家族葬の費用相場はどれくらい?費用の内訳や一般葬との比較

身内や近しい方だけでお別れの時を過ごせる家族葬
お身内を中心とした、故人様と近しい方だけでお別れの時を過ごせる家族葬は、費用を抑えてシンプルに営める葬儀としても注目されています。しかし一方で、家族葬は本当に一般葬よりも安い費用でできるのか、疑問の声があるのも事実です。
そこで今回は、家族葬にかかる費用の相場や内訳、一般葬との違い、また家族葬のメリットなどをご案内します。また家族葬を選ぶときに必要なポイントや、弊社「花葬儀」の家族葬についてもご紹介いたしますので、ぜひ参考になさってください。

家族葬にかかる費用相場はどれくらい?

家族葬にかかる費用相場はどれくらいか

「参列者が少ない家族葬だから費用も安く抑えられると思っていたら、事前の見積で予算を大幅に上回ってしまった。」
「家族葬なのに、一般葬と同じくらいにまで葬儀費用がかさんでしまった。」
という声が時々聞かれます。このようなことにならないためには、家族葬にかかる費用相場を知っておくことが大切です。
まずは、家族葬とはどういうものなのか、そして、かかる費用の相場や内訳を見ていきましょう。

家族葬とは?

家族葬とは、愛する家族や親しい友人など、ごく身近な方々だけで行う形式の葬儀です。
このような形式が注目されるようになった理由に、人々のいろいろな価値観が認められる時代となったことがあげられます。
2日体制でお通夜、告別式を執り行う、従来からの形式の葬儀は「一般葬」と呼ばれています。故人様が生前にお世話になった方々に向け、その感謝を伝えることがひとつの目的でした。しかし、故人様の遺志を形にできるオリジナリティが、時代とともに求められるようになりました。それを叶えられる葬儀として、「家族葬」が知られるようになったのです。
家族葬の特徴は、ご参列者が10人前後、多くても30人ほどと少ないことです。葬儀そのものは通夜・葬儀・告別式を2日体制で執り行うものがほとんどですが、告別式の一日だけで終わる一日葬という形式もあります。

家族葬にかかる費用の内訳

家族葬にかかる費用の内訳は、大まかには「葬儀費用」「おもてなし」「宗教」の3つの種類に分けることができます。

葬儀の費用

1.葬儀費用
(施行・手配)

飲食・返礼品の費用

2.おもてなし
(飲食・返礼品)

読経や戒名の費用

3.宗教
(読経・戒名)

1.葬儀費用

葬儀をする上で必要なもの一式を指します。これには、

  • ・ご遺体を納棺するまでの準備(死化粧、ドライアイスの交換)
  • ・葬儀施行の備品(棺、祭壇、供花、骨壺など)
  • ・セレモニースタッフの人件費や、諸手続きにかかる費用

などが含まれます。
葬儀費用の相場は、参列者の人数や備品のランクによって変わります。

2.おもてなし

会葬御礼や、通夜振る舞いなどの食事代などがこれに当たります。
飲食代の費用相場は一人あたり5000円~1万円ほどです。お料理、香典返し、返礼品にかかる費用は、ご参列者の人数と返礼品のランクによって異なります。

3.宗教

お寺様へ渡すお布施、戒名にかかる費用などが、これに分類されます。お付き合いのあるお寺様(菩提寺)があるか、宗派やお住まいの地域によっても費用相場は異なります。なお、特定の宗教にとらわれない無宗教葬であれば、宗教に関連する費用は発生しません。

家族葬の費用相場

2013年から2020年に鎌倉新書が運営する「いい葬儀」が全国的に調査した結果によると、家族葬の費用相場は約137万円となっています。その内訳は、

  • ・葬儀費用:約96万円
  • ・飲食費:約21万円
  • ・返礼品代:約20万円

となっていますが、この金額はあくまでも平均値であり、目安です。葬儀の形式に関係なく、飲食費、返礼品代を20万円未満に抑えた割合は、それぞれ全体の57.4%、56.0%にのぼっています。家族葬は、ご参列者の人数を少なめに抑えている点が最大の特徴です。地域や葬儀社の提供するプラン、そしてご遺族の判断によって、その費用は異なります。

家族葬と一般葬の費用はどれくらい違う?

つぎに、家族葬と一般葬の費用を比較してみましょう。

一般葬とは

一般葬とは、ご親族、知人友人、職場関係者など、生前に交流のあった様々な人をお呼びする葬儀のことです。
夜を徹して神仏に祈りを捧げるお通夜、故人様とのお別れの場である告別式の2日体制なのは、家族葬と同様です。ただ、より多くの方に見送っていただくことが故人様の供養になるとされてきた旧来の考え方に従っているため、ご参列者の数は大きく異なります。多くの方にご参列いただき、故人様への生前のご厚意に感謝するという性格が強いことが、一般葬の大きな特徴です。

一般葬の費用相場と内訳

2013年から2020年に鎌倉新書が運営する「いい葬儀」が全国的に調査した結果によると、一般葬の費用相場は約239万円となっています。内訳については家族葬と同じで、「葬儀費用」「おもてなし」「宗教」の3種類に分けられます。

