葬儀にはどれくらいの種類がある?日本の葬儀を紹介

葬儀の種類

日本の葬儀にはたくさんの種類がありますが、多様化する価値観の中で、人はどのように葬儀の種類を選択しているのでしょうか。今回は、日本で一般的に行われている葬儀の種類についてご紹介いたします。

1.日本の葬儀にはたくさんの種類がある

日本で行われている葬儀にはたくさんの種類が存在します。これらの中から希望の種類を選択して葬儀を行いますが、故人様やご遺族の意向にあわせて種類を選び、執り行うことが可能です。

しかしながら、いざという時を迎えた際、心や時間に余裕がなくご親族の前例に倣う形で葬儀の準備を進めていく方も多くいます。

生前、ご自身が望む葬儀の種類をご家族に伝えておくことができると、その時を迎えたときにご遺族は悩むことなく葬儀の準備を進めていくことができるでしょう。

ここでは、日本で一般的に選ばれている葬儀の種類、およびそれぞれの特徴をご紹介します。

一般葬とは

一般葬とは

一般葬とは、文字通り一般的に執り行われてきた従来の葬儀の形で、もっとも一般的な葬儀の種類であるといえます。お通夜に始まり、翌日に葬儀式・告別式、火葬・収骨を行って終わる形式なので、ご遺族をはじめとした参列者は、2日間に渡る時間の中で故人様とお別れをする気持ちの準備を整えながらお見送りをすることができます。

一般葬では、規模は異なるものの、故人様が生前に親交のあった知人・友人・同僚などを幅広く招くケースが多く、喪主様をはじめとしたご遺族は、参列者に対して故人様に代わって生前お世話になった感謝の意を伝えます。

このように、一般葬は、故人様と参列者とのご縁を大切にした葬儀であるといえるでしょう。

花葬儀の一般葬
https://www.hana-sougi.com/plan/ippanso/

家族葬とは

家族葬とは

家族葬とは、故人様のご家族を中心に、ご親族とごく限られた友人を招いて行う比較的小規模の葬儀の種類です。ごく親しい関係者のみでの葬儀となるため、喪主様をはじめご遺族が参列者の対応に追われるようなこともなく、穏やかな気持ちで故人様を見送ることができるでしょう。

家族葬には場所の定義はなく、葬儀場をはじめ、故人様のご自宅内やお庭を使って行われるケースもあります。

近年は、新型コロナウイルス感染予防対策の観点からも注目されている葬儀の種類「家族葬」を選択する方がとても増えています。

花葬儀の家族葬
https://www.hana-sougi.com/plan/kazokuso/

一日葬とは

家族葬とは

一日葬とは、本来2日間に分けて執り行う葬儀を1日で執り行う葬儀です。お通夜を簡略化または省略し、葬儀・告別式、火葬を1日の中で行います。一般葬に比べ、ご遺族の拘束時間も少なく、金銭的および精神的な負担を抑えて執り行うことができることが多いため、近年、増加傾向にある葬儀の種類のひとつといえるでしょう。

また、現代の一般的な社会人にとっては、急きょ2日間の日程を確保することは容易ではないため、一日で葬儀を行う一日葬は現実的であるともいえます。ただし、比較的新しい葬儀の種類であるため、お付き合いのある菩提寺の許可が得られないことがありますので、事前に相談しておくことをおすすめします。

花葬儀の一日葬
https://www.hana-sougi.com/plan/ichinichiso/

自宅葬とは

自宅葬とは

自宅葬とは、故人様の住み慣れたご自宅で執り行う葬儀のことをいいます。20年ほど前までよく行われていた葬儀の種類のひとつで、スペース的に葬儀を行なうのに見合ったご自宅であれば、制約なく自由度の高い葬儀ができるのが魅力です。故人様が住み慣れた場所でお別れができる、制約時間がないなどのメリットがあるのも自宅葬の特徴といえるでしょう。

また、昔は近所の方々の協力を得ながら自宅葬が多く行われていましたが、現代では葬儀場で葬儀を行なうことが一般的となりました。その要因として、集合住宅が増えるなど住環境が変化したことで葬儀を行うスペースがないこと、近所や地域とのつながりが希薄になっていることがあげられます。

