式の違いとは?儀式・作法・費用の特徴を丁寧に解説

仏式と神式の違いとは?儀式・作法・費用の特徴を丁寧に解説

日本の葬儀では、仏式と神式が多くの方に選ばれています。どちらも宗教の教義に沿って執り行われますが、「どう違うのか」がいまいちわからない方も多いのではないでしょうか。 この記事では、葬儀における仏式と神式それぞれの背景や儀式の流れ、参列マナーや費用の違いまで、丁寧に解説します。宗教葬を考えている方、これから仏式または神式の準備を進める方は、ぜひ最後までご覧ください。 【もくじ】 1.仏式と神式、まずは基本の違いを押さえよう 2.【仏式と神式】儀式の流れの違い 3.【仏式と神式】祈りの形の違い 4.【仏式と神式】葬儀を行う場所の違い 5.【仏式と神式】死後の名前の違い 6.【仏式と神式】供養のかたちによる違い 7.【仏式と神式】参列時のマナーや香典の表書きによる違い 8.【仏式と神式】葬儀費用の違い 9.「心をこめて送り出す尊さ」は仏式も神式も同じ 10.仏式と神式の違いに関するFAQ 11.仏式や神式に違いはあっても故人様の安寧を願う気持ちは同じ 1.仏式と神式、まずは基本の違いを押さえよう まずは、仏式と神式の葬儀が、それぞれどのような宗教観を基にしているのかを解説します。 仏式の特徴とは|冥福を祈る仏教の教え 仏式の葬儀(仏教葬)は、日本で最も広く行われている宗教葬です。 仏教の多くの宗派において、「死」は終わりではなく、新たな生の始まりとされ、魂はあの世での長い旅路を経て輪廻転生(※1)すると考えられています。そのため仏式では、故人様が極楽浄土へ旅立てるよう、冥福(めいふく)を祈る儀式が中心となります。 なお、同じ仏教でも浄土真宗では「人は亡くなると、すぐに仏になる」と考えるため、冥福を祈ったり、魂の旅路を見送ったりする概念がありません。この記事では、多くの宗派で共通する一般的な仏式の考え方を中心に解説を進めます。 (※1)りんねてんせい:命あるものが死と再生を繰り返すという考え方。 神式の特徴とは|祖霊となって祀(まつ)られる神道の考え方 神式の葬儀(神葬祭/しんそうさい)は、日本古来の宗教である神道に基づく宗教葬です。神道では、故人様の魂は死後も現世に留まり続け、家の守護神となると考えられています。 また、神道では死を「穢(けが)れ」としており、葬儀では「故人様に対する感謝」や「死による穢れをはらう」といった概念が大切にされます。ここで言う穢れとは、生命エネルギーが著しく低下した忌むべき状態のことです。 それぞれの基本的な特徴をまとめると、以下の通りです。 【仏式と神式の基本的な違い】   仏式 神式 宗教 仏教 神道 死生観 死後の魂は極楽浄土に旅立ち、やがて輪廻転生する 死後の魂は現世に留まり、家の守護神となる 葬儀の目的 極楽浄土に行けるよう、冥福を祈る 故人様への感謝と、死による穢れをはらう ※仏式の死生観や葬儀の目的は、浄土真宗など一部の宗派を除く一般的な仏教の考え 2.【仏式と神式】儀式の流れの違い 仏式と神式は、通夜から火葬までの流れにも大きな違いがあり、前項で述べた宗教観の違いが儀式の進め方や名称にも反映されています。 こちらでは、それぞれの儀式の流れと意味を解説します。 仏式の流れ──通夜・葬儀・告別式・火葬 仏式の儀式は、一般的に以下のような流れで行われます。 1.通夜(つや) 2.葬儀(そうぎ) 3.告別式(こくべつしき) 4.火葬(かそう) 5.骨上げ・精進落とし 通夜 「通夜」とは故人様との最後の夜を過ごす儀式です。もともとは、灯りを絶やさず一晩中故人様を見守る形式が一般的でしたが、近年は日付が変わる前に終わる「半通夜」が増えています。僧侶による読経、法話、焼香、喪主様挨拶の後に、通夜振る舞い(※2)の流れが主流です。 具体的な通夜の過ごし方やご遺族が行う準備については「お通夜の過ごし方」の記事をご覧ください。 (※2)故人様の供養ならびに参列者への感謝を込め、喪主様から参列者に振る舞う飲食。 葬儀 通夜の翌日に行うのが葬儀です。葬儀では、故人様の冥福を祈るための読経、焼香などの宗教儀式が行われます。 […]

