終活に役立つおすすめ本26選!初心者向けから専門分野まで幅広く紹介

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終活に役立つおすすめ本26選!初心者向けから専門分野まで幅広く紹介

終活とは、人生の最期を自分らしく過ごすために行う活動の総称です。そろそろ終活を始めようと思ったとき、「終活を始めている友人知人から聞く」「インターネットで検索する」など、方法はさまざまありますが、時にはじっくりと腰を据えて、終活に関する本を読んでみるのはいかがでしょうか。

今回は、終活に役立つ26冊を、テーマごとに分けてご紹介します。初心者向けのやさしい内容から、詳しい知識が身に付く専門書まで取り上げておりますので、あなたにぴったりな終活本が見つかるでしょう。ぜひ最後までお付き合いください。

【もくじ】

  1. 1.【終活の基本・全体像】がわかる本
  2. 2.【生前整理・身辺整理】の終活本
  3. 3.【エンディングノート】のおすすめ本
  4. 4.【相続・遺言書作成】についての終活おすすめ本
  5. 5.【老後の財産管理】に関する終活本
  6. 6.【生き方・死生観】を考えるきっかけになる終活本
  7. 7.【介護・医療】について知識を得られる終活本
  8. 8.【葬儀・お墓・供養】のことがわかる終活本
  9. 9.【おひとりさま】のための終活おすすめ本
  10. 10.【親の終活・実家の片付け】についてヒントが得られる本
  11. 11.終活を本で学ぶ主なメリット
  12. 12.終活の本に関するQ&A
  13. 13.自分にぴったりの終活本を見つけて終活の知識を身につけましょう

1.【終活の基本・全体像】がわかる本

【終活の基本・全体像】がわかる本

「終活ってそもそもなに?」「どんなことをしなくてはならないの?」と漠然とした疑問をお持ちの方には、終活の基本や終活の全体像が把握できる本がおすすめです。

老後ひとり暮らしの壁 山村秀炯 著/アスコム

近年、「配偶者に先立たれる」「子どもと同居していない」などにより、老後にひとり暮らしをする人が増加しています。ひとり暮らしの老後には、頼る人がいないことからさまざまな不安が起こります。

本書では、数千件の老後のひとり暮らしをサポートしてきた生前整理・遺品整理のプロが、「老後のひとり暮らしで起こるさまざまな不安=壁」について、考え方と乗り越え方をわかりやすく解説しています。終活を考え始めた人にとって、入門書として活用できるでしょう。

自分と家族の生前の整理と手続き 根本達矢など弁護士・税理士4名 著/文響社

終活にまつわる150の疑問を、一問一答式で解説している本です。家族に伝えるべき「資産」「家系図」「思い出」や、医療や介護、葬儀・お墓にまつわる希望をまとめるための実践シートがついており、エンディングノートとしても使えます。

難解な法律や税金の仕組み、専門用語については、専門家監修のもと、図解や漫画を使ってかみ砕いて説明されています。制度や手続きに苦手意識を持っている人でも、安心して取り組むことができるでしょう。

「おふたりさまの老後」は準備が10割 松尾拓也 著/東洋経済新報社

終活にあたって最低限知っておくべき知識と、事前の備えを網羅している本です。子どもがおらず夫婦二人で老後を送る方に向け書かれていますが、お子様がいるご夫婦にもおすすめの内容です。

「おふたりさま老後問題」として特に多く見られる、老後の住まいや遺産相続、お墓、病気になった時の考え方などについて、Q&A方式で解説しています。二人で過ごす老後に向けて、具体的な準備の道筋が見えてくるでしょう。

2.【生前整理・身辺整理】の終活本

【生前整理・身辺整理】の終活本

「いらないものを捨てる・売却する」「使っていないサービスを解約する」といったことも、終活に含まれます。自分の持ち物を適切に管理することで、ご自身の生活をより快適にするだけでなく、ご家族の負担を軽減することにもつながります。

生前整理・身辺整理をする前に読んでおきたい終活本をご紹介します。

家族に感謝される終活整理術 内藤久 著/彩図社

これまで2150件以上の遺品整理を行ってきたプロである著者が、以下のような内容について詳しく解説しています。

・遺品整理の現場でご遺族からどのような声があがるのか
・よくある遺品トラブルと対処法
・元気なうちから自分の手で身辺整理をすることの重要さ など

処分品の指定や家族へのメッセージを直接書き込めるリストが付属しているので、将来のご家族の負担を軽減しつつ、自分らしい終活を実践できるでしょう。

デジタル遺品の探しかた・しまいかた、残しかた+隠しかた 伊勢田篤史、古田雄介 著/日本加除出版

「デジタル遺品」とは、私たちが日常生活で使っているデジタル端末や、インターネット上に保管されている情報などを指します。具体的には以下のようなものが含まれます。

・スマートフォンやパソコンの中に入っているデータ
・動画配信サービスなどのサブスクリプション
・ネット証券の資産
・SNSアカウントなど

本書では、デジタル遺品のカテゴリーごとに「探しかた」「しまいかた(処理のしかた)」「残しかた」、そして誰にも見られないようにする「隠しかた」が載っています。「デジタル遺品ってなに?」という方でも、安心して取り掛かれる内容です。

