お別れの会とは?どんな準備が必要?当日の流れや式次第について

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著名人や芸能人がお亡くなりになったときに「お別れの会」が催されている様子をテレビなどで見かけたことがあるのではないでしょうか。お別れの会とは何なのか、開催するために必要な準備や当日の流れについて、ここでご紹介いたします。

お別れの会と葬儀の違いとは?

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お別れの会には、ご家族・ご親族と、故人様が生前親しかったご友人や職場の皆様など個人的に比較的小さく30名前後で執り行うケースと、社葬のように100名、200名の大規模な人数で行うケース、故人様が芸能人・著名人の場合、1,000名以上になるものもあります。お別れの会という形は、はっきりした定義で決まっているわけではありませんが、葬儀とは区別される理由があり、ここではその違いについてご紹介いたします。

お別れの会とは

一般的には、小規模の葬儀・告別式を行った後で執り行う故人様の送別会を「お別れの会」といいます。急にそのときが訪れる葬儀の場では、心穏やかに故人様を偲び、お別れをするのが難しい状況であることから、改めてお別れの会を執り行うのです。
また、お別れの会と葬儀には、儀式に宗教的な意味が含まれているか否かによる違いがあります。葬儀・告別式は故人様を弔うため行う儀式で、宗教的な意味合いが強く、宗教によって決められた内容に沿って行われるものです。対してお別れの会は、宗教に関係なく故人様を偲ぶために進行や演出に決まりなく自由な形式で行われます。
ご参会者は特別意識する必要はありませんが、マナーについても多少異なる部分もあるので、どういった形で執り行われるのかは事前に確認しておくと良いでしょう。

お別れの会は火葬後に行う

葬儀は、お亡くなりになった後はご遺体のことも考慮し、なるべく速やかに執り行われます。一方でお別れの会は、火葬は済ませたことを前提とし、故人様がお亡くなりになった後2週間から四十九日の法要までの間と、比較的日にちをあけてから執り行うのが一般的です。
お別れの会は自由度が高い分、自分達で考えるべきことや準備、段取りすべきことが多くありますので、なるべく時間の余裕を持って準備に取り掛かりましょう。

ご参列者の違い

葬儀の場合、ご家族・ご親族を中心に、親族と親しい友人や知人など比較的親交の深い関係にあった方々が参列することが多いですが、お別れの会は、故人様が親しくしていた人というよりも、故人様とお別れがしたいという方が参列します。芸能人や著名人のお別れの会が執り行われることが多いのも、ここに理由があります。

お別れの会を開催するために必要な準備

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お別れの会を執り行うにあたり、まず検討すべきなのが「日程」「人数規模」「形式」「開催場所」です。
それぞれの項目ごとにご説明いたします。

開催日程を決定する

前述のとおり、お別れの会は、お亡くなりになられた後、2週間から四十九日の法要までの間に行われるのが一般的です。ただこれは、納骨のスケジュールを考慮したうえでのもので、その時期がご参列者達にとって多用な時期でしたら、無理に開催するのも良くありません。必ず守らなくてはならない期間というわけではありませんので、ご家族やご参列者のご都合を考慮し、話し合い、日程を決定すると良いでしょう。
また六曜については、お別れの会の場合は、基本的には意識する必要はないと言って良いですが、ご遺族や、その他関係者によっては六曜を気にすることもありますので、予め了承を得ておくことをおすすめいたします。

人数規模を検討する

お別れの会は、人数規模によって、執り行う会場や形式などが違ってきます。また準備すべき物の数や全体の費用が大きく変わることになるので、できる限り事前に人数を把握できるようにしましょう。親族やご友人の他、お仕事関係のお付き合いやご近所の方々、年賀状のやりとりなどを参考にするのも良いでしょう。
または招待状をお送りして、特定の人だけにご参加頂く形をとると人数を把握しやすく、費用も予測しやすいというメリットもあります。ですが、誰をどこまで招待するかというのは、とても難しいため、特定の人だけではなく、お集まりいただいた方全員にご出席いただきたい、と考える場合もあるでしょう。その場合は、多少の人数増減がカバーできる立食パーティーの形にすると、お食事やお席が足りないという心配も緩和されるのでおすすめです。

