斎場とは?葬儀場や火葬場との違い・民営・公営のメリット・デメリットは?
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- 【 葬儀・葬式の基礎知識 】
「斎場は、何をするところ?」「斎場の正確な意味は?」。葬儀を行う場所を調べる中で、このような疑問を持つ方が少なくありません。葬儀に関係する場所には斎場の他にも「葬儀場」や「火葬場」などがあり、斎場とそれらの違いがわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、斎場の基礎知識、斎場の選び方、民営・公営の斎場のメリット・デメリットなどをご紹介します。斎場について知識を深めたい方はもちろん、斎場の利用を検討している方も、ぜひ、参考になさってください。
【もくじ】
1.そもそも斎場とは?
斎場の元来の意味と、現代ではどのような場所を「斎場」と呼ぶのかを詳しく解説します。
斎場の定義は?
「斎場」をデジタル大辞泉で調べると、以下のように書かれています。
1.神仏を祭るために、特別に設けられた清浄な場所。いつきのにわ。斎場所。祭場。
2.葬儀を行う場所・会場。火葬場を兼ねていることが多い。
3.大嘗祭(だいじょうさい)のとき、供物を調えるために設ける建物。斎場所。
https://www.weblio.jp/content/%E6%96%8E%E5%A0%B4#google_vignette
(2023年8月30日 閲覧)
「斎場」とは、もともと神道で使われる言葉です。「斎」は「いつき」とも読むことができ、「心身を清めて神様に仕える」、または「神様を祭る場所」という意味があります。つまり、「斎場」とは、祭祀を行う清浄な場所を指しています。
具体的には、神式の葬儀を執り行うために神官やご遺族が建てた仮設建物や、恒常的に設置されている神社が斎場にあたります。神道では、社殿や境内にご遺体やご遺骨を持ち込むことが原則禁止されているため、それらから離れた場所に葬儀を行う建物をつくりました。
現代で意味するところは?
現代の「斎場」は、通夜、葬儀・告別式などを行う施設全般を指しています。
かつては、葬儀を自宅で行うことが多かったのですが、次第に会場を借りて行う機会が増え、それにしたがって、葬儀の会場として使用される場所を斎場と呼ぶようになったようです。
2.斎場と葬儀場の違いは?
「斎場」と「葬儀場」に明確な違いはなく、どちらも通夜、葬儀・告別式を行う場所という意味で同じだと考えてよいでしょう。
火葬場が併設されていない施設を葬儀場と呼ぶケースが多いようですが、厳密な使い分けの決まりはありません。
葬儀を行う場としては、斎場や葬儀場の他に、「葬儀会館」や「セレモニーホール」といった名称が使われる場合もあります。
3.斎場と火葬場の違いは?
では、斎場と火葬場には、どのような違いがあるのでしょうか。
火葬場の本来の意味や、火葬場ならではの特徴、斎場と火葬場の言葉の使い分けについても詳しく解説します。
火葬場の本来の意味は
斎場が、「葬儀を行うところ」に対して、火葬場は、「ご遺体を火葬するための場所」です。火葬場には、火葬炉と骨上げを行う収骨室が備わっていることが前提で、施設によってはご遺体を安置する霊安室や、ご遺族のための待合室が併設されている場合もあります。
火葬場は、各自治体によって運営される公営火葬場が一般的ですが、一部地域では民営火葬場もあります。
火葬場は都道府県知事の許可が必要
火葬場を建てるには、都道府県知事の許可が必要です。都道府県知事の許可を得た上で「墓地・埋葬等に関する法律」に従って運営をしなければなりません。
運営を行うにあたって法的な規制がある点が、火葬場と斎場の違いの大きなひとつだといえるでしょう。
斎場が「葬儀場+火葬場」を示す場合もある
昔の火葬場は、斎場から離れた場所にある場合が多く、ご遺族は葬儀後に斎場から火葬場へ移動して火葬を行うことが一般的でした。
しかし最近では、斎場に火葬場が隣接、または斎場に火葬場が併設されている公営斎場が増えつつあります。
こうした理由から、「斎場=葬儀場+火葬場」、つまり、斎場が単に葬儀を行う場のみならず、火葬場を含んで斎場と呼ばれる場合もあるのです。
斎場が「火葬場」を示す場合もある
斎場が、葬儀を行う場所のみならず、火葬場を含んで斎場と呼ぶケースがあると説明しましたが、実は、斎場が火葬場のみを示すケースも存在します。
「〇〇斎場」と斎場という名がついていても、火葬場しかない施設が実際にあり、そうした斎場では葬儀は行えません。しかし、名称のつけ方に厳密なルールがあるわけではなく、多くの火葬場が「〇〇火葬場」ではなく、「〇〇斎場」と名乗っています。こうしたケースがあるために、斎場と火葬場が混同されてしまうのでしょう。
「斎場」と「葬儀場」と「火葬場」の言葉の使い分けが曖昧である点が、それらを理解するうえで混乱してしまう大きな原因だといえます。
火葬場は友引は休日であることが多い
多くの地域では、「凶禍(きょうか/わざわいのこと)が友人に及ぶ日」を指す「友引」に葬儀を避ける傾向にあり、友引を休日に設定する火葬場も多いようです。
しかし、六曜(大安や吉日などその日の縁起を表す暦の考え方)は、日本人の多くが信仰している仏教とは無関係で、「友引に葬儀をしたら縁起が悪い」との考えは迷信です。また、浄土真宗やキリスト教など、もともと友引に関係なく葬儀を執り行う宗教・宗派もありますから、最近では、自治体の火葬場の中にも友引に火葬を行うところが出てきています。
※友引をはじめとした六曜の意味と考え方については、こちらの記事が参考になります。
https://www.hana-sougi.com/blog/houji-ng-day/
4.斎場の種類は?
