花葬儀を選んだ理由
進行力とプランナーさんの人間力が高く、安心してお任せできました。
妻は花や自然が大好きで、亡くなる前に「しきたりや形式にこだわらない、明るいお葬式にしたい」と話していたことがありました。なので、宗教や形式にこだわらない、妻らしいお別れができるところがいいと思っていたところ、娘がオリジナルの花祭壇ができる花葬儀さんをインターネットで探してくれました。
実は花葬儀さんは第2候補だったんです。最初に問い合わせたところが大変混雑していて「40日くらい待つ」と言われたので、花葬儀さんにお電話してみたのですが、これが大正解でした。電話で対応してくださった土屋さんの印象が非常によく、さらにプランナーの大澤さんから「細かいご不安もあると思いますので、差し支えなければこれから行きます」と言っていただき、親身であたたかな花葬儀のスタッフさんの対応にすっかり安心感を抱きました。
妻が亡くなった当日でもあり、まだ動揺が収まらないなか、こちらの気持ちを第一に考えながら、滞りなく式が行えるようご提案くださるプロらしさにも、好感と信頼が持てました。花葬儀さんにお任せすれば安心だという思いが高まり、娘と相談してお願いすることに決めました。
花葬儀を体験して良かったこと
妻の希望を100%叶え、妻らしさでいっぱいのお見送りができました。
子どもたちが小さかった頃、家族で住んでいた南伊豆を、妻はとても気に入っていました。もともと花や自然は好きだったのですが、ガーデニングをしたり自然の中を散策したりするようになったのは、南伊豆に住んだ頃からだったように思います。
デザイン関係の仕事をしている娘が、そんな南伊豆を思わせるような、明るく大自然をイメージした祭壇にしたいとフラワーデザイナーの金子さんにご相談しながら祭壇イメージを固めていけたのは、すごくよかったです。「大好きだったバラの花をたくさん入れて、空間に広がりが出るようにしたい」という娘のアイデアを受け、「時期的にも伊豆のイメージにも、河津桜がいいのでは」と金子さんが目の前でデッサン画を作成。まるで春の伊豆に来ているような空間に仕上げていただきました。
娘のアイデアをベースに、最高に妻らしい花祭壇を創りあげてくださった金子さんのおかげで、妻に対して最後の贈り物ができたと思っています。お別れに来てくださった方からも、お花の色やデザインが妻らしいと言っていただきました。
初めての経験でほかと比較することができないのですが、200点、いや、300点満点のお別れができたと満足しています。
-奥様はどんな方でしたか?
花と自然が大好き。いつも家の中に花がありました。
ガーデニングが趣味で、花やハーブなどをたくさん育てていました。一番好きだったのはバラの花ですが、ガーデニングで育てたハーブをドライフラワーにして飾るなど、家の中にはいつも花が飾られていました。
とにかく自然が好きだったのだと思います。南伊豆にいた頃は畑で野菜を育てたりもしていました。デジカメを買ってからは、カメラも趣味になりましたが、圧倒的に自然を撮影することが多く、海や花、雲や月などをよく撮影していました。
料理とお菓子づくりが大得意。専業主婦のプロでした。
専業主婦の鑑、またはプロフェッショナルというべき存在でした。
料理上手で、「手の込んだ料理の方が、作りがいがある」と、煮物や魚料理など、いつも凝った料理を出してくれました。数種類のルーと隠し味にケチャップを入れる我が家の「特製カレー」は子どもたちも大好きなメニュー。お菓子作りも得意で、よく手作りのおやつも作っていました。
自分の存在を主張するというより、後ろからそっとサポートするようなタイプでしたが、家族にとって唯一無二のかけがえのない存在でした。
ブログやアロマバスソルトのネット販売などITも使いこなすチャレンジャー。
ここ数年はブログを立ち上げ、自分で撮影した写真を掲載したりもしていました。また、亡くなる半年くらい前からは、自分でアロマバスソルトを作り、ネットショップでの販売もしていました。
もともと機械音痴で、パソコンの使い方やスマホの操作もよくわからないというタイプなんですが、やっているうちになんとなくできてしまうところは、妻のすごいところだと思います。
せっかく新しい趣味を楽しみ始めたところだったので、できればもう少し時間を持たせてあげたかったですね。それだけが少し心残りです。
こんなご葬儀でした
お式への要望
広がりのある空間に、やさしい色合いの花を入れたデザイン
〇 バラの花をたくさんいれてほしい。
〇 白やピンクなどやさしい色の花を使ってほしい。
〇 空間に広がりのあるデザインにしてほしい。
〇 緑の葉を使って自然をイメージ出来る感じが良い。
〇 無宗教葬で見送りがしたい。
〇 ガラス玉を吊り下げて、可愛らしさを出したい。
実際のご葬儀
〇 南伊豆をイメージして季節の河津桜を採用。大胆にアレンジして、空間に広がりを持たせました。
〇 奥様のイメージに合う、やさしい色合いのバラの花をたくさん入れてお創りしました。
〇 ご趣味のアロマバスソルトや手作りのフレグランスをメモリアルコーナーに飾りました。
〇 無宗教葬で、奥様らしいお別れ会になさいました。
-花葬儀が終わってみての感想はいかがですか?
葬儀の後も何かと気にかけ、細やかな対応をしてくださるスタッフをお持ちの花葬儀さん。お世話になって本当によかったです。
「自分が死んだら海洋散骨をしてほしい」というのが妻の希望でした。病気が進行し、具体的に「江ノ島あたりに海洋散骨してほしい」と言うのは聞いていたのですが、何しろ初めてのことなのでどうしたらいいのかもまったく分かりません。そんななか、プランナーの宮地さんが親身に寄り添い、いろいろな相談にも乗ってくださったのは、とてもありがたかったです。「妻の誕生日に海洋散骨をしたい」とお伝えしたところ、提携されている会社をご紹介いただき、妻の希望通りに、江ノ島沖に海洋散骨をすることができました。
葬儀が終わった後も、宮地さんからは「体調はいかがですか」「どうされていますか」と度々お電話をいただき、それが励みになっています。葬儀後半年経ってもお電話で気遣っていただけるとは思いませんでした。
花葬儀のスタッフはみな、細やかな気遣いと相手を思いやるあたたかな気持ちをお持ちですが、特に宮地さんの人間力と技術力の高さはすばらしいと思います。宮地さんのことはいい意味で一生忘れません。本当にありがとうございました。
エピソードとお写真、映像は、ご家族様のご許可をいただいて掲載しております。