しかし、近年では、新型コロナウイルスの影響もあり、以前と比べ、ご家族やご親族、親しい友人を中心とした小規模の葬儀が増えています。それに伴い、さらに多様化した価値観から「限られたスペースでも工夫を凝らした自由度の高い自宅葬」が再び注目される時代が到来しているといえるでしょう。

そのひとつの例として、ご自宅のお庭で葬儀を行う「ガーデン葬」というスタイルもあります。ガーデン葬は、故人様とともに過ごしたお庭で執り行う自由なスタイルの葬儀で、コロナ渦でも三密を回避しながら安心して行うことができます。

自宅葬については、こちらの記事をご覧ください。

花葬儀の自宅葬
https://www.hana-sougi.com/plan/jitakuso/

社葬とは

社葬とは

社葬とは、会社が施主として執り行う葬儀のことです。故人様がその会社の重要ポストに就いていた場合や、会社に大きく貢献した場合、業務中の事故などでお亡くなりになった場合などに社葬が行われます。

また、社葬の目的は、会社全体を挙げて故人様を追悼することにより、会社が故人様の功績を称え、その意思を会社が対外的に表明することにあります。

社葬は企業として葬儀を行なうことが主体となるため、その多くはご遺族により密葬が行われた後に本葬として行われ、葬儀に関わる費用の全額(または一部)は会社が負担します。

花葬儀の社葬
https://www.hana-sougi.com/plan/shaso/

火葬式とは

火葬式とは

火葬式とは、お通夜や葬儀・告別式は行わずに、火葬炉の前で短時間でのお別れをし、火葬、収骨を行うことをいいます。「直葬」ともいわれる火葬式は短時間で行われるため、ご家族とごく近しいご親族のみでお見送りをすることがほとんどです。

また、火葬式は費用面での負担が少ないので、経済的な理由から選択する方も多いのですが、菩提寺に報告なく火葬式を行ってしまうと、お墓への納骨が認められなかったり、故人様と親交のあった方から「最後のお見送りができなかった」と苦言を呈されたりすることもあるので、葬儀の種類を検討する際には気をつけましょう。

花葬儀の火葬式
https://www.hana-sougi.com/plan/kaso/

お別れの会とは

お別れの会とは

お別れの会とは、葬儀の種類のひとつであり、故人様のご家族を中心とした近親者で密葬・葬儀を行った後、故人様が生前親交のあった多くの方をお招きしてお別れをするセレモニーのことです。

お別れの会は一般的には密葬・葬儀を行なった後、49日の法要前後に行われることが多く、その頃にはご遺族の気持ちも少し落ち着き、準備に時間をかけることが可能となります。宗教色や儀式的な意味合いは薄く、故人様の思い出を振り返るような映像を上映したり、故人様のお人柄を感じられるような演出を施したりと、自由な形で故人様を偲ぶのが特徴です。

花葬儀のお別れの会
https://www.hana-sougi.com/plan/owakarekai/

2.日本の葬儀で特に人気の種類は?

人気の葬儀の種類

現在の日本では、「家族葬」「一日葬」が人気の葬儀の種類であるといえるでしょう。とくに近年は、新型コロナウイルスの影響を受け、ご遺族を中心とした比較的小規模で行う「家族葬」や、できるだけ多くの人と接触する機会を控えるため1日で執り行う「一日葬」を選択する人が増えています。

また、型にはまらずに自由な発想での葬儀をかなえやすい家族葬や、拘束時間の少ない一日葬は、現代の人々の多様な価値観や生活スタイルにあっているともいえます。そのため、この先、新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いてきたとしても、「家族葬」や「一日葬」を選択する人は増えていくことが予想されます。

3.まとめ

現代の日本には様々な葬儀の種類が存在します。その中でもとりわけ、「家族葬」や「一日葬」など比較的新しい葬儀の種類に注目が集まっていますが、葬儀で大切なことは故人様を弔い、お見送りをすることです。

そのため、花葬儀では故人様に対するご遺族のお気持ちを大切に、どのような種類の葬儀においても真摯に対応させていただいております。故人様との思い出や、故人様のお人柄、様々なお話をお伺いし、これまでの豊富な経験、知識を使って、葬儀を行なう意味を大切に、それぞれにベストな葬儀の種類をご提案いたします。

葬儀の本質を知っているからこそ、さまざまな新しい葬儀の種類にも対応できますので、種類の選択に迷うことがありましたら、ぜひ花葬儀にご相談ください。

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