故人様に相応しい形式を考える

お別れの会の内容は自由ですが、大まかには「セレモニー形式」「パーティー形式」「セレモニーとパーティーの組合せ形式」と3種類であると言われています。
「セレモニー形式」は、葬儀の告別式に近い形で、会場の正面に祭壇や献花台を設置し、故人様の経歴紹介、ご参列者による弔辞、主催者の挨拶などを行います。
「パーティー形式」は、弔辞や献花に加え、会食を行います。食事はコース料理のこともありますが、ビュッフェスタイルが一般的で、会食中に弔辞や故人様との思い出話などしながら故人様を偲びます。
「セレモニーとパーティーの組合せ形式」は、まず弔辞や献花などのセレモニーを行った後で、会場を移動して改めて会食を行う段取りを取ります。
故人様の思いやお人柄、参列者のご要望などを踏まえて、形式を検討するのが良いでしょう。

開催する会場を選定する

お別れの会を執り行う会場は、宗教的な決まりごとがないため幅広い選択肢があり、お考えのお別れ会の内容に合わせてベストな場を選択するようにしましょう。例えば、告別式に近い宗教的な要素が強いお別れの会にしたい場合には、葬儀場を使用すると、宗教的な内容を取り入れやすいでしょう。反対にカジュアルでパーティーのような雰囲気を求める場合には、ホテルやレストランなど、パーティー開催に慣れている会場を選ぶのがおすすめです。ただし、この場合、遺骨の持ち込みや、焼香、読経を禁止していたり、そもそも弔辞での利用は受け付けていない会場もありますので、注意して会場の選定をしましょう。

お別れの会当日の流れ・式次第とは

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お別れの会は人数が多ければ多いほどに事前の準備、検討すべき事項が多く生じます。お別れの会を取り仕切る主催者は、当日の動きを細やかに想定し、事前準備をすることが求められます。一般的なお別れの会の流れを参考に、考え得る限りの事態を想定して、当日に備えましょう。
前述の通り、お別れの会の内容は、基本的に自由です。とは言え、真新な状態から企画するのはとても大変なこと。基本となる式次第からアレンジしていくことをおすすめいたします。

【一般的なお別れの会の当日の流れ】
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*お別れの会は決められた流れがなく自由なため、順番の入れ替えや省略されることもあります。

お別れの会の開催にかかる費用の目安

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お別れの会を開催する場合、どのくらいの費用がかかることになるのか、ここでご紹介いたします。

お別れの会にかかる費用の相場

お別れの会を開催する場合の費用は、招待する人数、会の形式、利用する会場、お食事内容、演出内容により大きく異なります。相場から考えて一般的に、招待する人数一人につき、1~2万円程度の費用が必要になると考えておきましょう。もちろん、何かオリジナルの演出などを取り入れる場合には、さらに費用が必要になりますので、内容も含めてよく検討することが必要です。

お別れの会の費用はどのように用意する?

お別れの会の費用をどのように用意するかを考えた場合、一般的には以下の3つの方法があります。

  • 1.ご参列者からのお香典は辞退して自費で支払う
  • 2.ご参列者から頂くお香典で支払う
  • 3.ご参列者から徴収する会費で支払う

ご参列者からお香典を頂かないためには、案内状に「香典辞退」と書いておきましょう。この場合には、ご参列者は負担がない代わりに、主催者側が自費で支払うことになるので、主催者側に大きな負担がかかります。
またお香典を頂く場合は、相場として1~2万円を包んでくださることは想定できても、確実な金額はわからないので、主催者側の負担が発生する可能性も考えられます。
最近では会費制のお別れの会が増えています。会費の場合、案内状に「会費:〇〇〇〇円」などと明記することになるので、お香典と違って参加者にとって準備が分かりやすいこと、また主催者側も予算を見積もりやすいという点がメリットとして考えられます。会費制の場合には、その会費がお香典代わりとなり、会費だけ徴収することになります。会費の相場は5,000~15,000円とされていますが、会の形式や人数によりますので、大まかな人数や内容を想定して会費を設定するようにしましょう。