家族葬の基礎知識 ~場所選びからメリット・デメリット、注意点まで解説~

家族葬の基礎知識 ~場所選びからメリット・デメリット、注意点まで解説~

近年、「家族葬」という言葉を耳にする機会が増えています。しかし、一般的な葬儀とどのように異なるかがわからず、判断に迷うことも少なくありません。限られた時間の中で悔いのない選択をするためには、基本的な理解が不可欠です。 そこで今回は、家族葬を検討する際に知っておきたい基礎知識として、定義や場所の選び方、メリット・デメリット、注意点を解説します。これから家族葬をお考えの方や、家族葬の準備を進めている方は、ぜひこの記事を参考になさってください。 【もくじ】 1.家族葬の基礎知識1:家族葬とは?定義と一般葬との違い 2.家族葬の基礎知識2:費用相場と内訳 3.家族葬の基礎知識3:家族葬を行う場所の選び方 4.家族葬の基礎知識4:家族葬のメリット 5.家族葬の基礎知識5:家族葬のデメリット 6.家族葬の基礎知識6:家族葬を行う際の注意点 7.家族葬の基礎知識7:葬儀社選びのポイント 8.家族葬の基礎知識を理解し、納得のいくお見送りを 1.家族葬の基礎知識1:家族葬とは?定義と一般葬との違い 家族葬とは、どのような葬儀なのでしょうか。こちらでは、家族葬の定義や一般葬との違いについて解説します。 家族葬の定義 家族葬という言葉に、法律などで定められた明確な定義はありません。一般的に、ご家族やご親族を中心に、故人様と特に親しかった方々のみを招いて故人様を見送る葬儀を指します。「家族」という名称が含まれていますが、必ずしもご家族に限定されるわけではなく、故人様が生前に親しくしていた友人や同僚を招くことも可能です。 ただし、葬儀社によっては「参列者が〇名以内であれば家族葬」「〇名以上は一般葬」など、参列者数を基準にしたプラン設定がされている場合もあるため、検討する際は葬儀社ごとのプランの条件や参列者の範囲を明確にしておきましょう。 家族葬と一般葬の違い 家族葬と一般葬の違いで最も大きいのは、参列者の範囲をご遺族の意向で限定するかどうかという点です。家族葬は参列者を限定するため、進行もご家族の意向に応じて自由に決めやすい傾向にあります。 一方、一般葬は参列者を制限せず、定型的な進行で執り行われるのが一般的です。参列者はご家族やご親族に加え、故人様と仕事や社会活動で関わりのあった方々、地域の知人なども含まれるため、規模は大きくなる傾向があります。 2.家族葬の基礎知識2:費用相場と内訳 2024年に鎌倉新書が実施した「第6回お葬式に関する全国調査」によると、家族葬の平均費用は約105.7万円でした。 平均費用の内訳は、以下のとおりです。 ・葬儀費用:約72.0万円 ・飲食費:約17.1万円 ・返礼品代:約16.5万円 ただし、これらはあくまで平均であり、実際の費用は、会場や参列者の人数、葬儀の内容により大きく異なります。家族葬を検討する際は、必ず葬儀社に相談し、具体的な見積もりを提示してもらうことが重要です。 出典:第6回お葬式に関する全国調査(2024年)|株式会社鎌倉新書「いい葬儀」 URL:https://www.e-sogi.com/guide/55135/ 3.家族葬の基礎知識3:家族葬を行う場所の選び方 家族葬をどこで行うかは、ご家族の意向や参列者の人数に応じて選ぶことが大切です。こちらでは、適切な場所を選ぶためのポイントと、斎場とご自宅、それぞれの特徴を解説します。 斎場で行う家族葬~公営斎場と民営斎場~ 家族葬を斎場で行う場合、公営斎場と民営斎場のいずれかを選べます。公営斎場は自治体が運営し、民営斎場は葬儀社や企業が運営しています。 公営斎場と民営斎場は、運営主体が異なるため、主に次のような違いがあります。 【公営斎場】 ・利用料金が比較的安い ・火葬場が併設されているため、移動の手間が省ける ・利用は地域住民に限定される場合がある 【民営斎場】 ・設備やサービスの選択肢が豊富 ・施設の規模や演出の自由度が高い ・利用料金は公営より高くなる場合がある それぞれの特徴を踏まえると、費用を抑えたい場合は公営斎場、設備やサービスの充実度、演出の自由度を重視するなら民営斎場が選択肢となるでしょう。アクセスや施設の清潔感も重要な判断基準です。葬儀社と相談し、ご家族の希望や予算に合わせて適切な斎場を選びましょう。 自宅で行う家族葬(自宅葬) 自宅で行う家族葬は、故人様が住み慣れた場所で、ゆっくりとお別れの時間を過ごしたい方に適しています。 自宅で行う家族葬は、以下のような場合に適しています。 ・式の時間や内容を自由に調整でき、ご家族の希望に合わせた進行が可能 ・ご自宅で行うため、周囲の目を気にせず静かに故人様を見送ることができる ・故人様が長年暮らした場所で見送りができ、思い出を共有しやすい ただしご自宅で行う場合、スペースの確保や駐車場の手配、隣近所など周囲への配慮が必要となるため、事前に葬儀社へ相談し、準備を整えておくことが大切です。 4.家族葬の基礎知識4:家族葬のメリット 家族葬には、一般葬にはない特有のメリットがあります。家族葬を選ぶことで得られる主な利点を解説します。 プライバシーを守りやすい 家族葬は、ご家族や親しい人のみを招いて行うため、外部の関係者に知られることなく静かに進められます。故人様の思い出を気兼ねなく語り合え、周囲の目を気にする必要がありません。 悲しみに向き合う時間を大切にしたい方や、形式にとらわれずゆっくりとお別れしたい方にとって大きなメリットとなるでしょう。 肉体的・精神的な負担が生じにくい […]