一般葬の費用相場

この結果からも、家族葬は一般葬よりも費用を抑えられることがわかります。ここで注目すべきなのは、「飲食費と返礼品代は半額以下に下がっているが、葬儀費用は2/3ほどにしか抑えられていない」ということです。これは、参列者が少ないぶん、飲食費と返礼品代は抑えやすい一方、式場や火葬場の利用費がかかわる葬儀費用は、形式に関係なくある程度の費用が固定的にかかるためです。
そして繰り返しますが、費用相場はあくまでも目安です。特にお身内や近しい方々のみで営む家族葬は、祭壇やお花を豪華にしたいなど、故人様にしてあげたいことにお金をかけられる方が多くいらっしゃいます。また、家族葬での注意点のひとつに、お香典があります。参列人数が少ないぶん、集まるお香典も少ないため、支払いに充てられる金額も抑えられてしまいます。その点も踏まえた予算感を複数の葬儀社に伝え、事前に見積もりをとると、現実的な支払金額がわかってくるでしょう。

家族葬のメリットは費用だけ?

家族葬を営むメリットは、費用を抑えられることだけではありません。愛する家族や近しい方々のみで営む家族葬には、費用以外にも次のようなメリットがあります。

家族葬は穏やかな気持ちでお見送りできる

家族葬は参列人数が少なく、さらに顔なじみの方が多いため、ご参列者への必要以上の気遣いが不要です。このため、故人様とのお別れの時間を惜しみなく過ごせることが多いようです。

家族葬は個性を出しやすい

家族葬は、故人様やご遺族の希望を反映した「その人らしさ」を演出しやすいというメリットもあります。「シンプルで慎ましい葬儀にしたい。」「しんみりしない、和やかな家族葬にしたい。」など、ご希望やご予算に合わせたオプションも自由に組み合わせられます。

花葬儀の家族葬が選ばれる理由

花葬儀がご提案する家族葬が多くの皆様から選ばれる理由
花葬儀がご提案する家族葬が多くの方から選ばれる理由を2つご紹介します。

ひとりひとりに合った葬儀モデルをご用意できる

生前のうちに将来の準備をするという事前相談の方や、突然の訃報により葬儀を営む必要に迫られた方など、葬儀のご相談に来られる方はさまざまです。
花葬儀では、相談者様に寄り添い、後悔のないお見送りができる葬儀プランをご用意しています。花葬儀は穏やかな気持ちで葬儀を無事終え、ご遺族様の心身のご負担を軽くする「寄り添う葬儀」を目指しています。

家族を包む生花祭壇

花葬儀の生花祭壇は、専属のフラワーデザイナーがご遺族よりご希望をお聞きし、イメージをデッサンするところから始まります。故人様の雰囲気やご家族との思い出の場所などのほか、人物像や葬儀のテーマも含めて祭壇を形作っていきます。
もちろん、デザイナーによるひとりよがりの祭壇ではありません。施主様のご予算に合わせて、大切な方のイメージに合った生花祭壇をおつくりします。
ご遺族の皆様も、花祭壇の演出家として、ぜひ、家族をあたたかく包む空間づくりをご体感ください。

花葬儀の家族葬プランと費用

弊社「花葬儀」では、おひとりごとにオーダーメイドで葬儀を提供させていただいております。
家族葬についても、必要最低限の物品を揃えた「シンプル」、基本的な物品のほか納棺の儀もセットにした「ベーシック」など、様々なプランをご用意しております。どんな些細なご要望や心配事も、ぜひお気軽にご相談ください。

まとめ

プランの内容や参列人数によって異なりますが、基本的には、家族葬のほうが一般葬よりも費用は抑えられる傾向にあります。ただし、ご参列者が少ない家族葬の場合、お香典を葬儀費用の支払いに充てることは難しくなります。事前に見積もりをとり、予算とご希望に合った内容であるか、よく検討するとよいでしょう。
家族葬とは「大切な方との最後の時間を大切にしたい。」「お別れをきちんとしたい。」などの思いが込められた葬儀スタイルです。予算とご意向に合った家族葬を検討したいという方は、ぜひ花葬儀にご相談ください。花葬儀では、資料・お見積りは無料で、当日お届け可能です。ご不明点などは、お気軽にご連絡ください。

◎葬儀で大切なのは、故人の遺志を敬い、生前への感謝を忘れずにお別れすることです。また、納得のいくお葬式は、ご遺族や参列者様の深い悲しみからの新たな再出発につながる大切な儀式でもあります。不安や不満を抱えながらのお葬式にならない為にも、信頼できる葬儀プランナーを見つけましょう。

花葬儀の葬儀プランナー達
https://www.hana-sougi.com/company/category/staff/

◎花葬儀は100人いれば100通りのお葬式をコンセプトに、完全オーダーメイドの花祭壇をお作りする葬儀社です。フラワーデザイナーが故人様の生前のお人柄を「花」で表現し、葬儀コーディネーターと共に唯一無二のお別れの時間をご提案いたします。大切な方へのこれまでの感謝の思いを花祭壇で届けませんか?ぜひお気軽にお問合せください。

花葬儀の事前相談
https://www.hana-sougi.com/first/jizensoudan/

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