「終活でやること」12選|人生の最期をより豊かに過ごすためのすすめ
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- 【 終活の基礎知識 】
終活でやることは多岐に渡ります。「何から手をつければよいのか」「自分にとって最優先で取り組まなければならないことは何か」と悩む方は多いでしょう。
今回は終活でやることを12個リストアップし、ひとつずつご紹介します。これから終活を始める方や、終活について考え始めた方に必見の内容です。最後まで目を通していただき、ぜひ参考になさってください。
1.終活とは何か?意味と目的を押さえておこう
そもそも「終活」とは何を指すのでしょうか?
こちらでは終活の意味と、終活に対する意識調査の結果をご紹介します。
終活の意味とは?
終活とは「人生の終わりに備える活動全般」を意味します。活動内容は、主に以下の6つです。
- 1.身辺整理
- 2.エンディングノートや遺言書の作成
- 3.介護・医療に関する希望のまとめ
- 4.財産管理と整理
- 5.葬儀の準備
- 6.お墓の準備
20代でも半数近くが終活に興味あり
楽天インサイト株式会社が、2024年1月に行った「終活に関する調査」の結果をご紹介します。「人生の最後に備えて行う活動」と聞くと、終活を始める時期は「定年退職後」や「60代くらいから」とイメージする方が多いかもしれません。しかし実際は、終活の意向を持つ20代が4割以上もいることがわかりました。
また、終活をする理由・したい理由については、全ての年代が「家族に迷惑をかけたくないから」を一番に挙げています。「病気や怪我、老化などで寝たきりになった場合に備えるため」を選んだ方も多く見られました。
これらの結果から、「終活」が幅広い世代に浸透し、将来に備える意識が若い人にも根付きつつあることがうかがえます。
出典:終活に関する調査 楽天インサイト調べ(2024年1月)
URL:https://insight.rakuten.co.jp/report/20240304/
2.終活をするメリット
終活をするのは「家族に迷惑をかけず、もしもの将来に備えるため」と回答する人が多いことをご説明しました。ここでは、具体的に終活にはどのようなメリットがあるのか、もう少し掘り下げてご説明します。
終末期や死後の希望がかなえやすくなる
人は誰しも、いずれ病気や老化により死を迎えますが、その死の間際には、どなたもが「終末期」を経験する可能性があります。「終末期」とは、病気の回復が見込めず、死を待つ期間を指します。
終末期に入った患者には、残りの時間を穏やかに過ごすためのケアが施されることがあり、これを「ターミナルケア(終末期医療)」と言います。ターミナルケアを受ける段階では、意識や判断力が低下し、自分で選択することが難しい状態が多く見られます。
意思決定のできるうちから終活を始めておけば、いざというときに、ケアの内容や死後の希望がかなえやすくなるでしょう。
納得のいく決定がしやすい
介護施設や介護サービスは多種多様です。介護が必要になったときに慌てて探すと、後悔が残る選択をしてしまう恐れがあります。そのため、元気なうちから終活でやることの一環として、介護について考えておくことが大切です。
例えば介護施設を検討する場合、一般的に以下のプロセスが必要となります。
- 1.介護施設の種類を調べる
- 2.制度の種類や手続き方法を調べ、申請する
- 3.介護に関する希望をまとめる
- 4.介護にかかる費用の概算を出す
- 5.介護施設の手続きを行う
時間に余裕をもって準備を進めることで、比較・検討に時間をかけられるため、納得のいく決断が下しやすくなるでしょう。
自分・ご家族の安心につながる
終活が不十分なままだと、以下の不安が残り続けます。
- ・老後の資金は足りるのか
- ・おひとりさまになったらどこを頼ればよいのか
- ・病気になったり介護が必要になったりしたときはどうすればよいのか
- ・自分の死後、財産はどうなるのか
- ・死後にかかる手続きは誰がやってくれるのか など
一方、終活が不十分な方のご家族にも不安は残ります。
- ・夫が老後をどう過ごしたいかの希望が見えない
- ・母にもしものことがあった場合、必要な物の探し場所が分からない