友引に葬儀は避けるべき?意味や注意点、現代の考え方も解説

友引に葬儀は避けるべき?意味や注意点、現代の考え方も解説

葬儀の日程を決める際、カレンダーに記された「友引」の文字に、不安や迷いを感じる方も少なくありません。故人を送る大切な儀式だからこそ、友引に葬儀を執り行ってもよいものか、悩むのはもっともなことです。 今回は、友引の葬儀が避けられる理由や葬儀を行う際の注意点、現代における捉え方について解説します。友引の日程で葬儀を検討している方や、葬儀の日取りに迷っている方は、ぜひこの記事を参考になさってください。 【もくじ】 1.友引とは?意味と由来 2.宗教的観点から見た友引の葬儀 3.友引に葬儀が避けられる理由 4.友引に葬儀を行う際の注意点 5.現代における友引の葬儀の捉え方 6.友引の葬儀に関するQ&A 7.友引に葬儀を行うかはご親族や参列者へ配慮して判断しましょう 1.友引とは?意味と由来 「友引」とは何を意味し、どのように広まってきたのでしょうか。歴史的な背景と日本での使われ方を解説します。 友引の起源と定義 「友引(ともびき)」は、日本で広く知られている「六曜(ろくよう)」のひとつです。六曜は「先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口」の6つから構成され、14世紀ごろに中国から日本に伝わったとされています。 六曜のそれぞれには吉凶が割り当てられており、もともとは勝負事や契約ごとなどの日取りを決める際の参考にされていました。友引はもともと「共引」と書かれ、「共に勝つ」「勝負がつかない」と解釈されていました。民間信仰として、「午前・夕方は吉、正午は凶」といった時間帯による吉凶の考え方もあります。 日本での友引の使われ方 六曜は元来中国の暦に由来するものですが、日本では「縁起を担ぐための目安」として広まり、日常生活の中に根づいていきました。特に冠婚葬祭をはじめとする人生の節目では、日取りを決める際に六曜を意識する風習が長く続いています。 友引は、大安に次いで縁起がよいとされ、結婚式や開店日など、前向きな節目の日として選ばれることもありますが、弔事ではしばしば避けられます。 2.宗教的観点から見た友引の葬儀 友引の日の葬儀は、宗教上どのように捉えられているのでしょうか。仏教における六曜の位置づけや、地域や寺院による対応の違いについても説明します。 仏教と六曜は関係がない 結論から言うと、仏教の教えと六曜は関係がありません。先に述べたように、六曜は仏教とは異なるルーツを持つため、仏教の経典や教義にその記述はないのです。そのため仏教では、友引に葬儀をしても支障はないとされます。 実際、多くの寺院では、六曜にとらわれず、友引の日でも問題なく葬儀を受け入れています。六曜を気にして葬儀の日程を決めるのは、あくまで習慣や地域の慣例に基づくものだといえます。 友引に対する仏教寺院の実際の対応 上記のように仏教の教えと六曜に直接的な関係性がないことに加え、各地の寺院の実際の対応を見ても、友引に葬儀を執り行うこと自体が宗教上の問題となるわけではないことがわかります。 たとえば愛知や大阪のように、仏教寺院が数多く集まる地方でも、友引に葬儀が執り行われることは珍しくありません。つまり、仏教との関わりが深い地域においても、六曜の風習が必ずしも優先されているわけではないことがうかがえます。 「友引の葬儀は避けるべき」という慣習はありますが、寺院によっては「仏教の教えとは無関係である」と明示しているところもあります。お世話になっている菩提(ぼだい)寺がある場合は、友引の葬儀についての方針を直接確認されるとよいでしょう。 出典: 名古屋市|名古屋市立第二斎場 名古屋市港区 http://nagoya-city-daini-crematorium.jp/ 大阪市|市立斎場のご案内 https://www.city.osaka.lg.jp/kankyo/page/0000369334.html 3.友引に葬儀が避けられる理由 宗教的な根拠がないにもかかわらず、なぜ友引に葬儀を行うことが避けられるのでしょうか。その理由を説明します。 「友引」は縁起が悪いとされる 友引は、「友を引く」という語感から「故人が友人を道連れにする」と連想され、葬儀の日取りとして縁起が悪いと考えられるようになりました。「亡くなった人に引き寄せられて友人が後を追う」といった解釈が広まり、特に告別式や火葬で避ける傾向が強くあります。中には通夜を避ける方もおり、判断基準は地域や個人によって異なるようです。 友引に休業する火葬場が多い 友引に葬儀が避けられるもうひとつの大きな理由は、多くの火葬場が友引を休業日に設定しているからです。利用者が友引を忌避する傾向に配慮した運営方針によるもので、友引の火葬の受け入れ自体が行われていない地域も存在します。 休業する火葬場が多く、葬儀の日程調整が困難になるケースが多い点も、友引に葬儀が行われない一因となっています。友引に火葬場が休業することで、友引の前後に予約が集中してしまい、葬儀の日取りを見直さざるをえない場合も少なくありません。 4.友引に葬儀を行う際の注意点 友引を避ける慣習がある一方で、火葬場の空き状況やご家族の都合などから、友引に葬儀を行わざるを得ない場合もあるでしょう。その際にトラブルを避け、故人を穏やかにお見送りするためには、いくつか押さえておきたい注意点があります。 参列者や親族への配慮 友引の葬儀には、ご親族や参列者に対する十分な配慮が欠かせません。友引を縁起が悪いと考える方も一定数いるため、事前に説明を行い、理解を得る努力をします。特に年長のご親族や、地域の風習を重んじる方に対しては慎重に対応しましょう。 説明する際は、友引と宗教的教義とは関係がないことや、葬儀日程の調整が難しかった事情を丁寧に伝えます。縁起を気にされる方がいる場合は、そのお気持ちを尊重し、友引の日を避けることも一つの選択肢となります。配慮を欠くと、ご親族間のトラブルにつながる可能性があるため注意が必要です。 葬儀社と寺院への事前相談は必須 友引の葬儀の実施では、葬儀社や寺院への事前相談が非常に重要です。葬儀社に相談すれば、過去の事例をもとに、友引に配慮した葬儀の進め方や、適切な段取りを提案してもらうことができます。 菩提寺がある場合は、必ず確認しましょう。檀家に入っている場合、友引に葬儀ができるかは、寺院の考え方によっても変わります。基本的に友引の日程で葬儀をすることに問題はありませんが、日程変更をすすめる寺院もあるため、忘れずに確認することが大切です。 5.現代における友引の葬儀の捉え方 友引に葬儀を行うことに対する考え方は、時代の流れとともに変化しています。現代の友引の葬儀の捉え方をご紹介します。 多様化する葬儀と友引への意識の変化 近年では、家族葬や一日葬など、従来の一般葬にとらわれない多様な葬儀形式が選ばれています。比較的小規模で参列者が限定される葬儀が増える中で、日程の柔軟性に対する要望が高まり、友引を特別に避ける意識が薄れる傾向が見られます。 ご家族の事情を総合して判断 友引にこだわると、火葬場の予約が難航してご家族の負担が大きくなるかもしれませんが、地域やご親族の意向を尊重しなければならないご家族もいます。葬儀をいつにするかは、ご家族ごとの事情を総合的に考慮して判断するようになっています。 6.友引の葬儀に関するQ&A Q1.友引の日程で葬儀を行うことは、失礼になってしまいますか? […]

