葬儀実例
「50歳の誕生日はスペインでお祝いしよう」ご主人さまとのその約束を少しだけお手伝いさせていただきました。
CASE1 スペイン風デザイン祭壇
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- 故人様:
- 女性 50歳代
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- 参列者:
- 500名
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- 式 場:
- 梅窓院 観音堂
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- 火葬場:
- 桐ケ谷斎場特殯
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- ご供花:
- 充当形式により
祭壇グレードアップ
ご利用プラン:一般葬
- 葬儀施行費用(一般葬プラン)
- 800,000円
- 花祭壇
- 1,100,000円
- リベントファミリー会員
- -50,000円
- 合計(消費税込)
- 1,850,000円
約束していたスペインでの
お誕生日
お誕生日の約束
故人様とご主人様にはこんなお約束があったそうです。
「昨年のあなたの50歳の誕生日にはイタリアに行ったから、今年の私の50歳の誕生日はスペインに行きましょう。」奇しくもご命日には、スペインに旅立つ予定の日だったそうです。
式場全体をスペイン風に
私は、フローリストと相談し、祭壇は故人の行きたかったスペインをイメージするものにしました。
式場全体をまるで小さなスペインのように飾り、大切な方との最後の思い出を作って欲しいと考えました。
「スペインと言えば、国旗の赤・オレンジ、真っ白な街並み、青い空、オリーブが連想されます。そこで、お花は赤のバラと黄色のひまわり、白の花を使うことにしました。
真っ白な街並みと優しく吹くスペインの風をイメージした祭壇に仕上がりました。
お写真の周りにはオリーブの木をポイントに。大切な方のお棺は、沢山のお花に囲まれるようにしました。
お誕生日会
「もっとご満足いただける演出をしたい」
花葬儀スタッフ全員で何時間も打ち合わせをしました。
通夜当日その方にとって大切な方の50歳のお誕生日。
誕生日ケーキを準備し、音楽と共にキャンドルに火を灯してもらってはどうだろうか。
お葬式でお祝いをすることに対し、最初はスタッフ間でも賛否がわかれましたが、『大切な方が今何をしてほしいだろうか』という想いを大切にし、実行することとなりました。お客様が到着する前に式場照明の調整、音楽のタイミング、ケーキを持ち込むタイミング等施行スタッフ一丸となって、何度も練習しました。
キャンドルに火を灯す
いよいよ通夜の開式時刻。
司会より式次第が述べられた後、式場の照明を暗くなり、Happy Birtdayの曲と共にBirthdayケーキが運び込まれました。ご家族様は一瞬「何が起こったの?」というように、顔を見合わせました。徐々に事を理解されたのか、その顔が笑顔にそして涙に変わりました。
ご家族様にお願いし、キャンドルに火を灯していただいた時、お嬢様の口元が「ママ お誕生日おめでとう」とつぶやいているように感じました。お通夜終了後ご家族様からは、「今日は、ママの素敵な誕生日になりました。
まるでスペインでお誕生日を祝っているようでした。本当に有難う。」
「ママ、スペインに行くことができて良かったね」と笑顔を見せていらっしゃいました。
祭壇について
使用した祭壇は「デザイナーズ祭壇」の祭壇名「花畑」になります。
喪主様のご要望によりアレンジを加えております。