葬儀実例
ご主人様の奥様への想いを伺ううちに、まるで結婚式のような祭壇が出来上がりました
CASE3 優しい色の花がいっぱいの祭壇
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- 故人様:
- 女性 60歳代
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- 参列者:
- 30名
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- 式 場:
- ウイングホール柏
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- 火葬場:
- ウイングホール柏
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- ご供花:
- 祭壇グレードアップ
ご利用プラン:家族葬プラン
- 葬儀施行費用(家族葬プラン)
- 640,000円
- 花祭壇
- 750,000円
- リベントファミリー会員
- -50,000円
- 合計(消費税込)
- 1,340,000円
もう一度プロポーズ
笑顔で送り出したいから
「花が好きだった妻のために、花でいっぱいの式にしたい。」
「明るかった妻のために、しんみりした葬儀ではなく、お別れ会として笑顔で送り出したい。」
お電話でお話をした際に、喪主様はそうおっしゃいました。
かかりつけのお医者様から、「覚悟をしてください。」と言われたその日に、弊社にお問い合わせをいただいたそうです。
よくお話を伺うと、すでに別の葬儀社さんと事前相談をしていたそうなのですが、そこの葬儀社さんでは指定の会館でしか式は行えず、自分たちの希望を色々と伝えても、返ってくる答えは「難しい」、「できない」ばかり。
納得できないながらも、危うい容体の続く奥様の状況を見て、もうそこに依頼してしまおうかと考え始めた喪主様でしたが、見かねたご長男様がインターネットで弊社を見つけ、今回のお問い合わせにつながったとのことでした。
こだわりたい理由
ご家族のご希望の大前提としてあったのが、“家族が中心”、“花で送る”という2点。
「式場を花で埋め尽くしたい。淡い感じの花で作りたい。」
「返礼品は妻と自分で選んだ和菓子を配りたい。」
「葬儀っぽくしたくないので司会は自分たちで行い、アットホームな式にしたい。」
「式中にDVDを流したいが、そのDVDは自分たちで作りたい。」
「式中にかけるBGMはこちらで指定したい。かけるタイミングも指示したい。」
大切な奥様とのお別れであるからこそ、喪主様のこだわりは強いものがありました。
お電話だけでのご相談ではわかりにくいと思い、翌日には資料をそろえて喪主様宅にご訪問。3時間以上の事前相談の上、弊社にご決定いただくこととなりました。
「他社では無理の一点張りだったが、花葬儀さんでは色々と工夫してくれるし、難しい場合は代替案を出してくれた。見積もりもきちんと提示してくれたし、御社なら自分たちの思い描くお別れ会が実現できる。」
ステンドグラス
喪主様と笑顔で別れた翌朝、午前4時半ごろ。まるでその段取りを見守り、安心したかのように静かに息を引き取った故人様。ご遺族の悲しみは深いものがあったでしょう。しかし、故人様との最期のお時間であるお別れ会を成功させようと、司会の原稿作りやBGM、DVDの編集に打ち込むご遺族様の姿を見て、私どももより一層奮起いたしました。
早速お花の祭壇の打ち合わせにフローリストと伺ったところ、玄関先に飾られているステンドグラスのランプに目が行きました。
「妻はステンドグラスが趣味で、よくそんなものを作っていたんですよ」
懐かしそうに微笑む喪主様に、私どもがご提案したのは、ステンドグラスの灯りで照らされた花祭壇でした。故人様がお好きだった淡いピンクや白、優しいお色味の花材を中心に、季節の花材、八重桜、スイートピー、チューリップ、コデマリなどで春の花祭壇を作り上げました。その花々で彩るように、飾られた家族写真や故人様のご遺品を優しく照らすステンドグラスのランプ。
式当日にその祭壇を目にした喪主様は嬉しそうに微笑んでくださいました。
春の花の結婚式場
いよいよ通夜の開式時刻。
「自分たちの理想通り、いやそれ以上のお別れ会を行うことができた。自分たちのわがままを聞いていただきながら、ここぞというときにはアドバイスもいただいたおかげで本当に温かな式を迎えられた。自分たちで妻との最期の時間を作り上げることができて満足しています。」
式後に喪主様は、はにかみながらこう付け加えてくださいました。
「実は、妻にはあの世でももう一度プロポーズするつもりです。今回の祭壇は葬儀っぽくなく、淡いピンクと白が基調でまるで春の花の結婚式場のようで…本当にありがとう」