骨葬とは?選ばれる理由やメリット・デメリット、実例を解説

骨葬とは?選ばれる理由やメリット・デメリット、実例を解説

「火葬は、葬儀や告別式の後に行うもの」と考えている方が多いかもしれません。しかし、火葬を先に行い、その後に遺骨を安置して葬儀を執り行う「骨葬(こつそう)」と呼ばれる葬儀があるのをご存知でしょうか。 今回は、骨葬の詳しい意味や選ばれる理由、注意点などを解説します。具体的な実例もご紹介しますので、骨葬を検討している方や、骨葬に関心のある方は、ぜひこの記事を参考になさってください。 【もくじ】 1.骨葬とは?意味と特徴 2.骨葬が選ばれる理由とは? 3.骨葬をスムーズに行うためのポイント 4.骨葬のメリット 5.ご家族が納得して骨葬を選ぶための注意点 6.地域別の骨葬の実例 7.骨葬に関するQ&A 8.骨葬の注意点を理解して後悔しない選択をしましょう 1.骨葬とは?意味と特徴 骨葬とは、葬儀・告別式に先立って火葬を行う葬儀形式で、「前火葬(まえかそう)」とも言います。一般的な葬儀(後火葬)は、葬儀・告別式の後に火葬場へ向かいますが、骨葬は逆で、火葬後に遺骨を祭壇に安置し、参列者は遺骨を前に故人様をしのびます。 葬儀当日の儀式の流れは、棺の代わりに祭壇へご遺骨を安置する点を除けば、一般的な葬儀と大きくは変わりません。僧侶による読経や参列者のお焼香といった儀式は、通常通り執り行われます。 2.骨葬が選ばれる理由とは? 火葬をしてから葬儀を行う骨葬は、どのような理由で選ばれるのでしょうか。主な理由を解説します。 地域の風習として根付いている場合 骨葬は、地域の風習として選ばれることがあります。たとえば、地域特有のさまざまな理由でご親族が集まるのに時間がかかり、葬儀が遅れることが多かった地域では、お身体の長期にわたる安置が難しい状況であったため、骨葬が定着し、現在も風習として根付いています。 骨葬の風習が見られる具体的な地域については、後段の「地域別の骨葬の実例」で詳しく紹介します。 お身体の保存が難しい場合 骨葬は、お身体の保存が難しい状況で選ばれることもあります。高温多湿な環境や、保存設備が整っていない場合、火葬を先に行うことで、安心して葬儀を行うことが可能です。夏季など気温が高い時期にも、ご遺族の心のご負担を軽くすることができるでしょう。 遠方で亡くなられた場合 遠方でご家族が亡くなられた場合、骨葬はご遺族の心身の負担を軽くすることにつながります。たとえば海外で亡くなったような場合、お身体をそのまま搬送するには高額な費用と手続きが必要になるため、現地で火葬を行い、遺骨を持ち帰り葬儀を行うのが一般的です。 国内でも、遠方で亡くなった場合は、やはり搬送が困難であるため、骨葬が選択されることがあります。 お身体の状態が著しく損なわれた場合 事故や災害による外傷や孤独死による発見の遅れなどで、お身体の状態が著しく損なわれた場合も、骨葬が適しています。故人様の尊厳を守りながら、ご家族が心の負担を感じることなく、遺骨を前に穏やかにお別れの時間を過ごしていただくことが可能です。 大規模な葬儀を計画する場合 著名な方などが逝去した場合、多くの関係者への連絡や会場手配に時間がかかります。お身体を安置したままで大規模な葬儀を準備するのは難しいため、まずご親族のみで葬儀を行い、火葬を済ませた後に「本葬」として骨葬を執り行う形式が選ばれます。 3.骨葬をスムーズに行うためのポイント 骨葬を円滑に進行するには、事前準備が欠かせません。スムーズに進めるためのポイントを解説します。 火葬場の早期予約を行う 骨葬は火葬を先に行うため、火葬場の予約を早めにすることが重要です。特に、お盆、年末年始、連休は予約が取りにくくなるため、日程が決まり次第、すぐに火葬場を確保します。 遺骨の保管場所の確保 火葬後の遺骨は、葬儀までの安置場所を確保しておくことが大切です。自宅で安置する場合は、湿気や直射日光を避け、風通しがよい場所を用意しましょう。また、自宅での安置が難しい場合には、葬儀社を通じて一時保管先を紹介してもらうことも可能です。 参列者への事前説明 骨葬は、一般的な葬儀とは異なるため、参列者が戸惑われたり、誤解されたりする可能性があります。葬儀の案内状や事前の連絡で「火葬を先に済ませているため、当日は遺骨を前にした葬儀になります」と丁寧に伝えることが必須です。 供養方法を決めておく 「どこに納骨するべきか」でご家族間の意見が分かれ、トラブルにならないために、遺骨の供養方法を決めておきましょう。 供養方法の選択肢としては、以下があります。 ・寺院や霊園のお墓、納骨堂への納骨 菩提(ぼだい)寺や霊園に構えるお墓は、代々受け継いでいくことも、新しく建てることもできる供養の形です。近年では天候に左右されない屋内型の納骨堂を選ばれる方も増えています。 ・自然散骨(海洋散骨・樹木葬) 故人様が自然志向の供養を希望される場合、海洋散骨や樹木葬という選択肢もあります。 ・分骨して複数の場所で供養 ご家族が複数の地域にいる場合、分骨してそれぞれで供養することも可能です。 ・自宅での手元供養 ご家族がいつでも故人様をしのべるよう、ご自宅で遺骨を保管します。 4.骨葬のメリット 骨葬には、一般的な葬儀にはない、火葬を先にするからこそのメリットがあります。 日程調整が柔軟にできる 火葬を先に行うことで、葬儀の日程を参列者の都合に合わせて柔軟に調整することができます。参列者が集まりやすい日に葬儀を行うことも可能になるため、より大勢の方と共に故人様をしのぶことができるでしょう。 安置場所に関する負担が軽減される 火葬後はご遺骨の状態でご安置するため、場所の確保について悩むことが少なくなります。ご自宅のスペースや季節などに左右されることなく、安心して故人様をお見送りできるでしょう。 遠方からの搬送が円滑になる 遠方や海外で逝去した場合、現地で火葬し、遺骨を持ち帰って葬儀を行うことで、お身体を搬送する費用や手続きの負担が軽減されます。特に、国際線でのお身体の搬送は手続きが複雑ですが、遺骨であればより円滑に通関手続きを行うことができます。 […]