斎場の種類は大きく4つに分けることができます。それぞれの特徴についてご紹介しましょう。
公営斎場
公営斎場は、市区町村や一部事務組合などが運営する斎場です。一部事務組合とは、自治体単体での運営が難しい事業を、隣接する自治体同士が共同で運営することを目的に設立した組織です。一部事務組合は、斎場だけではなく、上下水道やごみ処理場、消防施設なども運営します。
公営斎場は、「〇〇区営斎場」「△△市営斎場」といったように、どこの自治体による運営なのかがわかる名称であるケースが多いようです。
民営斎場
民営斎場は、民間企業や寺院、宗教団体などが運営する斎場をいいます。民間企業などが運営する斎場の名称は、公営と比べて自由度が高い傾向にあり、「〇〇会館」「△△ホール」など、斎場という言葉が使われない場合も多くあります。
自宅
一軒家が多かったかつての日本では、弔問客を自宅に招いて葬儀を行うことが主流でした。
しかし現代では、マンションやアパ-トなどの集合住宅が増え、「出棺が難しい」「参列者を多く招くと近隣の住人の迷惑になる」「マンションの規約で自宅葬儀が禁止されている」などの理由から、自宅葬は年々減少傾向にあります。
とはいえ、自宅を斎場として利用すれば、公営・民営斎場と比べて費用を各段に抑えることが可能です。自宅葬は、ご遺体の安置ができるか、祭壇を飾るスペースが十分にあるか、玄関から出棺できるかなど、細かいチェックをしてから検討をしましょう。
マンションや団地などでは、居住者専用のホールなどで葬儀を行える場合もあります。その際は、音や人の出入りによって他の居住者に迷惑がかからないよう、会場の設営や葬儀の内容について、葬儀社やマンション・団地の管理組合との綿密な打ち合わせが必要です。
公民館・町民会館・自治会館・集会所など
その他の斎場としては、故人様が居住していた自治体の「公民館」「町民会館」「自治会館」「集会所」などがあります。
故人様の暮らしていた地域の施設での葬儀であれば、故人様と親交のあった近隣の方々が足を運びやすく、また、自宅を斎場として利用するのと同様に費用を安価に抑えられます。
しかし、これらの施設には葬儀を前提とした設備が揃っていないことが多いため、斎場として利用できるかは事前の確認が必要です。
5.公営斎場のメリット・デメリットは?