- ・父が亡くなったら、相続はどうなるのかが気になる など
終活でやることを計画的に進めることにより、ご自身が抱く老後の不安が解消されるだけでなく、見守るご家族の安心につながるのも大きなメリットです。
3.「終活でやること」リスト12選
ここからは、終活でやることをリストアップしてご紹介します。順番に決まりはありませんので、ご自身やご家族の状況、特に不安に感じていることを考慮しながら、できるところから始めてみましょう。
やること1.大事な物と不要な物の分別・整理
「終活でやることがよくわからない」「終活を始めることに気乗りしない」という場合でも取り組めるのが「持ち物の分別・整理」です。片付けは生活の一部ですから、気負わずに始められるでしょう。
終活で身辺整理をすることのメリットは、以下の通りです。
- ・家の中が片付き、ケガの防止になる
- ・不要なものを売却すれば収入になる
- ・必要なものと不要なものに分けることで、これからの人生で大切にしたいことが見えてくる
- ・ご自身の死後、ご家族に遺品整理で大変な思いをさせずに済む
身の回りの物の仕分けや廃棄作業には、判断力と体力が必要です。元気なうちから少しずつ取り組むことをおすすめします。
やること2.デジタル資産・デジタルデータの整理
「デジタル資産」とは、インターネット上で管理されている資産です。例えば、以下のようなものを指します。
- ・ネット銀行やネット証券の口座
- ・仮想通貨
- ・電子マネー
- ・SNSのアカウント
- ・オンライン上で保管しているパスワード など
一方「デジタルデータ」は、パソコンやスマートフォンといったデジタル製品の中に記録されているデータを指し、思い出の写真や動画などが挙げられます。使用者が亡くなった際、これらはまとめて「デジタル遺品」と呼ばれます。
デジタル遺品の整理として、以下を行いましょう。
整理の方法 | 整理しないことによるリスク |
---|---|
デジタル遺品の種類とログイン情報(ID・パスワード)を控えておく | 自分が死亡したとき、ご家族がデジタル遺産を確認、相続、解約できなくなる |
不要な契約を解約する | 不必要なコストがかかり続ける |
不要なデータを削除する | ・必要な情報が探せなくなる ・個人情報が自分の意思に反して他者に知られる |
やること3.契約・サービスを見直す
現在契約しているサービスを見直すのも、終活でやることのひとつです。以下のような契約やサービスについて、必要性や利用状況を確認しましょう。
・サブスクリプションサービス
・保険関係
・携帯電話や光熱費のプラン
・習い事
契約を見直すことで毎月の出費が明確になり、不要な支出を抑えることができるため、より必要性の高い他のサービスを充実させることができます。詳しくはこの次にご紹介します。
やること4.安心して老後を送るための契約・制度を検討する
老後を考えたとき、「もし周りに頼れる人が誰もいなくなったら」「もし認知症になってしまったら」と不安は尽きません。不安を解消するための制度を知り、必要な契約を検討しておくと、安心につながるでしょう。
老後の不安を解消するための契約や制度は、以下を参考になさってください。なお、これらは「契約時に契約者本人が判断能力を有していること」が原則です。認知症になってからでは契約を結ぶことができないかもしれない点に留意しましょう。
契約・制度 | 概要 |
---|---|
任意後見制度 | ・将来、判断能力が低下した場合に備えて、後見人を選んでおく仕組み ・本人の判断能力が低下した際には、後見人が財産管理や契約、手続きなどを援助する |
家族信託 | 自分の財産を管理・運用・処分する権利を家族に託す |
死後事務委任契約 | 自分の死後、葬儀や火葬など必要な手続きを代理人に行ってもらう |
身元保証サービス | 身寄りのない場合の身元保証人を業者に請け負ってもらう |
やること5.エンディングノートを準備して備える
エンディングノートは、終活における「希望」や「伝えたい情報」を自由にまとめるための道具です。紙製のノートに限らず、デジタルツールもあります。
遺言書と混同されがちですが、エンディングノートには法的拘束力はありません。相続の希望を書いても、その通りに相続が実行されるとは限らない点に注意しましょう。