よりよく生きるための断捨離式エンディング・ノート やましたひでこ 著/主婦と生活社

不要なものを減らし生活に調和をもたらす「断捨離」を提唱者する著者が、断捨離を終活に応用する方法を紹介しています。単に「捨てる」ことだけに注目するのではなく、老いや死にまつわる不安・悩みに向き合うことの重要さを説いています。

断捨離を通して、よりよい人生のエンディングを迎えるためのヒントが詰まっており、生前整理の参考書を求める方や、人生の最終章をより充実したものにしたい方におすすめです。

3.【エンディングノート】のおすすめ本

【エンディングノート】のおすすめ本

エンディングノートとは、「財産」「相続」「医療」「介護」「葬儀」「お墓」など、人生の終末における希望や必要な情報を書き記すツールです。アナログに限らず、インターネット上で作成するタイプのエンディングノートもあります。

こちらでは、エンディングノートを書き始める前に読んでおきたい本をご紹介します。

一番わかりやすいエンディングノート 東優 監修/星雲社

エンディングノートの書き方がわからない」「何から書き始めたらよい?」という疑問が解消できる、わかりやすさに重点を置いたエンディングノートです。終活に必要な項目が流れに沿って構成されているため、読み進めながら書くだけで簡単にエンディングノートが作成できます。

行政書士が監修しているため、法的な観点からも信頼性の高い内容となっています。口座番号や預貯金額など、人に知られたくない部分を隠すことのできるスクラッチシール付きなのも、嬉しいポイントです。

看取り医がつくった人生を大切に過ごすためのエンディングノート 田谷光一 著/文友舎

多くの方を看取ってきた看取り医である著者が、「ご本人やご家族にとっての救いになってほしい」との思いから作成したエンディングノートです。

自分の意思を自分で伝えられなくなる状況に備え、残しておきたいことを書き込めるスペースが設けられています。健康なうちから終末前の医療について考えておくことの重要さをあらためて感じられる本です。

弁護士が教える自分と家族の生前整理ノート 根本達矢 監修/文響社

生前の整理と死後の手続きに役立つ情報が網羅的に解説されている、実用的なエンディングノートです。エンディングノートに記載すべき基本項目の他に、「書き込み家系図」「思い出の整理に役立つ日本と世界の書き込みマップ」「やり残したこと実践計画」など、より具体的に自分と向き合える一冊となっています。

「老後にどう過ごしたいかがまだわからない」「終活を機に自分を見つめ直してみたい」という方は、一読の価値ありです。

4.【相続・遺言書作成】についての終活おすすめ本

【相続・遺言書作成】についての終活おすすめ本

終活の中でも特に難しいのが、相続に関することです。専門用語や法律が絡むだけでなく、家族間トラブルにも気を払う必要があるため、全てを決めるのに気力・体力・時間を要するでしょう。

こちらでは、相続・遺言書作成における悩みや疑問の解消に役立つ本をご紹介します。

終活・相続の便利帖 一橋香織 監修/日本法令

上級相続診断士でもある著者が監修した、終活と相続に関する総合的なガイドブックです。難解になりがちな相続問題を、柔らかなタッチのイラストとわかりやすい簡潔な文章で説明しており、自分のペースで無理なく相続の準備を進めるのに役立ちます。

「笑顔で相続を迎えるためにもっと家族のことを知っておきませんか?」との提案のもと、ご家族との思い出を振り返って書くページも設けられており、エンディングノートとしての役割も兼ねています。

「家族とコミュニケーションをとりながら相続のことを考えたい」「自分が死んだ後に家族にプレゼントできるようなエンディングノートを作りたい」という方に特におすすめです。

家族に迷惑をかけない 死ぬまでにやっておくべき生前対策30事例 一般社団法人 相続診断協会 編集/日本法令

相続トラブルの原因を鋭く指摘し、どのような相続対策を生前に行っておくべきかを詳しく説明した本です。遺言や遺言書にまつわるさまざまな事例が載っているため、自分の死後に起こりうる問題をイメージしやすくなるでしょう。飾らない力強さを感じさせる文体で書かれており、読み応えがあります。専門家による率直な意見が知りたい方におすすめです。