4種類の斎場のうち、近年、よく使われるのが公営斎場と民営斎場で、どちらを利用するか迷われる方も多いでしょう。
そこで、ここでは、公営斎場のメリット・デメリットをご説明します。
メリット
公営斎場のメリットは以下の通りです。
1.民営斎場よりも安価
公営斎場は、公共施設であるため、民営斎場よりも安価で利用できます。
また、公営斎場は対応している葬儀社が多く、葬儀社ごとに葬儀規模や参列者の人数を踏まえた金額の比較検討ができるため、費用を抑えることが可能だといえます。
2.火葬場を併設している場合が多い
公営斎場は火葬場を併設している場合が多く、火葬場を併設している斎場であれば、葬儀から火葬までを1箇所で行えます。ご高齢の方や体の不自由な方、妊娠中の方、小さなお子様などにとって、移動の負担が少なくてすむ点は大きなメリットです。
また、真夏や真冬など気温が極端に高かったり、低かったりする季節の葬儀などにおいても、移動の負担が省ける環境は、参列者に歓迎されるでしょう。
3.運営する市町村の住民は優遇される
公営斎場を運営している市町村の住民であれば、ほとんどの場合で、施設利用費や葬儀日程の面で優遇されます。
葬儀費用を安く抑えたい方にとって、公営斎場は常に人気のある施設です。公営斎場がある市町村に住んでいることは、アドバンテージのひとつだといえるでしょう。
デメリット
公営斎場のデメリットについてご紹介します。
1.運営する市町村の住民以外は使用できない場合がある
公営斎場は、故人様もしくは喪主様のどちらかが、公営斎場を運営する市町村に住んでいないと利用できない場合があります。
一部の公営斎場では、その自治体に住んでいる・住んでいないにかかわらず利用できる場合もありますが、利用料金が自治体の住民に比べて割高になったり、葬儀日程が希望通りにいかなかったりするケースがほとんどです。
誰もが利用可能な斎場ではない点、皆が同じ料金で利用できるわけではない点が、公営斎場のデメリットとして挙げられるでしょう。
2.予約がとりづらい
メリットの部分で触れた「利用費が民営斎場に比べて安い」「対応可能な葬儀社が多い」といった点から公営斎場は人気があるため、予約がとりづらい点がデメリットです。
特に火葬場が併設されている公営斎場ですと、需要はさらに高くなる傾向にあります。東京23区内には、現在、火葬場併設の公営斎場は2箇所しかないため、いずれの斎場も常に予約をとるのが困難な状況が続いています。
3.比較的アクセスしにくい場所にある
公営斎場は、火葬場が併設されている場合が多いため、比較的、住宅エリアや中心街を避けたところに建てられています。そこで、最寄り駅から遠かったり、アクセスしにくかったりする場合が、しばしばあります。
場所が不便なところにあるとは、参列者にとって移動の負担が大きくなることを意味しますから、デメリットのひとつとして考えなくてはなりません。
斎場の紹介サイトを見ると、「駅から徒歩〇分」「〇〇インターから車で〇分」などの情報が載っていますので、公営斎場の利用を考えるときには参考になさってください。
4.新しい葬儀のスタイルに対応していない場合がある
公営斎場は、公共の施設であるがゆえに、比較的新しいスタイルの葬儀に対応できない、あるいは対応する設備が整っていないため、自由葬や音楽葬などの葬儀が行えない可能性があります。
「葬儀の中で故人様らしさを演出したい」「信仰している宗教宗派の特別な儀式を執り行いたい」という方にとっては、利用が難しいかもしれません。
5.サービスが必要最小限
公営斎場は公共施設であることから、民営に比べてサービスが充実していない傾向にあります。施設によっても異なりますが、公営斎場には必要最低限の設備しか用意されておらず、スタッフによる対応のきめ細やかさやサービスなども、民営斎場に比べて劣る面があるようです。
式場数の多い大きな公営斎場では、複数の葬儀が同日に、場合によっては同じ時間帯に重なって行われる場合があります。そのような環境では、周囲に気を使って故人様とゆっくりお別れができないかもしれません。
また、多くの人が施設を利用するため、待機所やトイレなどが混み合い、参列者が不便に思う可能性もあります。
6.施設の老朽化に注意が必要
小さな自治体の運営する公営斎場や、長い歴史を持つ公営斎場の場合、施設の老朽化が進んでいたり、バリアフリーに対応していなかったりすることがあります。
公営斎場の雰囲気や使い勝手に不安のある方は、事前の施設見学をおすすめします。
6.民営斎場のメリット・デメリットは?
次に、民営斎場のメリット・デメリットをご説明します。
メリット
民営斎場のメリットは以下の通りです。
1.予約が取りやすい
民営斎場は公営斎場に比べて数が多いため、比較的予約が取りやすいというメリットがあります。
葬儀社が運営している民営斎場であれば、基本的にその斎場を利用できるのは該当葬儀社のみとなります。したがって、その葬儀社に葬儀を依頼すれば、自動的に葬儀社保有の斎場の予約がとりやすく、葬儀の日程の都合もつけやすくなるでしょう。
2.交通のアクセスがよい
民営斎場には、公営斎場に比べて交通のアクセスがよい場所に建っていることが多いというメリットがあります。
最寄り駅から徒歩圏内、大通り周辺、インターチェンジの近くなどであれば、参列者にとって利便性が高く、遠方からも安心して参列できるでしょう。
他にも、広い駐車場を備えていたり、駅から斎場までの送迎バスがあったりと、交通面のサービスが充実している施設が多くあります。
3.自由なスタイルの葬儀が可能
公営斎場の規模によっては、同時刻に複数の葬儀を行うなどのため、葬儀の内容に制限がかかる場合がありますが、民営斎場では、祭壇や葬儀スタイル、式の流れなども、ご遺族側の要望にできる限り沿うことが可能です。
また、民営斎場は1日1組に限定して運営をしているところも多く、ゆったりと静かに故人様とのお別れができます。
4.施設設備が充実している斎場が多い
民営斎場は、公営斎場に比べて「差別化」や「特徴的なサービスの提供」に力を入れています。そのため、バリアフリーが完備されていたり、ご遺族の控室に浴室やテレビが備わっていたり、参列者が利用できる喫茶ルームがついていたりと、施設設備が充実している斎場が多くあります。
特に葬儀後に法要や会食を行う場合には、さまざまな要望に応えられる施設設備が充実している点は魅力でしょう。
デメリット
民営斎場のデメリットは、以下のとおりです。
1.公営斎場と比べて価格が高い
メリットで述べたような設備などが充実している分、民営斎場は公営斎場と比較して価格が高い傾向にあります。
価格についての詳細は、この後の「公営斎場と民営斎場の費用の相場は?」をご覧ください。
2.火葬場が併設されていない場合がある
民営斎場には火葬場が併設されていないケースが多く、その場合は、葬儀後に火葬場へ移動しなければなりません。
火葬場が併設されていない民営斎場を利用する際は、火葬場の予約を斎場とは別に行わなくてはならない点、火葬の費用が別途かかる点に注意が必要です。
3.寺院の場合は檀家か宗教・宗派が問われる
寺院が運営している民営斎場を利用する際は、「その寺院の檀家であるか」「その寺院が信仰している宗教・宗派であるか」が問われます。該当しない場合は、斎場の利用ができないことがあるので注意しましょう。
7.公営斎場と民営斎場の費用の相場は?