御霊前と御仏前、お香典の表書きはどちら?選び方と正しい書き方を解説

御霊前と御仏前、お香典の表書きはどちら?選び方と正しい書き方を解説

香典袋の表書きには「御霊前」「御仏前」など複数の種類があり、どれを選べばいいのか迷うこともあるでしょう。 宗教や地域の違いだけでなく、お香典をお渡しするタイミングによっても、表書きは変わります。この記事では、迷いやすい表書きの選び方や書き方について、わかりやすく解説します。お香典の準備を控えている方、香典袋の表書きのマナーを確認したい方は、ぜひこの記事を参考にしてください。 【もくじ】 1.香典袋の表書きには「御霊前」「御仏前」どちらを書く? 2.御霊前か御仏前か?判断に迷う場合の対応 3.香典袋の正しい書き方【表書き・氏名・中袋】 4.香典袋の種類と選び方【水引き・デザイン】 5.香典袋へのお金の入れ方と渡し方 6.御霊前と御仏前を正しく理解し、心を込めてお香典を準備しましょう 1.香典袋の表書きには「御霊前」「御仏前」どちらを書く? 葬儀や法要で香典袋に記す表書きは、相手の宗派や供養のタイミングによって変わります。しかし「どちらを書けば失礼にならないのか」と不安になる方も多いでしょう。ここでは、表書き選びの基本を、早わかり診断図も交えてご説明します。 「御霊前」と「御仏前」の違い 「御霊前」と「御仏前」は、どちらも「故人様へのお供え」を意味する表書きです。大まかな違いは以下の通りです。 ・御霊前:通夜・葬儀・告別式で使うのが一般的 ・御仏前:四十九日以降の法要などで使われる 多くの仏教宗派では、四十九日までは故人様は「霊」の状態とされるため「御霊前」を使い、忌明け後に「仏」となると考えられるため「御仏前」に変わります。 ただし、浄土真宗では「亡くなってすぐに成仏して仏になる」とされるため、葬儀でも「御仏前」を使用します。また、神道でも、「故人様の御霊(みたま)にお供えする」という考えから「御霊前」が用いられます。 このように言葉の背景には、宗教的な死生観が関わっています。より詳しくは、「御霊前と御仏前の違い」の記事をご参照ください。 状況別の正しい香典袋の表書き 御霊前・御仏前の言葉の違いはわかっても、いざご自身の場合に当てはめるのは難しいものです。そこで、宗教・宗派や場面に応じて適切な表書きを判断できる「表書き 早わかり診断図」をご用意しました。迷った際の参考として、ぜひご活用ください。 2.御霊前か御仏前か?判断に迷う場合の対応 基本的なルールを理解しても、実際の場面では判断に迷うことがあります。そのような時の対応を、以下よりご紹介いたします。 宗派が不明な時の対応 故人様の宗派や宗教がわからない場合、香典袋の表書きは「御香典(おこうでん)」と書くのが一つの解決策となります。御香典は、仏教の多くの宗派で時期を問わずに使えるため、覚えておくとよいでしょう。 注意したいのは、神道やキリスト教など、仏教以外の可能性がある場合です。御香典は「お線香」に由来する仏教色の強い言葉であるため、神道やキリスト教など、仏教以外の葬儀で使うのは、厳密にはマナー違反にあたる可能性があります。そのため、故人様の宗教が仏教以外である可能性が高い場合は、より注意が必要です。 最も確実なのは事前確認をすること 最も確実で丁寧な方法は、事前に確認することです。ご遺族に直接尋ねるのが難しい場合でも、葬儀社や親しい親族の方に問い合わせれば、教えてもらえることがほとんどです。後悔のないように、可能な範囲で確認することをおすすめします。 また、地域によっては独自の慣習が根付いている場合もあります。特に地方の葬儀に参列する際は、地域の慣習に詳しい方に相談すると、より安心でしょう。 3.香典袋の正しい書き方【表書き・氏名・中袋】 「御霊前」や「御仏前」といった表書きの選び方がわかったら、次は実際に香典袋に文字を書く際の具体的なマナーを押さえておきましょう。ここでは、筆記具の選び方から名前・金額の書き方までを解説します。 筆記具と墨の選び方 香典袋の表書きには、毛筆や筆ペンを使うのが正式とされています。書く際には、墨の濃さにも注意が必要です。一般的に、通夜や葬儀では薄墨を、四十九日法要以降では濃墨を使います。薄墨は「悲しみの涙で墨が薄まった」「急なことで墨を十分に準備できなかった」といったお悔やみの気持ちを表すものです。 このような使い分けは、仏教だけでなく神道やキリスト教の場合でも、日本の慣習として広く用いられています。市販の筆ペンには慶弔用の両頭タイプや、薄墨専用のものもありますので、一本用意しておくと、いざという時に便利です。何よりも、相手が読みやすいように、心を込めて丁寧に書くことを心がけましょう。 氏名の書き方と人数ごとのポイント 香典袋の表書きの下には、贈り主の名前を記し、誰からのものか明確にします。書き方の基本は以下の通りです。 ・1名の場合 フルネームを中央に記載。 ・2名の場合 中央に並べて記載。夫婦の場合は夫の名前を右側に書くのが一般的。 ・3名の場合 右から目上の順に記入。 とくに順位がなければ、あいうえお順に記す。 ・4名以上の場合 代表者の名前のみを書き、「他一同」や「〇〇一同」と記載することが多い。 人数が多い場合は、別紙に全員の名前を書き添えてもよいでしょう。手間を惜しまず、故人様やご遺族に失礼のない書き方を心がけてください。 中袋の書き方 香典袋は「外袋(表書きがある袋)」と「中袋(現金を包む内側の袋)」の二重構造の袋を使うことが多くあります。それぞれ以下のように記載します。 ・表面中央に縦書きで金額を記載する ・中袋の裏面中央やや左に住所、その左に氏名を縦書きで書く 中袋に住所や金額を記載する場合、外袋の裏面には何も書きません。誰からのお香典か判別しやすいように、読みやすく丁寧な字で書くことを心がけましょう。 4.香典袋の種類と選び方【水引き・デザイン】 香典袋は、水引の色や結び方、袋の形状によって意味合いが異なります。故人様やご遺族に失礼のないよう、適切な香典袋を選びましょう。 水引の色と結び方 弔事では、不幸が二度と繰り返されないようにとの願いを込めて、一度結ぶと固く結ばれてほどけない「結び切り」の水引を使います。色は白黒か双銀のものを選んでください。お祝い事で使われる蝶結びは、何度も結び直せることから「繰り返し」を意味するため、香典袋には絶対に使用しないようにしましょう。 袋の格は金額に合わせる […]