令和版 遺言の書き方と相続・贈与 比留田薫 監修/主婦の友社

遺言書に法的な効力を持たせるには、「正しく書くこと」「正しく保管すること」が大切です。本書はこれを踏まえ、遺言書作成から相続手続きまでを図解でわかりやすく記載しています。

最新の相続法にも対応しているため、「自分で遺言書を書いてみたい」という方に役立つでしょう。

5.【老後の財産管理】に関する終活本

【老後の財産管理】に関する終活本

「老後にいくらお金があればいいの?」「認知症になったら財産の管理はどうするの?」といった心配は誰にでもあります。判断力が衰えても自分の財産が守ることができるノウハウ本をご紹介します。

マンガでわかる成年後見制度 中山二基子、秋田綾子 著/講談社

成年後見制度」とは、認知症や知的障害などで判断能力に自信のない人の財産を守るための制度です。本書では「介護」「通帳管理」「悪徳商法」「相続トラブル」など、実際に寄せられた財産に関わる相談を漫画で紹介し、成年後見制度を活用した解決法を解説しています。

2040年には高齢者の約15%が認知症になるという推計も出ています。いざという時に備えるためにも、成年後見制度を理解しておくことは必須といえるでしょう。

図解 いちばん親切な家族信託の本 宮田浩志 著/ナツメ社

「家族信託」とは、高齢の親に代わって子世代が財産を管理できるようにする制度です。この本では、家族信託の基本的内容や家族信託を選択することのメリット、家族信託の活用事例を解説しています。オールカラーで図解や漫画を多用しているため、最後まで興味を持って読み進めることができるでしょう。

6.【生き方・死生観】を考えるきっかけになる終活本

【生き方・死生観】を考えるきっかけになる終活本

終活で葬儀やお墓について考える上では、人生の最期について深く考えることも大切です。「残りの人生をどう生きるか」「余命を宣告されたらどうしよう」といった問いや不安には、どのように向き合えばよいのでしょうか。

こちらでは、生き方や死生観を考えるにあたり、役立つ終活本をご紹介します。

がんになった緩和ケア医が語る「残り2年」の生き方、考え方 関本剛 著/宝島社

40代で末期がんを宣告された緩和ケア医が、体験の中で感じたこと、考えたことをつづったノンフィクション本です。多くの終末期患者を看取ってきた著者ですが、今度は自らが患者となり、死期が迫る中「残りの時間をどのように生きるか」「死をどう捉えるか」に向き合います。

終活を始める方はもちろん、今現在闘病中の方や、闘病患者を支えるご家族の心に深く寄り添ってくれるでしょう。

もしも一年後、この世にいないとしたら。 清水研 著/文響社

著者は、4000人以上のがん患者の話に耳を傾けてきた現役精神科医です。こちらの本では、「人生の締め切りを意識すると、明日が変わる」と、死を意識することの重要性をやさしく教えてくれます。

死は忌避すべきもの、見たくないものとされがちですが、「あえて向き合うことで、今ある時間の大切さに気づき、新しい世界観を見いだすことができる」と著者は語ります。自分の人生の終わりが想像できず、すぐに行動を起こすことができない人に強くおすすめしたい一冊です。

7.【介護・医療】について知識を得られる終活本

【介護・医療】について知識を得られる終活本

死や老後は、誰にとっても初めての経験です。そのため、介護や終末医療に関する不安や疑問は尽きません。

不安を少しでも解消し、心構えを行うには、正しい知識を持つことが大切です。ここからは、介護・医療の知識が得られる終活本をご紹介します。

人はどう死ぬのか 久坂部羊 著/講談社

「人は実際にどうやって死んでいくのか」を、在宅診療医として豊富な臨床経験を持つ著者が詳しく解説した本です。日本では、死はセンシティブなものとして隠匿されがちです。しかし、「死の詳細」を知ることにより、理想的な最期を迎えるための判断力や心構えが身に付きます。

人によっては少々衝撃的な内容もあるかもしれませんが、いつか訪れる日に備える「死の教科書」として読んでみてはいかがでしょうか。

死を生きた人びと 訪問診療医と355人の患者 小堀鷗一郎 著/みすず書房

355人の看取りに関わってきた訪問診療医である著者が、これまで出会ってきた患者たちの「死」をつづりながら、最期の在り方について語る本です。本を読むことで、「自分はどう生きたいか」「どう死にたいか」「どう看取られたいか」のヒントが手に入るでしょう。