「公営斎場は民営斎場に比べて安く利用できる」とご紹介しましたが、具体的にはどれくらいの価格差があるのでしょうか?
ここでは、公営斎場と民営斎場の平均的な費用相場についてご紹介します。
※ここでいう相場は、「斎場利用料」であって、葬儀費用は別途かかる点に注意してください。また、斎場利用料は斎場が都心にあるのか、地方にあるかによって大きく変わる点にもご留意ください。詳細に関して知りたい方は、葬儀社に相談するとよいでしょう。
公営斎場の費用
公営斎場は施設の大きさや葬儀の規模にもよりますが、火葬のみなら無料~3万円程度、小規模な葬儀を行うなら式場を3~10万円程度で利用できます。
公営斎場を運営している自治区内に故人様か喪主様が住んでいれば、ほとんどの場合で、さらに安くなります。
民営斎場の費用
民営斎場の費用に関しては、「どこが運営している斎場か」「どこの地域にある斎場か」などによって相場が変わりますが、おおよそ次のようになります。
葬儀社の斎場
葬儀社が運営する斎場の場合、費用の目安は10万円程度です。ただし、葬儀プランの中に斎場利用料が含まれていることもあり、そうなると、明確な利用金額がわからないケースもあります。
斎場利用料がすでに含まれている葬儀プランでは、もっともシンプルなプランは約20万円からで、葬儀のスタイルや規模によっては100万円を超える場合もあるでしょう。
葬儀専用の貸し斎場
民間企業が運営しているものに「葬儀専用の貸し斎場」があります。そうした斎場は、20~40万円ほどで利用可能です。
ただし、多くの参列者をお招きする葬儀では広い斎場を使わなければならず、部屋が広くなるにつれて費用が高額になっていきます。
※花葬儀では、1都3県にある800以上の中から、葬儀を執り行うための斎場をご検討いただけます。ご予算や規模、スタイル、宗教に合わせた葬儀プランもご用意しております。詳しくはこちらをご覧ください。
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寺院斎場
寺院が運営している寺院斎場の費用は、おおよそ15~30万円が相場です。
基本的には、その寺院の檀家や同じ宗教・宗派を信仰している方のみの利用ですが、立場を問わず利用を受け付けている寺院もあります。その場合、料金は檀家の方よりも割高になるようです。
斎場の費用の注意点
斎場の利用料を考える際、「利用日数」に注意が必要です。
一日葬(通夜を省略し、1日で葬儀から火葬までを終える葬儀形態)を行う場合であっても、ご遺体の安置や葬儀準備で利用する際は2日分の斎場利用料がかかるケースもあります。料金については、必ず事前に確認しておくようにしましょう。
※一日葬についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事が参考になります。
https://www.hana-sougi.com/blog/oneday/
8.公営斎場と民営斎場の違いは?
