終活は断捨離から?メリットや不要なものの処分方法も解説
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- 【 終活の基礎知識 】
2009年頃から、世間では「終活」という略語が急速に使われるようになりました。人が人生の締めくくりに向けて行う身辺の整理を意味し、終活を意識する高齢者も増えています。
このように昨今、耳目を集めている終活ですが、その一環として幅広い世代から注目されているのが断捨離でしょう。
今回は、終活の中でも、早くからから始めるのがよいとされる断捨離について解説します。
【もくじ】
1.そもそも断捨離とは?
断捨離という言葉を耳にすることが増えましたが、その意味について漠然としか理解していない方も多いようです。ここでは、断捨離の正確な意味についてご紹介します。
断捨離の言葉の語源は?
断捨離とは、仏教用語などではなく、「断行(だんぎょう)」「捨業(しゃぎょう)」「離業(りぎょう)」というヨガの行法にもとづいた、不要なものを手に入れることを「断ち」、不要なものを「捨て」、物への執着から「離れる」との意味で使われ始めた造語です。
断捨離の意味とは?
前述したように、断捨離とは、不要なものを捨てることだけではなく、ものへの執着心から解放されようとする考え方を含めて使うワードです。
断捨離は、「もったいない」という思考や、ものへの執着心を手放すことで、身軽で快適な人生や心の平穏を得ようとする意味でも使われ、単なる片付けやものを捨てることを意味する言葉ではありません。
2.終活は断捨離から始める人が多い!その理由は?
終活といえば、「葬儀や墓の準備」「財産整理」「相続の準備」などが真っ先に思い浮かびますが、実際には何から始める人が多いのでしょうか。
終活は断捨離から始める人が多い
終活を始めようと考えたとき、多くの方は、断捨離から始めるようです。
自分の都合のよいときに、自分の判断で、また、自分のペースで進めることができる行動なので、終活をスタートするにあたって始めやすいのでしょう。
実態調査から「断捨離から始める理由」を分析!
朝日新聞が行った「終活に関する意識と実態調査結果」によると、終活を始めるきっかけとして多かった回答は、「自分のことは自分でしたいから」「子供に迷惑をかけたくないから」でした。
このように、趣味にかかわるものや衣類、食器類など、自分のものを家族の手を煩わせずに、自分の力で処分できるうちにしたいと思う方が多いために、終活は断捨離から始める人が多いのだと考えられます。
「終活に関する意識と実態調査結果」
掲載元:2022年1月14日朝日新聞デジタル Reライフ.netより
URL:https://www.asahi.com/relife/article/14515467
※終活について詳しく知りたい方に、は下記の記事が参考になります。
https://www.hana-sougi.com/blog/shukatu/
3.終活における断捨離はいつから始める?年代別メリットを解説
終活における断捨離は、高齢になってからと考える方もいるかもしれません。しかし、まだ自分の死について本気で考える前から始めるメリットもあります。
ここでは、全年代で共通した断捨離のメリットと、年代別に断捨離を始めるメリットについて解説します。
全年代で共通した断捨離のメリットは?
年代別の断捨離を始めるメリットをご説明する前に、まずは、全年代に共通する断捨離を行うメリットについてご紹介しましょう。
家族の負担が軽減する
自身の死後、自分の趣味のもの、衣類などは、残された家族が整理をしなくてはなりません。自分のものは自分で取捨選択し、整理しておけば、万が一自分が急逝しても、家族の負担を軽減できます。
部屋や身の回りがきれいになる
自分の身の回りを見直して、本当に残したいもの、そうでないものの仕分けをし、断捨離をすることで部屋や身の回りがきれいになると、心理的な負担が減り、生活の質も向上するでしょう。
お金や時間の節約になる
身の回りのものを見直し、必要なもの、不要なものを判断する。その作業を日常的に続けていると、無駄なものを新たに買わないようになるため、お金の節約になります。
また、ものが少なくなり、身の回りが整頓されれば、掃除をする時間も短縮されるでしょう。
30代で断捨離をするメリットは?
