葬儀での喪主挨拶の例文
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- 【 葬儀・葬式のマナー 】
こんにちは、花葬儀です。
さて、先日ご葬儀をお手伝いした方からこんなご質問をいただきました。
「初めて喪主になるのですが、人前での挨拶が苦手で…。挨拶例文集とかあれば欲しいのですが、ありますか?」
葬儀というフォーマルな場で、人前で挨拶をする機会は多くないと思います。だからこそ悩みがちな挨拶について、今回はお話しします。
ご葬儀での喪主挨拶の例文
実際には、弊社『花葬儀』でお式をされる方に、葬儀中のマナーなどについて書かれた冊子をお渡ししておりますので、そこに例文集があります。いくつかご紹介いたしますので、よろしければ参考になさってください。
■葬儀 喪主 挨拶例文1■ ※ご参列者がご親族など身近な方ばかりで、シンプルに終えようと思う場合
皆様、本日はご多用の中、父●●の葬儀・告別式にご参列をいただきまして誠にありがとうございます。皆様にあたたかく見送られて旅立つことができ、故人も非常に喜んでいると思います。
また、生前の皆様のご厚誼につきましても、遺族を代表いたしまして厚く御礼申し上げます。今後とも、亡き父同様のお付き合いとご指導のほどをよろしくお願いいたします。
本日は、誠にありがとうございました。
◆葬儀 喪主 挨拶例文2◆ ※ご友人などもいらっしゃる中、故人様の生前の様子などを伝える場合
皆様、本日はお寒い中、父●●のためにお集まりいただきましてありがとうございました。
皆様ご存知の通り、父は何よりも人とのつながりを大切にする人でした。社交的で、晩年も趣味のゴルフやカラオケを楽しみ、本日ご参列いただいたご友人の皆様と出かける週末を、いつも楽しみにしておりました。
しかし、一昨年の秋ごろから体調を崩し、入退院を繰り返すようになりました。入院中も皆様が何度もお見舞いに来てくださったおかげで、本人は退屈を持て余すこともなかったのだと思います。
そして、家族の見守る中、○月○日△時△分、眠るように息を引き取りました。▲歳の生涯でした。もう少し元気でいてほしかったという無念さはありますが、遺族といたしましては、苦しむこともなく、天寿を全うした安らかな顔だと思っています。
ここに改めて、生前いただきました皆様のご厚情に対して厚く御礼を申し上げます。
そして、これからも、変わらぬお付き合いとご指導のほど、よろしくお願いいたします。
本日は誠にありがとうございました。
▼葬儀 喪主挨拶 例文3▼ ※長らくの闘病、療養生活の御礼を伝える場合
本日はご多用の中、夫●●の葬儀にご会葬いただき、誠にありがとうございます。
夫●●は、○年○月より、持病のため、入院することとなりました。本人も、もう一度家に帰りたいという思いでリハビリにも励み、一事は快方に向かったことで家族一同喜んでおりました。
しかし今年の夏から病状が悪化し、○月○日△時△分、▲歳の人生を終えました。家族といたしましても未だに信じられないという思いがあり、本人も子供たちの成長を楽しみにしておりましたので、無念だったと思います。
今後は家族で協力し、夫の分も歩んでいこうと思っております。
長い闘病生活の中で、皆様からいただいた数々の励ましのお言葉や、お見舞いの品、ご援助に、改めて御礼を申し上げます。また、本日は皆様にお足を運んでいただき、本人も喜んでいると思います。
これからも変わらぬお付き合いとご指導をお願いし、挨拶と代えさせていただきます。
本日は誠にありがとうございました。
以上のような例文を組み合わせて、ご挨拶をお考えになってはいかがでしょうか?
挨拶の内容については例文はありますが、『決まり』はありません。お身内だけのご葬儀であれば、「いまさらダラダラ話さなくてもよい」との思いから、シンプルに「今日はありがとうございました。」と手短に挨拶をなさる方もいらっしゃいます。
そこに間違いはありません。みなさまの思いを届ける気持ちがあれば、それがベストなのです。
もし、ご挨拶にご不安な点があれば、お気軽にお申し付けください。弊社『花葬儀』プランナーも一緒に、挨拶の内容を考えていければと思っております。
花葬儀プランナー M.N