公営斎場と民営斎場のメリット・デメリットを説明しましたが、それぞれを比較すると、どのような違いがあるのでしょうか。
公営斎場と民営斎場の特徴と利点を整理してみました。
公営斎場の特徴と利点
公営斎場は、自治体や公共団体によって運営される斎場であるため、次のような特徴や利点があります。
公正な料金体系
公営斎場は、自治体の管理下で運営されるため、料金体系や条件が明確・公正であることが期待できます。
自治体の住民であれば低料金で利用でき、また料金設定の不透明さに疑問を抱くことなく葬儀や告別式の内容を決定できるのは、精神的・肉体的に負担の大きい状態である喪主様にとって大きな利点だと言えるでしょう。
一定の基準と品質管理
公営斎場は、多数の方に利益をもたらす「公益性」を保つため、一定の基準と品質管理を求められます。
スタッフの人数の多さによるサービスの手厚さなどでは民営斎場に及ばない場合が多い公営斎場ですが、どの葬儀に関しても安定した一定の基準と質のサービスが提供される点は、利用者に大きな安心感を与えてくれるでしょう。
民営斎場の特徴と利点
民営斎場は、主に葬儀会社や企業が運営する斎場であるため、次のような特徴や利点があります。
柔軟なサービス提供
民営斎場の大きな特徴は、ご遺族のニーズや要望に対応するために柔軟なサービスが提供できる点にあります。
宗教・宗派ごとに違う葬儀の形式、参列者やご遺族のご希望に沿ったプラン、追加で選べるオプションの用意など、公営斎場に比べて、より希望に沿った葬儀が行える点が民営斎場の強みです。
豊富な設備と多様な選択肢
民営斎場の多くは、多様な施設や設備を保有しています。
大小さまざまな会場やご親族向けの個室、広い駐車場、車いすや高齢の方に優しいバリアフリー設備など、斎場ごとに特徴があり、ご自身の要件や予算に合わせて幅広い候補の中から選べます。
9.公営斎場と民営斎場の選び方
公営斎場と民営斎場のどちらを選ぶかについては、以下のポイントに注目して選ぶことをおすすめします。
斎場の品質と管理水準を比較して選ぶ
公営斎場と民営斎場では、独自に設けられた一定の品質や管理水準に差があります。それらの差がどの程度なのかは、「施設の清潔さ」「設備の充実度」「スタッフの対応」などを比較することで推測が可能です。
喪主様も参列者も最後まで気持ちよく故人様を送り出せるよう、公営斎場と民営斎場の両方を見学する際は、これらの項目を重点的にチェックしてみましょう。
料金体系を比較して予算に合うほうを選ぶ
葬儀は、多くの費用がかかります。「少しでも価格を安く抑えたい」「見の丈に合った葬儀を執り行いたい」という方は、公営斎場と民営斎場の料金体系を比較することも大切です。
料金の比較を行っている時間的余裕のない場合は、葬儀社に相談するのもひとつの方法です。
※花葬儀では費用に関するご質問・ご相談を24時間受け付けております。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
https://www.hana-sougi.com/estimate_form/
ニーズや要望への対応を比較して選ぶ
斎場利用のニーズに応じて、公営斎場と民営斎場とで、提供されるサービスや設備の違いを考慮することも大切です。
葬儀の宗派や規模をはじめとしたご自身の要望、予算などをあらかじめまとめておくと、公営斎場と民営斎場との比較検討がしやすく、最適なほうを選べるでしょう。
10.公営斎場と民営斎場の葬儀の流れは?
料金やサービス、設備などの面で違いがある公営斎場と民営斎場ですが、葬儀の流れもそれぞれ異なるのでしょうか?
公営斎場の葬儀の主な流れ
公営斎場では、「通夜」、「葬儀・告別式」、「会食(精進落とし)」の順で葬儀が可能です。火葬場が併設されていれば、「葬儀・告別式」と「会食」の間に、移動の負担なく「火葬」も行えます。
最近では、火葬後に初七日法要を行う「繰り上げ法要」をするケースが増えていますが、公営斎場の場合は、火葬後に再び会場に戻って法要を行えない場合がほとんどです。そこで、公営斎場で葬儀と同日に初七日法要を行いたいときは、葬儀・告別式の式中に初七日法要を行う「繰り込み法要」を選択するのが一般的です。
民営斎場の葬儀の主な流れ
民営斎場でも、「通夜」、「葬儀・告別式」、「会食(精進落とし)」の順で葬儀が可能です。民営斎場の場合、火葬場が併設されていないケースが多いため、火葬のために移動をする必要があります。
民営斎場は、法要会場を別途設けていることが多く、そういった斎場では火葬後に法要会場に移動して初七日法要(繰り上げ法要)を行えます。
民営斎場の場合、斎場から火葬場、さらには火葬場から別途の法要会場への送迎が組み込まれたプランもあるため、葬儀の式中に初七日法要を行う「繰り込み法要」に対応しているのはもちろん、火葬後に初七日法要を行う「繰り上げ法要」も移動の負担なく行えます。
最近は「初七日法要を葬儀の日に行ってしまいたい」という需要が増えており、民営斎場はそうしたニーズを満たしていると考えられます。
※葬儀の日に行う初七日法要である「繰り込み法要」や「繰り上げ法要」について詳しく知りたい方は、次の記事を参考にしてください。
https://www.hana-sougi.com/blog/shonanokahoyo/
11.斎場の選び方のポイントは?
