盂蘭盆会 うらぼんえ
盂蘭盆会は、故人様の魂があの世から戻ってくる期間とされる「お盆」の正式名称です。
その語源は、古代インド語の「ウラバンナ(逆さ吊りの意)」です。お釈迦様の弟子のひとりが、自分の母が亡くなったあと、餓鬼の世界(餓鬼道)に堕ち、逆さ吊りにされていたのを知って、母を救うために、雨期の修行を終えた修行僧たちに、食べ物や飲み物、寝床などを用意したところ、母親が苦しみから解放されました。その日が、旧暦7月15日だったのです。日本では、この仏教の「餓鬼道に堕ちた者を供養によって救う」という意味に、日本古来のご先祖様を供養する意味が加わり、お盆の行事が広まったとされています。
日本に盂蘭盆会が伝わったのは、7世紀ごろで、最初は宮中の行事として行われていました。その後、鎌倉時代末期には民衆の間でも先祖のために読経し、お供え物をするようになったそうです。迎え火や送り火の風習は、江戸時代に入ってから行われるようになったといわれています。
旧暦では7月中旬、新暦では8月中旬がお盆の時期とされており、どの時期に供養の行事を執り行うかは地域によって異なります。
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