エンディングノートを活用することによって、自分の人生を振り返ったり、終活に関する考えを整理したりすることができます。また、デジタル遺産の情報やパスワード、医療に対する希望などを記しておけば、ご家族の負担を軽減するのに役立つでしょう。思い出の写真やメッセージを残して、ご家族への贈り物として渡す方もいらっしゃいます。
エンディングノートの書き方については、別の記事で詳細を解説しておりますので、そちらをご覧ください。
やること6.看護・介護や終末医療の希望を伝える
「どのような介護を受けたいか」「もしものときに延命治療を希望するか」といったことを、早いうちから意識しておくことは非常に大切です。予期せぬ事故や病気で自分の意思を自分で伝えられなくなった場合、ご家族が代わりに決断しなくてはなりません。自分の希望通りにならないだけでなく、ご家族に精神的負担を強いることが予想されます。
「看取りまで行ってくれる介護施設に行きたい」
「延命治療を全力で施してほしい」
「尊厳死を希望する」
「死後の自分の体を臓器提供もしくは献体したい」
このような希望をエンディングノートやリビングウィル(※)に記載します。介護や看護は、ご家族にも関わる重要な問題ですので、ご家族内でよく話し合っておきましょう。
(※)死期が迫ったとき「どのような最期を迎えたいか」を記した文書
やること7.老後の住まいについて計画を立てる
老後の住まいについて考えることはつい後回しにしてしまいがちですが、時間と多額の費用がかかることです。「子どもとの同居や近居をしたい」「介護施設や高齢者専用の住居で暮らしたい」など、早めに検討を始めましょう。
老後の住まい計画を立てるポイントは以下を参考になさってください。
- ・どこで死を迎えたいかを考える(現在の住居か、それ以外か)
- ・老後に起こりうるリスク(病気、介護、パートナーとの死別など)を考え、もしものことが起こったときでも今の自宅に住み続けられるかを考える
- ・現在の資金状況ならびに、現在の自宅の価値を調べる
重要な決定であるため、ご家族に相談することも忘れないようにしましょう。
やること8.資産の全体像を把握して整理
「どのような資産がどれくらいあるのか」を把握しましょう。資産の主な種類は以下の通りです。
プラスの資産 | マイナスの資産 |
---|---|
・銀行預金 ・株式 ・現金 ・不動産 ・証券 ・自動車 ・貴金属 ・美術品 など |
・債券 ・借金 ・未納の税金 など |
把握した資産は、必要に応じて整理します。以下は一例です。
・不要な資産を売却して現金化する
・複数の預金口座、クレジットカードをひとつにまとめる
・マイナスの資産を精算する
資産を把握・整理すると老後の資金計画が立てやすくなるだけでなく、相続についてスムーズに考えることができるでしょう。
やること9.相続・遺言について考える
終活の中でも難しいとされるのが「相続・遺言」です。資産の全体像を把握したら「誰に」「何を」「どのくらい残すか」を考えてみましょう。
相続の内容が決まったら、「遺言書」を作成します。遺言書がない場合、遺されたご家族は相続の内容を話し合いで決めますが、協議が難航し、親族トラブルへと発展するケースも珍しくありません。
相続や遺言書の準備は、弁護士や司法書士などの専門家に依頼すると便利です。積極的に利用して、無理のないペースで進めましょう。
やること10.葬儀に向けた準備をする
自分が亡くなった後のことも、終活の範囲に含まれます。葬儀の準備をしていないと、手続きや費用は全てご家族の負担となります。
葬儀に向けた準備の具体的な流れは、以下を参考になさってください。
- 1.複数の葬儀社の情報を集め、パンフレットを取り寄せる
- 2.葬儀形式や規模などの希望をまとめる
- 3.葬儀社の事前相談を利用し、葬儀で決めるべき内容を具体的に検討する
- 4.見積や対応などを総合的に判断し、葬儀社を決める
- 5.必要に応じて事前契約を結ぶ
やること11.埋葬先・供養の希望をまとめる
「どのような方法で」「どこに」埋葬してほしいか、または「どのような供養を希望するか」を考え、周りに伝えましょう。
埋葬や供養の方法には、近年、従来の一般墓以外にも、樹木葬や納骨堂、散骨などの選択肢があります。希望を明確にしておくことで、望まない選択を避けられる可能性が高まります。