いざ、斎場を選ばなければならなくなった際のチェックポイントをご紹介しましょう。
公共交通機関でのアクセス
葬儀に親戚や、故人様と親交のあった方を幅広く招く場合、やはりアクセスのよさは大事にしたいところです。
斎場による送迎がなくても、公共交通機関でのアクセスがよければ、移動の負担を軽くできます。最寄り駅から斎場までどれくらいかかるのかなどは必ず確認しましょう。
安置ができるか(霊安室があるか)
死亡が確認されたご遺体は、葬儀までの間、安置しなければなりません。
ご遺体の安置先としては、「自宅」「斎場・葬儀社の霊安室」「民間業者の安置所」などが考えられます。自宅での安置が難しい場合は、斎場を検討する際に、霊安室があるかどうかのチェックもしておくと安心です。
斎場で安置できると、葬儀のためにご遺体を移動させる作業や、ご遺体の管理一切を任せられます。深い喪失と忙しさの中にあるご遺族にとって、斎場でご遺体を安置できるかどうかは大きなポイントでしょう。
火葬場が併設されている(近い)か
斎場と火葬場が離れていると、葬儀が終わってから火葬場までを車やマイクロバスなどで移動しなければなりません。火葬場が併設されている、または火葬場が近い斎場であれば、こうした移動の負担を減らすことができます。
収容人数や斎場の広さ
斎場の大きさはさまざまですから、予定している参列者数に見合わない場合もあります。
予定される参列者数を収容できる広さかどうか、座席の数は足りるかどうかをチェックして斎場を選びましょう。
宴席(会食)の場所があるか
葬儀のあとには、参列者や僧侶などに対し喪主様が労いの気持ちを込めて食事を振る舞う「精進落とし」を行うことが一般的です。
宴席会場が備わっているか、予定している人数を収められるキャパシティの食事会場があるかも斎場選びのポイントになります。
駐車場のスペース
地域によっては、公共交通機関よりも自家用車で斎場に向かう人数のほうが多いこともあります。また、どうしても公共交通機関のアクセスのよい斎場を予約できなかった場合、車の利用が便利な斎場を選択することになるかもしれません。
特に車で来場される方が多い場合は、駐車場があるかどうか、何台ほどが停められるのか、駐車場が満車の場合も想定してコインパーキングなどの駐車スペースが近くにあるかどうかも確認しましょう。
宿泊施設があるか
遠方から参列する方のために、宿泊施設を設けている斎場もあります。斎場の近隣に宿泊施設がない場合は重宝されるでしょう。
また、仮眠スペースやシャワーなども、ご遺族にとって非常に有用な設備ですから、事前に確認しておくとよいでしょう。
バリアフリーに対応しているか
最近は、葬儀に高齢の方が参列するケースが増えているため、斎場がバリアフリーに対応しているかは重要なポイントです。
高齢者や車椅子の方、小さなお子様は、ふとした拍子につまずいてしまい、大きな怪我をする場合もあります。バリアフリーであることは、介助が必要な方、介助をする方、双方にとってたいへん安心です。
車椅子の方には、車椅子の方が利用できるトイレが完備されていると便利でしょう。
無宗教葬に対応しているか
宗教観を排除した無宗教葬を故人様やご遺族が望んでいる場合、無宗教葬に対応しているかの確認を、斎場に対して必ず行わなくてはなりません。
無宗教葬に対応している斎場には「どのような葬儀内容が可能か」「自由葬や音楽葬などはできるのか」などのすり合わせも同時に行いましょう。
空きがあるか
そもそも斎場に空きがなければ、どんなに希望通りの斎場だったとしても利用はできません。
特に公営斎場は利用希望者が多く、予約が取りづらい傾向にありますので、1箇所に絞らず、複数の候補を挙げて検討し始めることをおすすめします。
建物や内装の雰囲気
斎場は、ご遺族や参列者が故人様とお別れをする大切な場所ですが、必ずしもデザイン性の高い内装であったり最新の設備が揃っていたりする必要はありません。
しかし、老朽化が顕著ではないか、建物や内装の雰囲気が故人様やご遺族の希望とマッチしているかどうかは、チェックしておきたいポイントです。
12.斎場と葬儀社はどちらを先に選ぶ?