30代は社会人としての生活が充実し、結婚して新しい家庭を築く、子供を授かるなど、自分以外に大切な存在が増えることが多い時期だといえます。そうした30代だからこその、将来を見据えた断捨離のメリットを解説します。
家族が増える・転勤などの備えに
30代になると結婚して家族が増える方も多く、また、会社での異動による転勤や将来を見据えて転職を経験する人も少なくありません。
結婚をして、子供に恵まれれば、自分の身に何かあった際に、身の回りがものであふれていると、配偶者や子供たちに負担がかかります。また、転勤を理由に引っ越しをしなくてはならなくなった場合にも、日常的に断捨離ができていないと、引越しの荷物が多くなりたいへんでしょう。
30代での断捨離は、家族が増えたり、転勤をしたりする際の備えになります。
ライフプランを見直す機会になる
30代は、仕事で昇進を目指したり、人生の目標を立てたりと精力的に過ごす時期です。そのような時期に、あえて終活や断捨離について考えることは、自身のライフプランを見直すきっかけになります。
自分の仕事の立ち位置や収入、家族と過ごす時間について、このままでよいのかを考え、これから進むべき方向性を見直すよい機会になるでしょう。
40代で断捨離をするメリットは?
仕事に加えて育児なども経験することが多い40代。育児絡みでのお付き合いも増えるため、人間関係の断捨離を始めるのにもよいタイミングかもしれません。ここでは、そのような40代で断捨離をするメリットについてご紹介します。
体力・気力ともに余裕を持って行える
40代は一般的に体力・気力ともにまだ余裕のある時期でしょう。50歳以降、本格的に行わなければなくなる終活を前に、40代で断捨離をしておくことで、今後のあと片付けや終活がとても楽になります。
歳を重ねると、少なからず体力も気力も衰えてきて、断捨離をしようと思っても、腰が重くなってしまうものです。体力や気力があるうちから断捨離をすれば、余裕を持って行えるでしょう。
断捨離が早く進む
ものを整理する断捨離においては、判断力と体力が必要です。ものを捨てる前には、捨てるかどうかを判断をしなければなりませんが、その判断力は年を追うごとに衰えていきます。また、処分するものを家から出す体力も、年齢を重ねるほどに衰えます。
体力や判断力に余裕がある40代ならば、断捨離が早く進むでしょう。
50代で断捨離をするメリットは?
50代は、一般的に子育てがある程度落ち着き、時間に少し余裕が出てくる時期です。50代で断捨離するメリットについてご紹介します。
体力的にはリミット?!
断捨離は、時に重い家具を移動したり、大量のゴミを搬出したりと、体力が必要になる作業です。
60代、70代と年齢を重ねると、その分体力が減少してしまうのは普通のことです。身体への負担を考えると、体力的に無理をせずに取り組める50代までに断捨離をしておくことをおすすめします。
セカンドライフが明確になる
50代は、人生の折り返し地点の時期ともいえます。そのような時期に断捨離をして身の回りの整理をすれば、今まで諦めきれなかった思いや活動に終止符を打つきっかけになるかもしれません。「続けたほうがよいこと」「やめたほうがよいこと」を見極められれば、セカンドライフも明確になってきます。
断捨離をして、身の回りのものはもちろん、人間関係や金銭面の棚卸しをすることで、自分のセカンドライフをどのように過ごしたいのかが明確になり、場合によっては将来の目標を立てることもできるでしょう。
60代で断捨離をするメリットは?
60代は、一般的には仕事における現役を退き、自由に使える時間が増えるため、自分に何かあったときに家族に迷惑をかけないよう、終活を始める方も多くなります。そのような60代で断捨離をするメリットをご紹介します。
住環境変化に対応しやすくなる
60代になると、これから先のライフスタイルや、自動車運転免許の返納、体力の低下を見据えて、郊外の戸建てから交通の便がよい駅前のマンションに住み替える人が増えています。
そのように住環境を変える際に断捨離ができていると、引っ越しで運ぶ荷物も少なく、身軽に住環境の変化に対応できるでしょう。
家族と話し合いながら行える
60代は、子供がいるならば、すでに成人しているか、それに近い年齢になっていることが多く、先祖代々継承されてきたものや家財など、今後、どう管理するかの話し合いも家族とできるでしょう。
歳を重ねるにつれてものを管理するのに必要な記憶も不確かになりやすいため、家族と話し合いながら断捨離をできる点は、大きなメリットだといえます。
4.終活での断捨離の手順は?
