ご葬儀で花祭壇を取り入れる理由
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- 【 花祭壇 】
葬儀会場には白木祭壇が据えつけられていることもありますが、これにお花を飾り生花祭壇っぽく演出することが増えてきました。
- ・花祭壇で個性を演出したいが、伝統のよさも残したい
- ・白木祭壇が残っていないと、周囲からの理解を得られない
などの場合によく用いる手法で、こうしてできた祭壇も「花祭壇」の仲間に入ります。
このように、たとえ一部にでも花祭壇の要素を盛り込むことが多くなっているようです。今回は、このような風潮になりつつある理由について、少し考えていきましょう。
花祭壇の要素を取り込む理由
■使い古された祭壇で送り出したくない
あまり知られていないかもしれませんが、式場にある白木祭壇は使い回しであることがほとんどです。なかには、何十年も使われ続けている古い祭壇を使っている場合もあります。
たしかに、資源の問題もあり、白木祭壇を一人ずつに割り当てることは難しいでしょう。しかし、悪くいえば「すでに誰かによって使われた中古品」。それで大切な方を送り出すことに、抵抗を持たれる方も少なくないと思います。
その点、花祭壇は、お客様それぞれにオーダーメイドでご用意する祭壇です。たとえ白木祭壇が入っていても、それをお花で飾ることで、使いまわしの印象を薄めることもできます。故人様のためだけに用意された「特別感」を、花祭壇でなら作りあげることができるのです。
■「その人らしさ」を前面に押しだせる
オーダーメイドでお作りするからこそ、「その人らしさ」にこだわった祭壇にすることができます。
たとえば
- ・野球がお好きだった方に向け、生花で野球場を再現する
- ・釣りがご趣味だった方のご葬儀で、海をイメージした祭壇をご用意する
など、生前にお好きだったもの、趣味でなさっていたことなどを盛り込んだ祭壇を、弊社は数多くお作りしてきました。
いまは個性が尊重される時代です。ご葬儀でもそれを極力演出することで、ご参列のみなさまの中に、故人様を生き続けさせることもできるでしょう。
この2点が、花祭壇を選ばれる方が増えてきている大きな理由ではないかと弊社は考えております。時代とともに葬儀に対する価値観も変わり、お金をかける部分にもそれが表れてきています。花祭壇は、現在の価値観に寄り添い、みなさまのご要望を叶える大きな要素になっているということでしょう。
もちろん、どなたにもご予算はあると思います。それをご提示いただければ、その範囲内で葬儀社はいろいろな工夫を凝らしてくれることでしょう。
※弊社「花葬儀」の祭壇実例はこちらです↓
https://www.hana-sougi.com/hanasaidan/gallery/
近年はご葬儀の事前相談(お亡くなりになる前に、ご葬儀の内容を葬儀社と相談すること)も増えています。祭壇のイメージやご予算など、なんでもお申しつけください。みなさまが思われた通りのご葬儀に近づけるよう、誠心誠意対応させていただきます。