やること12.緊急連絡先を記しておく
終活の中で見落とされがちですが、緊急連絡先を記しておくことも大切です。万が一自分に何かあったときのために、以下に挙げられる情報を作成して携帯し、ご家族にも共有しておきましょう。
- ・自分の情報(名前、住所、血液型、持病の有無 など)
- ・ご家族の連絡先
- ・かかりつけ医や利用している介護施設の情報 など
4.「終活でやることリスト」を進めるうえで押さえたいポイント
終活は老後の豊かさや安心につながるため、「満足のいく活動ができなかった」とならないようにしたいものです。
こちらでは、ご紹介した「終活でやることリスト12選」を進めるうえで、押さえておきたいポイントをご紹介します。
希望や情報は「ご家族に伝えること」が重要
終活の希望や必要な情報は、まとめておくだけで終わらないように気を付けましょう。
終活には葬儀や相続など、自身の「死後」の項目も含まれます。また、契約中のサービスや保有している財産、パスワードなどの情報は、本人にしか分からないのがほとんどです。繰り返しになりますが、必要な情報を引き継いでいないと、自分が希望した通りの選択がなされないだけでなく、ご家族に迷惑がかかってしまいます。
終活に関する希望や情報は「ご家族に伝える」ことまで視野に入れて取り組みましょう。細かい内容はまだ伏せていたいという場合は、「終活をスタートさせ、必要な情報をまとめている」ことだけでも伝えると安心です。
エンディングノートは完璧に書く必要は無い
さまざまな種類のエンディングノートが販売、配布されていますが、全てのページを完璧に埋める必要はありません。
まずは書ける項目から着手し、以下の5つの項目を埋めることを最初の目標にすると進めやすくなります。
- 1.自分の基本情報(氏名、生年月日、住所、本籍地、血液型、マイナンバー など)
- 2.財産の情報
- 3.介護、治療に対する希望
- 4.葬儀、お墓の希望
- 5.所持しているID、パスワード情報
終活はのこされた方への最後の贈り物
「必要な情報や希望を残す」「生前のうちにできることを済ませておく」といったことが、将来的にご家族の精神的、肉体的、金銭的負担を大きく減らします。
弊社花葬儀にご相談に来られたお客様の中には、先立たれたご家族について以下のように語る方がいらっしゃいました。
お客様インタビュー「叔母様のリクエストが全て詰まった温かくて優しい家族葬」より
お客様インタビュー「奥様のこだわりを全て盛り込んだ完全オーダーメイドのガーデン葬」より
「まだ終活を始めるような年齢ではない」「死について考えるのは気が進まない」と考える方は多くいらっしゃいます。しかし、人生がいつ、どのような形で幕を下ろすのかは誰にも予測できません。終活に対し前向きになれない場合は、終活を「ご家族への最後の贈り物」として捉えてみてはいかがでしょうか。
5.終活で活用したい終活サポートや相談先
終活でやることを円滑に進めるために、終活に役立つサポートや制度を積極的に利用しましょう。
相談したい内容 | 主な相談先 | 役立つ支援やサービス |
---|---|---|
・終活全般 ・エンディングノートの書き方 |
・市区町村役場 ・銀行 ・保険会社など |
・終活相談窓口 ・終活セミナー |
身辺整理の代行・サポート | 生前整理代行業者 | 不用品査定、買い取り、廃棄、ハウスクリーニングなど |
デジタル遺品の整理 | ・デジタル遺品管理業者 ・弁護士や司法書士 |
・データ消去、保全など ・死後事務委任契約 |
財産管理 | ・弁護士 ・司法書士 ・銀行など |
・任意後見制度 ・家族信託 |
相続・遺言書 | ・弁護士 ・司法書士 ・行政書士 ・信託銀行など |
・遺言書作成サポート ・相続財産や相続人調査 |
介護・医療 | ・地域包括支援センター ・病院 ・介護施設 ・弁護士や司法書士 ・生命保険会社 ・身元保証代行サービス業者など |
・身元保証サービス ・任意後見契約 |
葬儀・埋葬・供養 | ・葬儀社 ・弁護士や司法書士 |
・葬儀の事前相談 ・死後事務委任契約 |
お墓 | ・葬儀社 ・石材店 ・寺院 ・弁護士や司法書士 |
・死後事務委任契約 |
6.花葬儀の終活相談【葬儀以外の心配事もお任せ】