家族葬に供花は贈るべき?マナーや注意点を紹介

家族葬に供花は贈るべき?マナーや注意点を紹介

訃報をうけてから、お悔やみの気持ちを込めた弔意をお伝えする手段のひとつに「ご供花を贈る」というものがあります。これまでお世話になった故人様とそのご遺族にと、訃報をもらえば贈るスタンスのご供花ですが、家族葬ではご遺族がお香典や供花を辞退するケースもあるため、注意が必要です。 そこで今回は、家族葬における供花のマナーや注意点をご紹介します。 【もくじ】 1.家族葬で供花は贈るべき? 2.家族葬で供花を贈るときのマナー 3.家族葬で供花に代わってお花代を渡すときのマナー 4.家族葬に贈る供花に関するQ&A 5.まとめ 1.家族葬で供花は贈るべき? 家族葬は参列やお香典について辞退の意を示すケースが多いことから、お悔やみの気持ちを込めた弔意をお伝えする方法として、ご供花を贈るべきか迷われることもあるのではないでしょうか。 まずは、家族葬であってもどんなケースならご供花を贈って良いのか、判断基準や贈るタイミングをご説明いたします。 供花を贈るかどうかの判断基準 家族葬にご供花を贈るかどうかは、ご遺族がご供花を辞退しているかどうかが判断基準となります。たとえご供花を辞退する旨の案内がなかったとしても、お香典やお供え物の辞退をしていることもありますので、合わせてチェックしてみると良いでしょう。 家族葬でよくある「辞退させていただきます」は、葬儀への負担をかけたくない、かけさせたくないなどの理由が隠れています。ですので、弔意を伝えたいからと、ご家族の意に反してご供花を一方的に贈るのは避けましょう。もしどうしてもご供花を贈りたい場合には、事前にご遺族に連絡し、確認を取るようにすると良いでしょう。了承いただければ送り先の斎場や葬儀社への連絡先を教えてくれますよ。 供花はいつ贈る? 家族葬にご供花を贈る場合、お通夜が始まる前に葬儀場に届くように手配しましょう。 もちろん、ご供花の手配は訃報を受けてからで問題ありません。逆にあまりにも早く届くと、訃報なのに事前に用意していたようにみえてしまう場合もあるので気を付けましょう。また、他の葬儀社や生花店からのご供花の持ち込みを禁止するケースがあるので、葬儀社に相談してみると良いでしょう。 2.家族葬で供花を贈るときのマナー 家族葬にご供花を贈る場合、そのマナーは意識しておきたいところです。ここからは家族葬におけるご供花のマナーについて解説していきます。 供花の送り先や名札への記名 家族葬にご供花を贈る場合、基本的には葬儀を執り行う斎場または、自宅で葬儀をする場合はご自宅に送りましょう。ご供花のあて名は喪主様のお名前が望ましいのですが、不明な場合は、「○○家様」「○○家ご遺族様」など、ご遺族あてにしてもかまいません。 また、ご供花には、贈り主の名前を表示する名札があります。基本的には、次のように書けば大丈夫です。 ・送り主がご自身のみの場合:ご自身のフルネーム ・家族、兄弟などの連名で贈る場合:○○家一同など ・会社として贈る場合:会社の代表者名 ・社内の部署やチームとして贈る場合:○○部□□課一同など なお、キリスト教の家族葬の場合は、籠に入れられた花を自宅に贈る(名札はつけない)ことがマナーですので、司祭や牧師様に確認をとっておくとよいでしょう。 供花に適した花とは? 家族葬にご供花を贈る場合、どんな花を選べば良いか迷う方もいらっしゃるでしょう。 バラのようなトゲのある花や、お祝い事を連想させる真っ赤な花は避けたほうが良いとされていますが、はっきりとした決まりはありません。 ただし、宗教によっては供花の色味や花を指定することもあるため注意が必要です。それぞれよく選ばれる花をご紹介します。 <仏教・神道によくあるご供花> 色合い:白、薄い黄色など、必要以上に華美でないもの 代表的な花:菊、ユリ、カーネーション、トルコキキョウ、胡蝶蘭など <キリスト教葬によくあるご供花> 色合い:基本的に白 代表的な花:ユリ、カーネーションなど これらは宗派や、世間一般的な供花マナーとして失礼に当たらない花です。最近では無宗教葬や、故人様が好きだった花を取り入れる花祭壇も主流になってきていますので、故人様と近しい間柄で、お好きな花があったなら、それをご供花の中に含めることも良いでしょう。 供花に悩んだら、フラワーショップやネットストアなどで検索をすると、大体の色味や価格帯でラインナップがわかりますよ。ご自身でご供花アレンジを贈るときも参考になるはずです。 高額な供花はご遺族に気を遣わせてしまう 家族葬における供花の相場はおおむね10,000円~20,000円程度です。あまりに高額なものはご遺族に気を遣わせてしまうことがあるので気を付けましょう。 ご供花には、祭壇の横にスタンドを立てて飾るものと、籠に花を入れて贈る2つのタイプがあります。スタンド方式で1対です。祭壇の左右に飾るため、倍の費用が必要になるのを覚えておくと良いでしょう。どのご供花が適しているのか、供花を贈る側と受け取る側の立場や、交流がどういった関係性にあるのかなど事前に調べておくことをおすすめします。また、親族なのか友人なのか、または職場関係者かで、ご供花のタイプも変わってきます。 もし、迷われたら葬儀社や花屋さんに聞いてみるとよいでしょう。 3.家族葬で供花に代わってお花代を渡すときのマナー 家族葬では、ご供花の代わりに「お花代」をお渡しすることもできます。供花の相場である10,000円~20,000円を白い無地の封筒、または水引がついた一般的な不祝儀袋に入れ、水引の上部分に「お花代」、その下に贈り主の名前を縦書きで記入します。お香典とは異なる意味を持つものですので、封筒を分けてお渡ししましょう。 ただし、お花代は「お香典の代わりに渡すもの」という意味を持つことがあります。この場合、お渡しする金額はお香典の相場になるので覚えておくと良いでしょう。 4.家族葬に贈る供花に関するQ&A Q1. 家族葬に贈る供花は、季節や気温に左右されない造花でもよいでしょうか? A.「造花を贈ってはならない」という決まりはありませんが、生花をお贈りするのが一般的です。 造花(アーティフィシャルフラワー)は、枯れない・手入れ不要・季節に左右されないという特長があり、花祭壇に使用されることもあります。葬儀の場に持ち込んではいけないという決まりもなく、場面によっては活用されていますが、供花として贈る場合には生花を選ぶのが一般的です。 生花は、やわらかな質感や自然な香り、一輪ごとに異なる色合いを持ち、命の美しさや儚さを感じさせてくれる存在です。こうした魅力が、悲しみに寄り添う花として選ばれている理由でもあります。特別な理由がない限り、供花には造花ではなく、生花を選ぶのが望ましいでしょう。 Q2. 家族葬に贈る供花は、どのような流れで手配するものですか? A.基本的には、喪主様かご遺族、葬儀会場に、葬儀を担当している葬儀社を確認し、インターネット、または電話などで必要事項を伝え、指定された方法で代金を支払います。 […]

家族葬にはデメリットもある?事前に考えておくべきことは?

家族葬にはデメリットもある?事前に考えておくべきことは?

葬儀で故人様と縁の深い方だけが参列する「家族葬」という形式の葬儀があります。最近は注目度が高まっており、選ばれることも増えていますが、もちろんメリットだけでなくデメリットも存在します。そこで今回は、家族葬のメリット・デメリットに注目して、家族葬を営む際、事前に考えておくべきことをご紹介いたします。 【もくじ】 1.家族葬のメリット 2.家族葬のデメリット 3.家族葬で事前に考えておくべきことは? 4.家族葬のメリット・デメリットに関するQ&A 5.まとめ 1.家族葬のメリット