現在終活を行っているご本人だけでなく、周りのご家族も読んで一緒に考えられるおすすめの一冊です。

終活!送る人送られる人もホッと満足できる本 後閑愛美 著/明日香出版社

正看護師として1000人以上の最期を看取った経験を持つ著者が、幸せな最期のために本人と家族が行うべきことや、終末期の対応として間違っていること、終活に失敗したケースを例に挙げ、そこから何を学ぶかを説きます。

人にはなかなか相談できない内容についても書かれており、看取る人も看取られる人も満足して最期を迎えるための必読書といってよいでしょう。

8.【葬儀・お墓・供養】のことがわかる終活本

【葬儀・お墓・供養】のことがわかる終活本

終活には、自分の死後に関する準備も含まれています。生前のうちに葬儀やお墓について希望をまとめたり、自分でできる手続きを行ったりしておくことで、理想の旅立ちが実現できるだけでなく、ご家族の負担を大きく減らすことができます。

こちらでは、葬儀・お墓・供養に関する終活本をご紹介します。

我が家のお墓 仰倉あかり 著/ごきげんビジネス出版

自分にぴったりのお墓を見つけるための一冊です。お墓の意味や埋葬方法の種類、相場などの基本情報から、自分に最適なお墓が分かる「希望別・お墓の選び方」までを幅広く掲載しています。

先祖代々のお墓がある人、一代限りのお墓を希望する人、お墓の希望がまだ定まっていない人にもおすすめです。読むことで気持ちが軽くなり、自分らしい選択ができるようになるでしょう。

万葉学者、墓をしまい母を送る 上野誠 著/講談社

万葉学者である著者が経験してきた葬送の形の変化を、心に響く文章で描いたエッセイ本です。著者の幼少期には、自宅での看取りや葬送が当たり前でした。しかし、現代では病院や葬儀場が一般的となり、著者自身も墓じまいという選択肢に直面します。

親しみ深い文章でつづられる著者の経験には、喜びや悲しみ、戸惑いなど、悲喜こもごもが込められています。時代とともに変化していくお墓や葬儀の在り方について、自分はどのように向き合っていけばよいのかを考えさせてくれるでしょう。

9.【おひとりさま】のための終活おすすめ本

【おひとりさま】のための終活おすすめ本

「ひとりきりになってしまった後の老後が不安」「老後に頼れる人が周りにいない場合はどんなことに気を付けるべきか知りたい」……そんなおひとりさまのための終活本をご紹介します。

おひとりさまの終活「死後事務委任」 國安耕太 著/あさ出版

おひとりさまの老後不安を解消するために、必要な制度を詳しく解説する一冊です。「自分が死んだ後はどのような手続きが必要になるのか」「おひとりさまで対応が難しいことは、どの制度で解決できるか」「おひとりさまは生前になにを準備しておくべきか」がわかります。

必要な情報を整理して、自分の希望を明らかにできる“書き込み式簡易ノート”がついているため、制度を学ぶことに苦手意識を持つ方も、安心して取り組めるでしょう。

この1冊で安心!おひとりさまの終活まるわかり読本 税理士法人レガシィ 監修/PHP研究所

本書では「葬儀・埋葬」「遺産・遺品」「死の瞬間」「晩年の生活」それぞれで、身寄りのない方(おひとりさま)が、自分らしく穏やかに人生を全うするための対策が載っています。「自宅で孤独死した場合はどうなるのか」「おひとりさまの遺体は誰が引き取ってくれるのか」など、知る機会の少ない情報も多く掲載されています。

おひとりさまの老後について具体的なイメージを掴むと同時に、不安をどのように解消すればよいかがわかるでしょう。現在おひとりさまで過ごしている方だけでなく、「誰もがおひとりさまになる可能性がある」ことを踏まえて、終活を始める方全員に読んでほしい一冊です。

10.【親の終活・実家の片付け】についてヒントが得られる本

ご自身の親の終活について考え始めた方もいるかもしれません。

こちらでは、自分の親に終活を始めてほしいと悩んでいる方におすすめの本をご紹介します。

そろそろ親とお金の話をしてください 安田まゆみ 著/ポプラ社

いざとなってからでは遅すぎる「親の老後のお金問題」について詳しく取り上げた一冊です。多くの人が直面する可能性のある相続問題や介護・医療費用のトラブルを回避するための方法を紹介しています。

金銭的な話は言い出しづらいものですが、この本ではそのようなデリケートな話題を穏便に進めるための方法も提案しています。

実家じまい終わらせました! 松本明子 著/祥伝社

芸能人の松本明子さんが「実家じまいで失敗してしまった」経験をもとに、「どうすればよかったのか」を専門家とともに考えます。本書では、以下の3つに主に焦点を当てています。

