花葬儀を選んだ理由
他には無い「花」の葬儀を実現してくれるから
以前から、花葬儀のウェブサイトを知っていました。他の葬儀屋さんには無い「花」にフォーカスをしているところがとてもユニークで、記憶の中に名前がしっかりと残っていました。私達が考える葬儀もユニークなものでしたので「私達の希望を叶えてくれるかも」と、期待してお願いしました。もともと、教会に通う家族でしたので自分の教会の専属の葬儀社もありましたが、今回はどうしても・・・ということで、特別に花葬儀さんにお願いすることができました。
花葬儀を体験して良かったこと
完全オーダーメイドの葬儀にも柔軟に対応してくれました
入院中から、父からは、「こんな葬儀にしてほしい」とリクエストされたことが、沢山ありましたが、これをプランナーの方が根気よく聞いていただき、無理難題にも応えてくれました。特に、教会の祭壇にかざる花の種類は、生前に父が愛していた薔薇の花とユリで埋め尽くすほどかざることができました。弦楽四重奏など父が自分自身の葬儀に希望した内容は、よくある葬儀ではない特別な形でしたが、短い時間の中で最高のスタッフを集めてもらうことが出来ました。父という大きな存在を亡くした私達が精神的につらいときでも、プランナーの方やスタッフの方が冷静に、そして真剣に取り組んでもらえたからこそ「良いお式だった」と言っていただけたと思っています。細かなことまで大変心配りをしてもらいました。花だけではない様々な事柄まで、要求にすべて応えていただいたのでお願いして良かったと思っています。
-お父様はどんな方でしたか?
自分の葬儀を完全にプロデュース
一言で言えば父は、とても「生き物」が大好きな人でした。知人・友人・恩人が多く、葬儀に来てくれた方、葬儀で泣いてくれた方も老若男女、とても多くの人が駆けつけてくれました。生前は、自宅にある小さな庭で、バラを中心とした様々な種類の植物育て、季節の花や、その花によってくる虫や昆虫なども愛する人でした。若い時代は音楽にのめり込みJAZZドラマーや写真家として活動し、20代では飛行機をつかった測量を行う仕事につき、30代後半で今の会社を起業しました。 人を喜ばせることが好きで、人のことを常に気を使うが故に、様々なことにこだわりが強く、病床で自分の葬儀のプラン(斎場までのバスの手配の指示までも)色々と考えていました。最後の最後まで、家族、親族、そして友人の事にたいする思いやりを忘れない人でした。
こんなご葬儀でした
お式への要望
「盛大にして」欲しいが「派手にしない」で欲しい
〇 バラ、ユリ(カサブランカ)を中心に祭壇を埋めてほしい
〇 弦楽四重奏でアメージング・グレースを演奏して欲しい
〇 パイプオルガンと聖歌隊を入れてほしい
〇 可能な限り斎場まで沢山の人を連れてきてほしい
実際のご葬儀
〇 お父様がご自宅の庭で大切に育てていたバラと、大好きなカサブランカのみでお飾りした祭壇。教会の広さと厳かな雰囲気の中で、存在感のあるバラとカサブランカはとてもマッチしました。
〇 弦楽四重奏でのアメージンググレースの演奏。パイプオルガン・聖歌隊の奏でる美しいハーモニーが教会の中に響き渡りました。
〇 お食事をとって頂くお部屋に、ご家族が準備されたたくさんのお写真や等身大パネルを飾りました。
〇 お父様が大切に保存されていた、ご家族との写真をスライドショーにして流しました。
-葬儀が終わってみての感想はいかがですか?
正直、闘病中から葬儀が終わっても、やはり気が張り詰める感じは消えませんでした。キリスト教では仏教で言う四十九日などはありません。ですので、私達は納骨のタイミングを翌年の春、さくらの季節にする事に決めました。バタバタとしていた頃ではなく、家族の気持ちが落ち着いた今だから色々と葬儀のことも思い出せます。
お花のプランは私達もとてもこだわりがありましたが、プランナーやフラワーデザイナーの方には最初のプランニングから一緒に沢山考えていただきました。教会の規模も大きく参列者も多かった葬儀でしたので、大変な事も多かったと思います。しかし、参列者の最後には遺族、参列者、そしてスタッフの方など、葬儀にかかわる全ての方から「良いお式だった」と言っていただく事ができ、私達家族はとても幸せな気持ちでした。
エピソードとお写真は、ご家族様のご許可をいただいて掲載しております。