花葬儀を選んだ理由
素敵な“花”と“人”に魅了され花葬儀に即決!自分のインスピレーションを信じて大正解でした。
認知症を患っていた母は亡くなる4年ほど前から施設に入っていたんですが、最期は同じ施設に入居していた父に看取られたので、幸せだったと思います。少し前から覚悟はできていたので、亡くなってから花葬儀に決めるまでの決断は早かったですね。
実は、花葬儀がいいのでは?と言ったのは姉なんです。母が亡くなる2ヶ月前に、姉は「花葬儀のイベント」に参加したんですが、花葬儀の「花に囲まれた祭壇」ももちろん素敵だったけれど、そのときに話を聞いた人の印象がとにかくよかったと言っていました。
その後、姉がプランナーさんに事前相談をしたんですが、そのときの対応もとても親切で丁寧だったと聞いています。
とにかく、私も姉も決めては「人」でしたね。大切な人の葬儀をお任せするんですから、人柄って大事だと思うんです。他社との比較もせずに迷いなく花葬儀がいいと即決したんですが、大正解でした。
「ここがいい」と思うと他社のことはもう頭に入らなくて。結局、他を見ても、最初にいいと思った花葬儀に戻ってくるのがわかっていたのかもしれません。とにかく、自分のインスピレーションを信じてよかったです。
花葬儀を体験して良かったこと
プランナーさんの段取りのよさ、サプライズに感激!記憶に残る家族葬になりました。
母が亡くなったときに、担当プランナーの方が本当にすぐに施設に来てくださったんですが、とにかく段取りがよくて、いろいろ提案してくださった内容がドンピシャで感激しました。
葬儀まで母を斎場近くに一週間安置する手配をしてくださったおかげで、その間、私は仕事を休まずに済みました。また、葬儀の前に早めに母を斎場に運んでいただき、家族全員で過ごす時間を作ってくださったので、ゆっくり母とお別れをすることができました。
葬儀当日にはサプライズもあったんです。マイクと柿が置いてあってびっくりしました。プランナーさんが、母がカラオケと柿が好きだったという姉の話を覚えていて準備してくださったとのこと。そういう細かい配慮がとてもありがたかったです。
花祭壇のデザインもすごく上手でした。赤色の枝ものと他の花々のコントラストが美しくて、今でも覚えています。普通、祭壇のお花って菊が飾られているものが多いと思うんですが、花葬儀さんではいろいろな種類の花を飾ってくださいました。たとえば、母が好きだったピンポンマムや新種のカーネーションを入れてくださったのが、特に嬉しかったですね。フラワーデザイナーさんの想いを感じました。
あとは、一般的な祭壇の場合、いただいた供花はお名前が書かれたお札をそえた形で一基、もしくは一対で飾られますよね。でも今回、親戚に了承をとった上で、供花をフラワーデザインに充当する形でデザインしていただいたんですが、それが本当に素敵でした。お札は芳名板にきちんと入れていただきましたし、全体のバランスを考えた花祭壇になったので、結果的にとてもよかったと思います。
-お母様はどんな方でしたか?