終活での断捨離は、明確な期限があるわけではないため、闇雲に始めても長続きはしません。手順を踏みながら確実に進めていきましょう。
今あるものを把握する
終活での断捨離は、今あるものを自分で把握することから始めます。
「捨てるか」「捨てないか」を判断するのではなく、まずは、手放すかどうかは考えずに、今あるものをリスト化しましょう。
必要なもの・不要なものの仕分け
次にリスト化した持ち物を、必要なもの・不要なものに仕分けをしましょう。すぐにどちらかに仕分けできないものについては、以下のようにランクをつけて仕分けをすることをおすすめします。
・A:必要なもの
・B:使用頻度は少ないが捨てられないもの
・C:捨てようと思っているけれど、捨てるのに勇気がいるもの
・D不要なもの
(・X:判断がつかないもの)
判断がつかないものは、「X:判断がつかないもの」として仕分けをし、時間をおいたあとに、どうするかを判断しましょう。
不用品を処分する
仕分けができたら、「D:不要なもの」から実際に処分をしましょう。
粗大ゴミや家電など、すぐには処分ができないものは、行政の方針に従い計画的に処分を進めます。
不用品の処分は、手間のかかる作業ですが、不要なものを手放すことで、老後の生活の質が向上します。
5.断捨離での不要・必要の仕分け方法は?
前述した、終活での断捨離の手順で難しいのが、不要・必要の仕分けの方法ではないでしょうか。
ここでは、必要なもの、不要なものの仕分けの方法をご紹介します。
最初に基準をつくっておく
断捨離は、捨てるアイテムごとに最初に基準をつくって行うとスムーズに進みます。
たとえば、洋服などは下記のような基準を設けて、それに合ったアクションを決めておくとよいでしょう。
■あったことを忘れていた……即処分
忘れていたということは、必要もないし、愛着もないことなので、即処分します。
■ここ数年着てない……早めに捨てる
思い直して着るようになりそうな洋服は残して、今後も着る機会がないと判断したものは早めに捨てましょう。
■寿命がきている……買い替えながら捨てる
使い込んで寿命がきている服は、着づらいものですから捨てていいでしょう。しかし、気に入っている場合は、たまに着ながら、同じデザインの新しい服を買ったら捨てるという方法もあります。
■今の流行ではない……着ないなら捨てる
流行でなくても、好きなら着てもいいでしょう。ただし、着ないと選択したならば、捨てるべきです。
■好みが変わって着なくなった……早めに捨てる
好みが変わって着なくなったとは、すなわち、その服が嫌いになったということですから捨てます。
ある程度は思い切って判断する
自分が長い間大切にしてきたもの、大切な方から受け取ったものは、手放すのに勇気がいります。だからといって、現状維持では断捨離は進みません。
基準を設ける、家族に相談するなどして自分の中で納得できる理由を見出し、ある程度は思い切って判断することが大切です。
6.断捨離での不用品の処分方法は?
断捨離で手放すことにした不用品の処分方法には、「捨てる」「譲る」「売却する」があります。
ゴミとして処分する
断捨離で不用品と判断したものを、ゴミとして処分する方法があります。ただし不用品の種類によっては、処分をするのにお金がかかる場合があります。
自治体ごとに、粗大ゴミや家電、パソコンなど処分するものにより処分方法が異なるため、ゴミとして処分する際は自治体のルールを確認して正しく処分しましょう。
ふさわしい人に譲る
捨ててしまうだけでなく、「ふさわしい人に譲る」という選択肢もあります。本が好きな人に本を譲る、素敵なデザインの雑貨、食器などを友人に譲るなど、喜んで引き受けてもらえそうな人がいたら、まずは受け取ってもえらえるか連絡してみてもよいでしょう。
大切にしてきたものを、ふさわしい人に譲る行為は、他者に対して良い行いをしたと思える場合もあります。
売却する
不要なものを売却して、少額だとしてもお金に変えることが、断捨離をするモチベーションを上げる場合もあります。
手軽に売却する方法には、以下のような手段などがあります。
■リサイクルショップ:店舗に不用品を持って行き買い取ってもらう方法
■宅配買取業者:不用品を箱に詰めて宅配買い取り業者に送付し、査定してもらってから納得して売却する方法
■フリマアプリやネットオークション:オンラインで個人で売却する方法
売却するには少なからず労力が必要になりますが、捨ててしまうときの罪悪感もなく、大切なものをリサイクルすることで清々しい気持ちで断捨離ができるでしょう。
7.終活の断捨離をスムーズに行うコツは?