斎場選びのポイントを解説しましたが、斎場を決めただけでは葬儀は行えず、葬儀は葬儀社に依頼しなければなりません。
ここでは、斎場選びと葬儀社選びの関係、どちらを先に選ぶとよいのかについて解説します。
斎場選びと葬儀社選びの関係
斎場選びと葬儀社選びは、直結する場合と、直結しない場合とがあります。
選んだ斎場の運営が葬儀社の場合、一般的にその葬儀社に葬儀を依頼した人しか斎場は使えません。したがって、斎場選びは、葬儀社選びに直結します。
一方、葬儀社が運営をしていない公営斎場や民営の貸し斎場を利用する場合は、葬儀社を別途探す必要があります。
ちなみに、葬儀社全体のうち、自社の斎場を所有している葬儀社は数が少ないため、葬儀社選びと斎場選びが直結することはなかなかないようです。
斎場より葬儀社を先に選んだほうがよい
では、斎場と葬儀社は、どちらを先に選んだほうがよいのでしょうか。一般的には、斎場よりも葬儀社を先に選ぶほうがよいようです。具体的にいうと、自社で保有している斎場を含めて、「この葬儀社なら、どういう斎場や葬儀を提案してくれるのか」という視点で、まずは葬儀社を選んだほうがよいということです。
たとえば、日程の都合などによって希望していた斎場を使わず、別の斎場に決め直したいというケースは珍しくありません。そうしたときに、斎場を先に決めていると身動きが取れなくなります。そして、地域事情をよく知らない葬儀社であったなら、代替の斎場をおさえられない、または、おさえた斎場がご遺族側の希望と大きく乖離していたなどの問題に発展する可能性があります。
斎場は、ほとんどの場合で代替がきくのに対し、葬儀社は、一度契約してしまうとよほどのことがない限り替えられません。斎場選びよりも葬儀社選びを優先させ、イレギュラーが発生しても安心して任せられる葬儀社を探すことをおすすめします。
13.斎場利用の流れと必要書類は?
斎場を利用するに至るまでの流れと、利用者が用意しなければならない必要書類についてご紹介します。
斎場利用の流れ
斎場利用の手続きから葬儀までは、以下の流れで進むことが一般的のようです。
1.受付(予約)
2.書類手続き
3.打ち合わせ
4.葬儀
特に公営斎場の場合は煩雑な手続きが必要になる場合もありますが、いずれも葬儀社が代行してくれるので、任せるようにしましょう。
斎場利用に必要な書類
斎場利用において必要となる基本書類は以下の通りです。
必要書類 | 取得先 | 補足 |
---|---|---|
斎場使用許可申請書 | 斎場を運営している市町村区の窓口もしくはホームページ | 公営斎場を利用する場合に必要 |
火葬許可証 | 故人様がお住まいの市町村区の役場 |
・斎場の火葬場を利用する場合に必要 ・火葬許可証の取得には死亡届と死亡診断書が必要 |
また、国民健康保険や社会保険・共済組合に加入している方が亡くなった際の給付金制度として「葬祭費補助制度」があります。葬祭費補助制度を利用する場合は、上記の書類とは別に、故人様と申告者との関係を証明するための戸籍謄本などが必要になる場合があります。
どのような書類が必要か、またどのようにして取得・申請すればよいのか不安がある方は、葬儀社に相談すると安心でしょう。
14.斎場利用のマナーは?
斎場利用時のマナーとエチケットについて解説します。
斎場独自のマナーが存在するわけではありませんが、故人様を偲び、お別れする場において身だしなみや行動には慎重にならなければなりません。
斎場でのふさわしい服装
斎場では喪服を着用します。
男性は、ブラックスーツが基本です。ワイシャツは白無地とし、ネクタイ、靴下、ベルトは無地で光沢のない濃い黒を選びましょう。殺生を連想させる動物の皮製品の仕様はNGです。
女性は、黒のワンピースやアンサンブル、パンツスーツが基本です。スカート丈はひざ下とし、ストッキングは無地の黒色で、肌の色が透ける程度の厚みが理想です。装飾品は全て外し、靴は黒無地のかかとの低いものを選びます。
※葬儀の服装や身だしなみに関するマナー・ルールは、こちらの記事にて詳しくご紹介しております。
https://www.hana-sougi.com/blog/funeral-outfit
忌み言葉は使わない
「忌み言葉」とは、不幸そのものをイメージさせる言葉であり、葬儀の場所では使わないのがマナーです。
以下に忌み言葉の例をご紹介します。弔辞や喪主挨拶などでもうっかり使用してしまわないように気をつけましょう。
【忌み言葉の一例】
・死
・終わる
・消える
・4(死)
・9(苦)
また、忌み言葉と同様に、葬儀の場では「重ね言葉」を使わないというマナーがあります。重ね言葉には「重ねて」「何度も」「繰り返し」など、「不幸が連続する」イメージを与えかねないものが該当します。
周囲の人々への配慮
住宅街の中にある斎場、複数の葬儀が同日に行われる斎場の場合は、特に周囲の人々への配慮が求められます。
たとえば、葬儀終了後も斎場に留まり続けると、会話音が迷惑になる、次の斎場利用者が斎場内に入れないなどのトラブルが発生しやすくなります。
「久しぶりに会えた親族や知人との時間が惜しい」という気持ちは誰しもあり、つい大声で話してしまったり、斎場に長居をしてしまったりしがちですが、斎場は多くの方が故人様とのお別れを惜しむ厳かな場所ですから、お互いの立場を思いやった利用を心がけたいものです。
15.地域別の斎場情報
最後に、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県にある斎場の一部をご紹介します。
※より多くの斎場を調べたい方は、花葬儀の「斎場検索」をご利用ください。
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東京都
東京都の斎場は民営・公営ともに火葬場が併設されている場合が多く、東京都は一都三県の中でもっとも斎場や火葬場の数が多いエリアです。
桐ケ谷斎場
火葬場が併設されていて、家族葬から大型葬まで幅広く利用できる斎場です。
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代々幡斎場
最寄り駅から徒歩5分と交通の便がよく、火葬場が併設されている斎場です。