教育熱心で、娘の健康や将来を気遣ってくれた母。その想いに感謝しています。
山梨の小作農家に生まれた母は、自分が教育を受けられなかった分、私たち姉妹にはしっかりと教育を受けさせてくれました。私が看護学校を出て助産師になることができたのは、母の理解があったからなんです。
私の主人が生死に関わる大病をしたときも、母は私をサポートしてくれました。自宅からかなり離れた病院へ往復する日々が続いたんですが、途中にある実家でご飯を作って待っていてくれて。食欲がなくなってしまった私が倒れずに済んだのは、母がいてくれたおかげだと思っています。
お金の面でも「娘たちに迷惑をかけたくない」というのを実行してくれて、本当に娘想いの母だったと思います。
旅行、カラオケ、料理が大好き!洋服づくりもプロ並みの腕でした。
母は、近所の婦人会の人たちとよく旅行に出かけて日本全国を周っていました。カラオケも8トラックの機械を買うほど大好きで、美空ひばりの歌をよく歌っていましたね。人のためにいろんなことをしてあげることにも熱心でした。毎年梅干しを作ったり金柑を煮たり、たくさん作って配っていたのを覚えています。
私と姉には、本当に素敵な洋服をたくさん作ってくれました。母はいつも自分が作った洋服の出来栄えを見ては「下手だわ」と言っていたんですが、修学旅行の時に作ってくれたワンピースなどはつくりが本当にキレイで。母自身のスーツやドレスも手作りだったんですが、かっこよくて見事だな~と思える仕上がりでした。
気が強そうに見えた母。それは、大好きな父のことを想う強い気持ちの表れでした。
しっかり者で子ども想いの母でしたが、父に対しては口調が強かったですね。あれダメこれダメと・・・(笑)。でも、それは父の身体のことを気遣ってのことで、本当に心配していたんだと思います。
認知症を患うようになってからも、家族の健康をいつも心配していました。「気をつけてね。身体大事にしてね」が母の最後の言葉だったんですが、今でも忘れられないです。
強い面もありましたが、元気な頃から「お父さんより早く死にたい。お父さんを見送りたくない」が口癖だったので、本当は寂しがりやだったのかもしれません。
小さい頃は苦労をした母ですが、写真を見ると、たくさんの人たちとすごく親しく楽しそうに写っていて。最後の数年、同じ施設に入っていた父と同じ時間を過ごすことができましたし、大好きな父に看取られた母の人生は、とても幸せなものだったんだろうなと思います。
こんなご葬儀でした
お式への要望
いつも母を思っていた父が、生きる励みにできるような葬儀にしたい。
〇 母のイメージカラーである紫をメインに、パステルカラーでまとめてほしい。
〇 母が好きだった色とりどりのピンポンマムをちりばめてほしい。
〇 自分の体のことよりも母のことを一番に考え面倒をみていた父のためにも、生きるはげみにむすびつくような形で送りたい。
〇 葬儀まで数日かかるため、安置場所について相談したい。
実際のご葬儀
〇 お父様が大切にしていた庭でお母様が眠っている…というイメージで花祭壇を作りました。
〇 旅行先、施設でのご様子など、お母様とお父様の思い出のお写真を飾りました。
〇 お母様は柿と歌を歌うことが好きだったと伺っていたので、サプライズで柿とマイクをご用意しました。
-葬儀を終えての感想はいかがですか?
葬儀までの段取りのよさ、細かい配慮など全てに満足!特に「人」が素晴らしく、花葬儀のプランナーさんたちに感謝しています。
ひとことでいうと「花葬儀さんにお願いしてよかった」に尽きます。その理由は、打ち合わせの段階からひとつひとつ丁寧に話を聞いてくださって、その情報を汲み取って実行していただいたからです。
事前相談・葬儀前日・当日に打ち合わせしてくださった方、フラワーデザイナーの方など、ひとりひとりがとっても感じがよくて。もちろん、花祭壇のデザイン、進行など全てがよかったんですが、やっぱり大事なのは人なのかなと思いますね。
おかげで、家族全員で「お母さん(おばあちゃん)のこと大好きだったんだよね」と言いながら、身内だけでゆっくりと時間をかけて母とのお別れができました。父も姉も私も、私の子どもたちも、「あーよかったね」と言える、大満足の葬儀になったと思います。
アフターフォローもよかったです。今回、主人の実家が浄土真宗だったんですが、よくわかっていなかった私はネットで調べたんです。ネットには「香典返しは早くすること」と書いてあったんですが、花葬儀さんから「一般的に49日過ぎてからですよ」と教えていただいて。ネットの情報と一般常識は違うことがあるんだということを初めて学習できて、恥をかかずに済みました。
最初から最後まで「わからないことは、何でも聞いてくださいね」といってくださったことで、どれほど心強かったか。アフターフォローもバッチリな花葬儀さんを、ぜひ、おすすめしたいと思います。
エピソードとお写真、映像は、ご家族様のご許可をいただいて掲載しております。