花葬儀でもお別れの会は会費制をおすすめしております。ご遺族・ご家族、ご参列者の皆様が、故人様とのお別れのときを大切に過ごせるように、できるだけご参列者の迷いや主催者側の悩みを少しでも軽くできるような状況を作る判断をしていくと良いでしょう。

お別れの会ご参列者のマナーとは?香典は必要?

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お別れの会は、葬儀・告別式とは異なり、宗教的な儀式ではありませんが、ご参列者が守るべき最低限のマナーはあります。故人様との送別の機会に非礼なく丁寧な追悼ができるように、お別れの会のマナーをご紹介いたします。

お香典は必要?

お別れの会は一般的に、「お香典」もしくは「会費(参加費)」を持参するのがマナーと考えましょう。
案内状に会費について特に記載がない場合には、相場として1~2万円包んだお香典を持参するのが一般的です。飲食が伴う場合には、飲食代の1万円に香典を加えた金額を用意しましょう。
案内状に会費が記載されている場合には、その金額の現金を持参し、受付でお支払いすれば問題ありませんが、ご心配な場合には、現金を白無地の封筒に入れ、表面にお名前、裏面に住所と金額を記入すればより丁寧です。
会費の場合は、おおよそ5,000~15,000円程度が相場とされています。

弔電は送っても大丈夫?

弔電とは、突然もたらされた訃報のため、葬儀に出席できない場合に、「取り急ぎ弔意を伝える」ために送る電報です。そのため、お別れの会は、日程に余裕をもって開催されるものであり、弔電は送るべきではないと考えるのが一般的です。これはお別れの会の日程がどうしても都合がつかず参加できない状況でも、日程は前もって伝えられるため、哀悼の意を伝えるのに十分な時間があるはずで、当日に弔電で済ませるという行動はふさわしくないという考え方からです。この場合には弔電ではなく、お手紙をお送りするのがマナーとされています。お別れの会当日ではなく、前もってご遺族または主催者に送るのが良いでしょう。
ただし例外もあり、一般の葬儀を「お別れの会」と呼ぶ場合や、故人様の訃報後1~2ヵ月後に行われる社葬についても「お別れの会」と呼ぶ場合がありますが、これらの場合には弔電をお送りすることは非礼にはあたりません。

服装マナー

お別れの会に参加する場合の服装は、案内状に「平服でお越しください」などの記載があった場合には、喪服は着ないのがマナーです。派手すぎない服装で、控えめな色のスーツやワンピース、アンサンブルなどの装いをするようにしましょう。メイクやアクセサリーも派手にならないように気を付けましょう。
服装の指定が無い場合は、略喪服程度の装いが望ましいと言われています。華美になりすぎないようにグレーや濃紺など地味な色の服装をしていきましょう。

まとめ

葬儀とは違って、お別れの会は時間的な余裕をもって準備を進めることができます。余裕があるからこそ、きっと故人様とのお別れの機会を充実した素敵な時間にしたいとお考えになるでしょう。

花葬儀では、故人様のお人柄や、生前の思いを大切に、一般的な葬儀にはない空間づくりや、細やかなサポートで、故人様の人生を讃え、ご遺族やご参列者の心に響く送別の機会をご提供いたします。ぜひ花葬儀へご相談ください。

花葬儀のお別れの会
https://www.hana-sougi.com/plan/owakarekai/

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