・空き家の処分
・家財整理
・墓じまい

ご親族とのトラブルを避けながら親の終活をサポートする方法や、相続問題の解決策がわかる実用書です。

親ともめずにできる これがリアルな実家の片づけです。 内藤久 著/ディスカヴァー・トゥエンティワン

「実家を片付けようとするたびに親と揉めてしまう」と悩んでいる方におすすめの本です。スムーズに実家を片付けるための心構えや秘訣が、1650件以上の家の遺品整理を行ってきた専門家ならではのリアルな視点で書かれています。

11.終活を本で学ぶ主なメリット

終活を学ぶ方法はさまざまです。インターネットやテレビ、知人からの伝聞などで迅速に情報が得られる中、あえて本を選択するメリットにはどのようなことがあるのでしょうか?

自分が気づいていなかった「重要な情報」も入手できる

インターネット検索は、知りたいことが即座に調べられるメリットがありますが、得られる情報が断片的になりがちです。一方、本はひとつのテーマについて章や節に分けて順序立てて書かれているため、知識を整理して理解しやすくなっています。

本を読み進める過程で、「自分が意識していなかったけれど実は必要な情報」を発見することもあります。思わぬ発見が得られやすい点は、本ならではの魅力といえるでしょう。

終活をどこまで進めたかがわかりやすくなる

終活では考えるべきこと、取り組むべきことが多く、やる気を継続することが難しいと感じる方も多くいらっしゃいます。そのような場合、本を活用することで、終活をスムーズに進められることがあります。

本に沿って終活を進めてゆけば、取り組んだ実績がわかりやすくなり、意欲的に終活を続ける効果が期待できます。必要に応じて、本に書き込みができるのも魅力のひとつです。

情報の正確性が高い

出版された本は、通常、出版社によって校閲、編集されているため、信頼性が高い傾向にあります。そこで、基本的な情報は本から学び、最新の動向や変更点、細かな疑問点については、インターネット検索や専門家への相談などで補足すると効果的です。

情報へのアプローチを使い分けることで、最新の法律やルールを踏まえ、より正しい判断ができるようになるでしょう。

12.終活の本に関するQ&A

A.まずは気軽に、「興味を引くもの」「ベストセラーに挙がっているもの」などから手にとってみましょう。

文章を読むことが苦手であれば、エッセイスタイルや漫画、図解の多い終活本を探してみるのはいかがでしょうか。目次を眺めて内容に興味が持てそうな本を選んでもよいでしょう。書店ランキングやベストセラーなど、多くの人がおすすめするものから読み始めるのもよい方法です。

A.終活の役割は、自分の人生の最期をより豊かに過ごすことにあります。終活を行うことで、残された時間をより意識し、日々の暮らしをより充実させる機会が持てます。

「豊かに過ごす」とは、経済状況が安定していることに限らず、人生の質を高めることを指します。終活で医療や介護、財産、見送られ方に対する希望をまとめたり、自分で行える手続きを済ませたりしておくことで、いざという時に望んだ最期を迎えやすくできるでしょう。

終活本を読むなどして必要な準備や手続きをしておくことで、残されたご家族の負担が軽減されるメリットもあります。

A.まずは、終活に関係なく取り組める片付けや、エンディングノートの入手といった簡単なことから始めてみてはいかがでしょうか。

終活をするとどうしても自分の死について考えてしまいますし、取り組むべき事柄に圧倒されてしまうのは自然なことです。たとえば「身辺整理(断捨離)」「家族との相談」など、身近にできることから始めることで、自然と終活への意識が高まり、無理なく進めるようになるかもしれません。ご家族と介護やお金について率直に話してみるのもおすすめです。

13.自分にぴったりの終活本を見つけて終活の知識を身につけましょう

「終活」という言葉はまだ比較的新しく、具体的にどのようなことをすればよいのか詳しく把握していなかったり、意欲的になれなかったりする人が多いのが実情です。しかし「人生100年時代」とも謳われる現代において、終活は自分の人生をより豊かに過ごすために必要な活動となっています。

全ては未来の自分のためにつながると考えて、まずは自分にぴったりの終活本を見つけることから始めてはいかがでしょうか。

今回こちらのコラムを書いた花葬儀では、終活でお困りの方にさまざまなサポートを行っております。メンバーシップクラブ「リベントファミリー」では、葬儀だけでなく相続や生前整理、介護などのご相談をひとつの窓口で承っております。この機会に、ぜひご検討ください。

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