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臨海斎場
宿泊施設や親族控室に浴槽の設備が備わっている斎場で、遠方の参列者も安心して利用できます。
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町屋斎場
胎児用の炉が設置されている火葬場が併設されています。式場数が多いため希望の日時での予約が比較的取りやすい斎場です。
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セレモニー目黒
小規模な斎場ですが交通の便がよく、宿泊も可能で、家族葬など近しい方のみでゆったり葬儀を執り行うことができる斎場です。
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神奈川県
神奈川県は、火葬場を併設している市営の斎場が充実しています。
横浜市南部斎場
火葬場が併設されています。高速道路の出入り口が近く、車でお越しの参列者には便利な斎場です。
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かわさき南部斎苑
式場数が多く、希望の日時での予約が比較的取りやすい斎場です。
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藤沢市斎場
家族葬から大規模葬儀まで対応している大型の斎場で、宿泊施設や100台以上が駐車できる駐車スペースを備えています。
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横浜市北部斎場
火葬場が併設されており、斎場内には広いエントランスや休憩室、喫茶スペースなどがあります。
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一休庵久保山式場
無料で利用できる安置室を備えており、火葬場が隣接しているため移動による負担が少ない斎場です。
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埼玉県
埼玉県は、一部事務組合が運営している斎場が多く、火葬場が充実しています。
思い出の里会館
さいたま市にある4つの公営斎場のうちのひとつです。火葬場は併設していませんが、式場・火葬場ともに公営施設のため、民営にくらべ費用を抑えた葬儀が可能です。
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昌平寺第二別館
昌平寺が保有する斎場で、宗旨・宗派を問わない葬儀が可能です。全館バリアフリーに対応しています。
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しののめの里
一部事務組合が運営する斎場で、運営元地域に在住する方のみの利用となります。しかし、火葬場は空き状況によっては他の地域の方の利用が可能です。
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埼葛斎場
大きさ・種類が豊富な火葬炉を備えているだけでなく、集塵機も設置している斎場です。大きな駐車場があり、宿泊も可能です。
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メモリアル彩雲
火葬場が併設されており、少人数から大規模な葬儀まで対応している斎場です。
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千葉県
千葉県は、近年新設された斎場が多く、建物の外装や内装、設備がきれいな斎場が多い地域です。
千葉市斎場
千葉市が運営している斎場のため、千葉市民であれば安価で利用できる火葬場併設の斎場です。
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ウイングホール柏斎場
火葬場、広い駐車場、霊安室が完備された、使い勝手のよい斎場です。
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馬込斎場
火葬場が併設された公営斎場です。4つの式場のうち、3つでは祭壇の持ち込みが可能という特徴があります。
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市川市斎場
火葬場が併設された公営斎場で、大規模な葬儀にも対応しています。また、家族葬や音楽葬など、比較的新しい葬儀形態も可能です。
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関宿斎場
野田市が運営している中規模公営斎場で、火葬場が併設されており、野田市民であれば比較的リーズナブルに葬儀・火葬が行えます。
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16.希望とすり合わせながら思い出の場所となる斎場を探してみましょう!
斎場は、立地、広さ、費用、受けられるサービスなど、実にさまざまです。公営か民営化で悩む方もいらっしゃるでしょう。ぜひ、ご紹介してきた選ぶポイントなどを参考に、ご希望とすり合わせながら探してみてください。
ただ、いくつかに絞っても選び切れない場合は、「思い出をつくることができる場所であるか」で検討してみてはいかがでしょうか?
大切な故人様とお別れをする斎場は、いつまでも心に残る思い出の場所になるでしょう。そこで、思い出の場所としては、どのような斎場が望ましいかを考えると、最適なところが見つかるかもしれません。
※花葬儀では、葬儀内容のご相談だけでなく斎場探しのお手伝いもいたします。「悔いのない葬儀にしたい」「参列者に負担のない場所を選びたい」という方のために、自社提携施設やご案内可能な斎場を800以上ご用意しております。まずはお気軽にご相談ください。
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