終活での断捨離をスムーズに行うにはどうすればよいのでしょうか。
ここでは、断捨離行うのに有効なコツをご紹介します。
処分しやすいものから始める
断捨離をスムーズに行うには、一度に全てを終わらせようとせず、ストレスなく処分できるものから始めましょう。
消耗品や長期間着ていない服など、迷いなく手放せるものから始めるとスムーズに進みます。
少しずつでも続ける
断捨離を進めていく中で、大量に処分しなくてはならないものが発生すると、一時的に生活空間が圧迫されたり、生活のリズムが乱されたりなど、生活に支障が及ぶ場合があります。
断捨離は、できれば早く終わらせたいと思うものですが、自分の心が乱されない範囲のものから始めて、少しずつでも続けていけば自ずとゴールも見えてくるでしょう。
捨てにくいものは後回しにする➡思い出にかかわるものなど
断捨離の途中で、捨てにくいもの、捨てていいか判断ができないものが出てくる場合もあるでしょう。特に思い出にかかわるものなどを強引に処分してしまうと、後悔することになりかねません。
迷いのある気持ちのまま処分をせずに、捨て難いものは後回しにして、期限を設け、あらためて判断をしましょう。
8.終活の断捨離の注意点は?
終活の断捨離では注意すべき点がいくつかありますので、ここでご紹介します。
断捨離は自分の意思で行う
はじめにも触れましたが、断捨離はものを捨てるだけが目的ではありません。ものを処分することとあわせて、ものへの執着心をなくすことも大切な目的です。他者からなかば強引にすすめられ、自分の意思に反して断捨離を行えば、ものへの執着から自分を解放できず、また、すぐにものがあふれてしまうことにもなりかねません。
断捨離は、自分の意思で行わなければ、意味を成さないのです。
自分のもの以外は絶対に捨てない
一人暮らしで、全て自分のものであるなら問題はありませんが、家族と一緒に暮らしている中で断捨離を行う場合には、自分のもの以外は勝手に処分をしてはいけません。
不要に見えても、本人が大切にしているものかもしれません。勝手に処分してしまえば、諍いが起きる場合もあるでしょう。目障りに思ったとしても、相談なしに処分せず、自分のものだけに絞って断捨離を行います。
資産に関するものは断捨離の対象外とする
資産に関するものは、断捨離の対象外とします。
特に金銭関係の書類は、自分が亡くなったあとに家族であっても再発行できないものもあります。遺産相続の手続きに必要な書類などもあるので、ご家族のためにも大切に保管しておきましょう。
※資産に関するもの、家宝の保管場所などを記録に残す方法として遺言書の作成が有効です。遺言書の作成方法について、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
https://www.hana-sougi.com/blog/igonsho/
体力のあるうちに始める
断捨離は力が必要になる作業もあるので、体力があるうちに始めたほうがよいといえます。
体力があるうちは、たいてい精神面も健康ですから、ポジティブな気持ちで断捨離を進められるでしょう。
精神が不安定なときには行わない
断捨離をしてものを減らすことは、環境が変化にもつながり、少なからず不安な気持ちになるかもしれません。したがって、精神が不安定なときに行うと、その不安が過剰に大きくなってしまう可能性があります。
正常な判断で必要なもの、不要なものの仕分けができなくなるケースもありますから、精神が不安定なときには断捨離は行わないようにしましょう。
9.終活の断捨離でよくある質問
終活の断捨離でよくある質問についてご回答します
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つまり、自分でものを増やすつもりがなくても、自然とものは増えてしまうので、できるだけ処分することを意識した生活を継続する必要があります。「処分する」ことに意識があると、ポストに届いたチラシも、おまけの品も、自分にとって不必要であれば、すぐに処分できるでしょう。
A.TwitterやFacebook, InstagramなどSNSのアカウントは、「デジタル遺産」ともいわれ、何も対処しなければ、自分の死後も残り続けます。「もしものときには、アカウントを削除してほしい」「状況に応じたステイタスにしてほしい」と望む場合には、アカウント情報(ID・パスワードなど)を事前にメモに残し、家族に手続きをしてもらうようにしましょう。
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2023年現在、一部のSNSでは、自分の死後、アカウントを管理する管理人を指定しておく設定もできますし、今後、それぞれのSNSの仕様ルールも変化することが予想されますが、安心して任せられる家族に処分の対応を頼んでおくことが、最良の対策だと考えられます。
