葬儀実例
ご家族でよくご一緒に過ごされた公園をイメージした祭壇作りをお手伝いさせていただきました。
CASE2 秋の公園をイメージした祭壇
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- 故人様:
- 男性 50歳代
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- 参列者:
- 50名
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- 式 場:
- 堀ノ内斎場
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- 火葬場:
- 堀ノ内斎場最上等
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- ご供花:
- 充当形式25基分
祭壇グレードアップ
ご利用プラン:一般葬
- 葬儀施行費用(一般葬プラン)
- 800,000円
- 花祭壇
- 500,000円
- リベントファミリー会員
- -50,000円
- 合計(消費税込)
- 1,250,000円
言葉にできない
葬儀に対しての不安
花葬儀のホームページより資料請求のメールをいただきました。
電話は不要、資料だけが欲しいとのことでした。
その数日後、私宛にメールが届きました。お花の祭壇や葬儀の流れが知りたいとのことでした。
とはいえ、まだ直接お話しするには少し不安があったようで、しばらくはメールでのやり取りが続きました。
そんな中、「直接お話をしながら事前の相談がしたい・・・・」といった内容のメールをいただきました。メールの中からもご葬儀に対してご不安な状態であることを感じていましたので、お顔を拝見できることで少しホッといたしました。
相談できる人がいなかった
喫茶店での待ち合わせには50代の女性がお一人でいらっしゃいました。
お話を聞くと、ご主人様が末期がんで余命1か月と宣告をされたそうです。奥様はぽつりぽつりと少しずつご主人のお話をお話してくださいました。
ご主人は在日台湾人の方でした。
日本と台湾で貿易関係の仕事に携わり自宅中心でお仕事に励んでこられたそうです。
趣味は、ご自宅の近くにある公園を散歩すること。
ご家族は奥様と、高校生のお嬢様が一人いらっしゃるとのことです。
ご相談できる身内の方もいないそうで奥様1人でご主人の事を考える日々が続いたいたようです。
「お話して少し安心しました・・・葬儀に関してはよくわからないので、馬場さんにお話し出来たことで悩んでいた気持ちが晴れました。自分が喪主になるイメージができなかったから・・・」と言っていただき、不安なお気持ちが少しでも和らいだことを嬉しく思いました。
「仕事をしている主人よりも休日に一緒に過ごす彼が大好きです」
そんな言葉を最後に事前相談は終了しました
公園にいる時のご主人の顔
秋の冷たい風を感じる11月。訃報のお電話を受けました。
『今主人が亡くなりましたので葬儀の手配をお願いいたします』
奥様からの涙ながらのお電話でした。
お式は、仕事関係者から台湾のご親戚も駆けつけました。
祭壇には紅葉を思わせるような枝ものを使用しました。
お棺の廻りには枯葉を敷き詰めて故人様が公園にいるような雰囲気です。
『主人はよく娘と私に声をかけ、公園の散歩に行きました。
公園の季節の草花を写真に撮ってフェイスブックにアップしたり、ベンチに座って本を読んだり、大好きなオフコースを聴いたり・・・
公園にいる時の主人は自分の時間を楽しみ、自然に癒され、本当に安いでいるようでした。
そんな主人の顔を思い出すことができるような祭壇です』
パパと一緒に聞いた曲
出棺時にはお嬢様からのリクエストの曲。
『パパが良く聴いていた曲なんです。私もパパのイヤホンを片耳借りて良く聴いていた曲なんです。この曲をかけて送ってください。』
秋晴れの空の下オフコースの『言葉にできない』が式場をながれていました。