花葬儀を選んだ理由
花葬儀のホームページを見たときに他とは違うご縁を感じました。
最初はインターネットで検索して葬儀会社を3社くらい候補には挙げていたのですが、花葬儀さんだけは、いわゆる一般的な葬儀とは全く違って、何かご縁のようなものを感じました。
ホームページの雰囲気から昔ながらの暗い葬儀のイメージではなく、現代的で温かな印象に惹かれて、複数候補に挙げた後もなぜか花葬儀さんがずっと頭に残っていたのです。それで家族に確認して連絡するに至りました。
連絡をしたときには、真夜中、病院の霊安室にいたのですが、急いで次の段取りを進めなければならないという状況にもあり精神的にもつらい状況でした。
そんなとき花葬儀さんに電話をしたらすぐに駆けつけてくれて、不慣れな状況に寄り添ってくれたことで安心して任せようと思えました。変に踏み込み過ぎずに寄り添ってくれたので、本当に嬉しかったです。
花葬儀を体験して良かったこと
至れり尽くせり。痒いところに手が届く、そんなサポートをしてもらいました。
花葬儀さんは、最初の電話をしてから1時間以内に飛んできてくれて、それから葬儀までの数日も毎日来てくれて、とにかく痒い所に手が届く、そういう対応をしてくれましたよ。
慣れないことに不安を感じている気持ちに寄り添ってくれて、何かを決めるにしても、決してしつこくなく、自分達の意向を尊重してくれながら、それに対してベストなアイディアをくれる、そんなサポートをしてくれたので、本当に良かったです。
祭壇についても、普通は決まった型から選択するだけだと思いますが、花葬儀さんはそうではなくて、フローリストが実際に自分達のところに打合せに来てくれて、いろいろと私達の希望を汲んでくれました。スケッチの段階では、暖色が少し足りないのかな?と思ったりもしましたが、当日の実際の祭壇は予想以上に豪華で、日本の葬儀とは思えないほど素敵でした。
葬儀は自慢するようなものではないとは思いますが、思わず会社の人にも葬儀の写真を見せたりして。
みんな驚いて「えー!?すごく素敵ね!!」と言ってもらえましたし、これがコロナ禍でなければ、皆さんに参列してもらって、ワッと驚くような葬儀になったのかなと思ったりもします。
華やかな空間だったおかげで、もちろん寂しさはありますが、悲しみではなく、こんなお葬式ができてよかったね、という安堵の気持ちが大きいですね。
-お祖父様はどんな方でしたか?
無口で真面目。頑固さを感じるほどにまっすぐな人でした。
一言で言えば「真面目」。
お祖父ちゃんは仕事一本でしたが、退職してからも家のことにもかなり協力的で、自宅の周りの草むしりやお風呂掃除などもやってくれていました。
とにかく几帳面で、新聞も一枚一枚バラにしてきっちり折り畳んで重ねて収納してくれていて、それを見たお友達が驚いていたこともありましたね(笑)
真面目なので、目的を決めたらそこに一直線。出かけても目的を果たしたら寄り道もせずにまっすぐ帰ってくるんです。真逆の性格のお祖母ちゃんはよく出歩き、遊びまわっていましたが、それに対しても、お祖父ちゃんは特に文句を言うこともなく見守るような性格でした。真逆だけれど、夫婦のバランスは良かったと思いますよ。
無口で真面目。性格も生活態度もまっすぐな人で、ある意味めちゃくちゃ頑固ですよね(笑)。
家お酒を飲めば気が大きくなってニコニコ笑顔で過ごしていました。
そんなお祖父ちゃんの娯楽は、夏はビール、冬は日本酒。テレビで野球などのスポーツ観戦をしながらお酒を飲んでいれば、ニコニコとご機嫌でした。
穏やかな性格で人を悪く言っているのを聞いたことがありませんでした。よっぽどの何かあったときにはお酒を飲んで少しだけ愚痴を言う程度。お酒を飲めば機嫌がよくなり、孫にはお小遣いをあげたりして(笑)。少しでも何かお世話してあげると、とても喜んでくれていましたね。