A.スマートフォンやパソコンに保存されている写真や個人情報などのデジタル遺産は、とてもプライベートなもので、たとえ家族であっても手を出し難いものです。したがって、スマホやパソコンに残るデータで不要なものは、随時、削除するなど自分でデータの処分をしておくことをおすすめします。
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スマホやパソコンは、ログインできるのは本人のみで、一般的に家族が専門業者に依頼してもロックの解除はできません。そこで、自分の死後、スマホやパソコンのデータの処分を信頼する家族に頼む場合は、ロック解除のパスワード等を家族と共有しておきましょう。
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パスワードやログイン情報は情報漏洩のリスクがあるため、慎重に取り扱い、自分と家族だけが知る方法で正確に記録を残しておきます。
A.家財道具を断捨離するときには、まずはエリアを分けて簡単に行える場所や部屋から始めることをおすすめします。たとえば、お風呂場やキッチンなどは、毎日使うため、そこにあるものをしっかり把握している分、不要なもの・必要なものの仕分けがしやすいはずです。
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最初の断捨離がスムーズに進むと、片付けを進める意力も湧いてくるので、他の部屋の断捨離もはかどるでしょう。
A.昔のアルバムや、紙焼きの写真が、本棚にあり、処分するかどうか迷うこともあるでしょう。そのまま残しておくと場所もとるため処分したいと思ったなら、思い切って、思い入れのある写真だけ残して、その他の写真は処分するのがよいでしょう。
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または、写真をスキャンしてデータ化しておくのも処分方法の一つです。データ化すれば、場所をらとずに思い出を残せます。
A.お仏壇は、先祖代々の魂が眠る場所で、長い間その家で受け継がれてきたものですから、適切な方法で処分する必要があります。代表的な方法は下記の5つです。
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1.菩提寺に引き取ってもらう
菩提寺、または近くのお寺に相談し、閉眼供養(へいがんくよう)をしてもらい、そのまま引き取ってもらいます。
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2.仏具店に引き取ってもらう
仏具店に相談し、閉眼供養を含めて引き取りの依頼をします。
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3.菩提寺に相談し粗大ゴミとして処分
閉眼供養のみ菩提寺などに依頼し、仏壇自体は粗大ゴミとしてご自身で処分します。
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4.開眼供養の後、売却する
閉眼供養のみ菩提寺などに依頼し、リサイクルショップ等に持って行き売却します。
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5.専門業者に処分を依頼
仏壇の処分を専門とする業者に依頼する方法もあります。閉眼供養をしない業者もあるので、その点は事前に確認をしましょう
10.断捨離を始めるのに早すぎることはありません
終活は、自身の人生の終わりに向けての活動を指しますが、死について悲観的に考えるのではなく、これまでの人生を振り返るとともに残りの人生をどのように過ごすかを考える、後悔のない人生を歩むために必要な前向きな行動です。
その終活をしようと思ったとき、まず、自分の身の回りのものを見直して、棚卸しし、取捨選択をすること、つまり、断捨離をすることが大切になります。お伝えしてきたように、断捨離を始めるのに早すぎるということはありません。心身ともに健康な状態で、気持ちよく断捨離を進めるためには、思い立ったときから断捨離を始めることをおすすめします。
花葬儀では終活のひとつ、自分の葬儀の準備についてのご相談も承っております。「こういう葬儀で見送ってほしい」というような、ご本人のお気持ちに寄り添いながら、葬儀のアドバイスをさせていただきます。ぜひ、お気軽にご相談ください。