前述のように、終活について相談できるところは多々あります。しかし「相談したい項目ごとに」「日程や場所を選択して相談する」のは大変です。
終活に関するお悩みは、まとめて花葬儀までご相談ください。花葬儀は葬儀社ですが、葬儀以外のお悩みにも幅広く対応しており、これまでにも数多くのお客様にご利用いただいております。
花葬儀に終活相談をすることのメリットは以下の通りです。
ワンストップで相談できる | ひとつの窓口で、終活に関するさまざまなお悩みをご相談いただけます。 |
---|---|
専門家と連携しているから 安心できる |
弁護士、司法書士、税理士などの専門家とのネットワークを持っているため、より具体的で専門的なご相談にも対応できます。 |
中立だから気軽に利用できる | 不動産の査定や介護施設の紹介などもお任せください。常に中立の立場で仲介するため、業者から営業活動や勧誘を受ける心配はありません。 |
このほかに、便利なオンライン終活ツール「つなごう」をご提供しております。この機会にぜひご利用ください。
7.終活でやることに関するQ&A
A.「保証人をお願いする理由」と「保証人になることの重要性」をきちんと説明することが肝心です
保証人とは「その人が負うべき責任を肩代わりする人」を指します。したがたって、保証人は万が一のときに大きな代償を支払わなくてはいけません。とても責任の重い役割です。
終活において保証人が必要となるのは、介護施設への入居や入院が主です。身寄りが無くても、専門家と「身元保証サービス」や「任意後見契約」を結ぶことで、本人の身元を保証し、必要に応じて手続きを代行してくれます。
まずは、そういった外部へ依頼を検討してみることを強くおすすめします。「どうしても友人に保証人になってほしい」という場合は、外部サービスではなくご友人にお願いしたい理由と保証人の責任についてきちんと説明し、相談してみましょう。
A.終活を始めるのに「最適なタイミング」はありませんが、判断力、体力があるうちがおすすめです
終活を始めるタイミングに決まりはありません。年齢に関わらず「始めたい」と思ったときにスタートしましょう。
ただし、終活では多くの事柄に対して選択をしなくてはなりません。判断能力が下がってしまうと、活動に支障をきたしやすくなります。また、断捨離や各種手続きなどで体力も使いますから、健康状態に不安を感じる前に始めるのがベストだといえます。
A.体調に変化が見られたときの対策を重点的に考えましょう
身寄りがない方の老後に起こりがちなリスクは、以下の通りです。
・病気や認知症に気づきにくい
・病気や認知症が進行した結果、健康的な生活が送れなくなる
・施設に入居したり入院したりするときに身元を保証してくれる人がいない
・死亡時に発見が遅れる
体調に変化が起こったときに「すぐに気づいてもらう」「適切な対応をとる」ことは、その後の人生の充実度を左右します。周りに頼れる人がいない方の終活は、「身寄りがない方が老後に備える対策」をぜひ参考になさってください。
A.「万全な準備をする」ではなく、「できることから少しずつアクションを始める」ことを目標にしましょう
おっしゃる通り、いつどこでどのような最期を迎えるかは誰にも分かりません。また、終活の内容は多岐にわたるため、「万全に準備をした」と言い切れる人はほとんどいないのが実情です。ご家族に迷惑をかけたくないと強く思う人ほど、焦ってしまうかもしれませんね。
焦って終活を進めると精神的に疲弊し、最適な判断が難しくなります。完璧を求めるのではなく「今できることを始める」を目標に行動してみるのはいかがでしょうか。
8.終活でやることを実践して人生を豊かにし、ご家族の負担を軽減しよう
終活でやることについて把握した方の中には、その多さに驚き、気が重くなった方がいらっしゃるかもしれません。しかし、終活はご自身の人生を充実させることに役立ち、また、遺されるご家族の負担を減らすことへとつながります。
気軽に、無理なく終活を進めたいという方には、メンバーシップクラブ「リベントファミリー」へのご入会をおすすめしております。ご入会いただくと、万が一のときの葬儀サポートが受けられる他、終活に関するより専門的なご相談をスムーズにご利用いただけます。
充実したサポート、豊富な特典などもございます。年会費無料ですので、この機会にぜひご検討ください。