献杯の挨拶の注意点を解説|乾杯との違いやマナー、立場別の文例

献杯の挨拶の注意点を解説|乾杯との違いやマナー、立場別の文例

葬儀の場で献杯の挨拶を依頼された際、「乾杯とどう違うのだろう」「どのような挨拶をすれば失礼にあたらないか」と、戸惑う方は少なくありません。故人様とご遺族に失礼のないよう、注意点を事前にしっかり理解しておくことが大切です。 そこで今回は、献杯と乾杯の違いから、葬儀で挨拶するときの注意点を解説します。気をつけたいマナーや、立場別の文例もご紹介いたしますので、葬儀を控えた喪主様や、献杯の挨拶を依頼された方は、ぜひこの記事を参考にしてください。 【もくじ】 1.乾杯と献杯の違いと注意点 2.献杯の挨拶を行う場面と一般的な流れ 3.葬儀での献杯の挨拶は誰が行う? 4.献杯の挨拶で気をつけたい4つの注意点 5.献杯の挨拶で何を話す?内容の注意点 6.葬儀の献杯挨拶の立場別文例 1.乾杯と献杯の違いと注意点 乾杯と献杯は、似た行為でありながら意味や目的が大きく異なります。まずは多くの方に馴染みのある「乾杯」の意味をおさらいし、それと比較しながら「献杯」について詳しく解説します。 乾杯とは 「乾杯(かんぱい)」は、祝いの席や喜びを分かち合う場面で、参加者全員が杯を掲げて祝意を表す行為を指します。代表者の「乾杯」の発声に続いて、参加者が「乾杯」と唱和しながら杯を掲げて共に喜びを分かち合います。   場の一体感を高め、喜びや親睦を深める目的で行われ、参加者同士がグラスを合わせることも一般的です。結婚式や新年会、歓送迎会などでよく行われます。 献杯とは 一方、「献杯(けんぱい)」は、葬儀や法要といったお悔やみの席で、故人様や神仏に対して敬意や祈りを捧げるために、静かに杯を掲げる行為です。代表者が「献杯」と一言発し、続いて参加者が「献杯」と静かに唱和しながら杯を掲げます。 乾杯とは異なり、グラスを合わせたり、大声で発声したりすることは避けます。この点が、最も注意すべき点だと言えるでしょう。 2.献杯の挨拶を行う場面と一般的な流れ 献杯の挨拶は、いつ行われるのでしょうか。献杯の挨拶をする代表的な場面や、挨拶から献杯に至る流れを解説します。 献杯の挨拶はいつ行うのか 一般的に献杯の挨拶は、通夜や葬儀、法要の後に行われる会食の開始前に行います。献杯の挨拶が行われる代表的な場面は以下です。 ・通夜後の「通夜振る舞い」 ・葬儀後の「精進落とし」 ・法要後の「お斎(おとき)」 献杯は、故人様に対してお酒などの飲み物を捧げ、敬意や感謝の気持ちを表す行為であるため、親しい友人同士が集まって故人様をしのぶ際にも行われます。「通夜振る舞いにおける献杯」や「精進落としで行う挨拶」については、別の記事で詳しくご紹介しております。ぜひ、そちらをご覧ください。 挨拶から献杯までの流れ 献杯の挨拶をスムーズに行うには、会食全体の流れを理解しておくことが大切です。挨拶のタイミングや手順が明確にわかるよう、以下に一般的な流れをご紹介します。 1.会食会場に参列者が移動し、全員が着席する 2.飲み物が全員に行き渡るように配られる 3.指定された方が立ち上がり、挨拶を行う 4.挨拶の締めくくりに「献杯」と発声する 5.全員が杯を胸の高さに掲げ、静かに「献杯」と唱和し、グラスに口をつける 6.黙とう、または合掌 7.代表者の「どうぞお召し上がりください」などの言葉で会食が開始される 流れやマナーは、地域や宗派によって細かな作法が異なる場合もあるため、注意しましょう。特に黙とうや合掌は、どちらを先に行うか、あるいは行わないかといった違いが見られますので、当日の進行や周囲の状況に合わせて対応するとよいでしょう。 3.葬儀での献杯の挨拶は誰が行う? 葬儀での献杯の挨拶を誰が行うかに明確な決まりはありません。喪主様やご遺族が、故人様との関係性などを考慮して、適任者にお願いするのが一般的です。ここでは、どのような方が挨拶を行うことが多いのか、一般的なケースをご紹介します。 喪主が行う場合 献杯の挨拶を喪主様が務めるケースもあります。特に家族葬や小規模な葬儀では、喪主様が会食の開始前に参列者への感謝の意を述べ、そのまま献杯の音頭を取ることもあります。 親族代表が行う場合 喪主様の負担を軽減したい場合や、故人様との関係性から、ご親族の代表者が献杯の挨拶を行うこともあります。故人様の兄弟姉妹や長男・長女など、故人様と関係の深いご親族が行う場合が多いです。 会社関係者が行う場合 故人様の会社関係者が、献杯の挨拶を行うケースも見られます。特に、故人様が社会的に活躍していた場合や、葬儀に職場の参列者が多い場合は、会社の上司や同僚が挨拶を担当することもあります。 4.献杯の挨拶で気をつけたい4つの注意点 献杯の挨拶は、参列者と共に故人様をしのぶ大切な時間です。こちらでは、献杯の挨拶で特に気をつけたい4つの注意点を解説します。 1.挨拶は2〜3分で簡潔に 献杯の挨拶は、会食の開始前に行われるため、参列者を長く待たせないよう2〜3分程度を目安に簡潔にまとめます。故人様をしのぶ気持ちは大切ですが、他の参列者への配慮を忘れずにあらかじめ話す内容を整理し、要点を絞って話しましょう。 2.故人との関係性を明確にする 最初に、故人様との関係性を明確に述べることが大切です。「〇〇会社の同僚の△△です」「故人の甥の□□です」といったように、参列者が故人様と挨拶者との関係性を理解できるように冒頭で簡潔に述べます。 3.忌み言葉・重ね言葉を避ける 不幸や不吉なことを連想させる「忌み言葉」を避けることも、重要な注意点です。具体的には、「苦しみ・散る・消える・浮かばれない」などです。また、「重ね重ね・たびたび・またまた」など同じ言葉を繰り返す「重ね言葉」も、不幸が重なることを連想させるため、使いません。 4.静かに杯を掲げるのが作法 献杯の際には、静かに杯を掲げるのが作法です。「献杯」と静かに述べて杯を胸の高さまで持ち上げ、故人様をしのびます。声高に音頭を取ったり、杯を強く打ち合わせたりするのはマナー違反であるため、特に注意が必要です。 5.献杯の挨拶で何を話す?内容の注意点 […]

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