そんなお祖父ちゃんだから、近所でも評判が良くて、お祖父ちゃんを悪く言う人はいないし、すごく信頼できる人柄でした。
他者に自分の意見を押し付けることはなく、黙々と自分の生活ペースを守るタイプ。
長い期間、清掃に関わる仕事をしていたので、ゴミの分別にはこだわりがあって、自分の家だけでなく、近所のゴミの管理まで徹底していました。それでも、家族に対しても、誰に対しても強制したり、自分の意見を押し付けたりするようなことはなく、全てを受け入れて自分で黙々と処理してくれるタイプでした。
そんなマメなお祖父ちゃんにゴミに関しては任せていた部分もあったので、お祖父ちゃんが体調を崩してからは、困ったこともありましたよ(笑)。
こんなご葬儀でした
お式への要望
緑と白を中心に、黄色やオレンジを使って温かな空間にしてほしい
〇 緑を基調に白と、黄色・オレンジ系の暖色系のお花を取り入れてデザインしてほしい。
〇 本人が派手ではないのだけど、地味になりすぎないような祭壇にしてほしい。
〇 本人が好きだったヒマワリとカラーのお花を使ってほしい。
実際のご葬儀
〇 コロナ禍ということで、ご親族のみで一日葬を行いました。
〇 ご希望のヒマワリが、時期的に入荷がなかったのですが、印象を崩さないように工夫しました。
〇 外出するときに必ずかぶっていた帽子と、お孫様が敬老の日にプレゼントしたお気に入りの
Tシャツを棺に納めました。
〇 通っていたデイサービスの施設の皆さまがお誕生日などにプレゼントしてくれた、色紙の寄せ書きを棺に納めました。
〇 大好きだったビールをご用意し、ご参列の皆さまで最期のお酒を差し上げていただきました。
-葬儀を終えての感想はいかがですか?
コロナ禍だったけれど、心温まる葬儀ができて安堵感でいっぱいです。
約2年程度寝たきりの状態だったので、私達家族はやっと楽になれたね、というホッとしたような気持ちもあり、さらにあのような気持ち良い見送りができたことで、不思議と「悲しい」という感情はなかったんですよね。
もちろん「寂しい」という気持ちはあるのですが、「こんな素敵なお見送りができて本当によかったよね」「お祖父ちゃんも安心したよね」というような気持ちで、心温まる葬儀ができて、自分達としても救いの葬儀になりました。
初めはコロナ禍だから、どうしようかと思う部分もあり一日葬にしたけれど、華やかな見送りができたので、お祖父ちゃんに対して申し訳ないという気持ちも起きなかったし、すごく良かったという安堵感でいっぱいです。
今までに見たことのない葬儀のデザインで、だけど本道に外れていないので、年代は関係なく受け入れられる、大満足の葬儀でした。花葬儀さんとしてはプロとしての意見もあるでしょうが、その意見を押し付けることなく、依頼者の意見をしっかり拾ってくれて、形にしてくれるので葬儀当日も安心して見送ることができたし、安心して花葬儀さんに任せられました。
花葬儀のスタッフさん達から、葬儀が終わってからも仏壇の準備や49日など折々の場面で気にかけてくれて連絡をくれるのですが、営業的な感じは全くなく、ただ寄り添ってくれて有難かったですね。
お客さんが何を望むのか、どういうところが痒いのか、どういう風に手を差し伸べたら満足してもらえるのかを考えて接してくれていることがよく分かりました。
インターネットで間違いない情報を仕入れるというのは難しい中で、今回の葬儀は大当たりでしたよ。こんなにも家族に喜んでもらえる選択は今までありませんでした。
おかしな話だけれど、人に自慢したいくらいの葬儀だったし、もし今後、周りで悩んでいる人がいたとしたら、花葬儀さんなら自信をもって紹介できるなと思いました。自分達の葬儀のときも、花葬儀さんにお願いしたいと思っていて、そのくらい花葬儀さん気に入っちゃいました。
エピソードとお写真、映像は、ご家族様のご許可をいただいて掲載しております。