御文 おふみ
御文は、浄土真宗の僧侶である蓮如が、浄土真宗の教えを易しい言葉で書いた手紙のことです。御文は、大谷派での呼び名で、本願寺派では「御文章(ごぶんしょう)」、興正派では「御勧章(ごかんしょう)」と呼びます。
全部で200通以上あり、中でも、世の無常について書かれた「白骨(はっこつ)の御文」というものが、葬儀や法要でよく読まれています。
「白骨の御文」の原文の一文をご紹介します。
「サレハ 朝ニハ紅顔アリテ夕ニハ白骨トナレル身ナリ ステニ无常ノ風キタリヌレハ スナハチフタツノマナコ タチマチニトチ ヒトツノイキ ナカクタエヌレハ 紅顔ムナシク變シテ 桃李ノヨソホヒヲウシナヒヌルトキハ 六親眷屬アツマリテナケキカナシメトモ 更ニソノ甲斐アルヘカラス」
葬儀や法要の最後に読まれる「御文」の最後は、「あなかしこ、あなかしこ」で終わりますが、これは、手紙文の終わりに書く、相手に敬意を表す言葉です。現代でも使われている「かしこ」と同じ、「恐れ多く存じます」の意味です。昔は「かしこ」を「あなかしこ」と書いていました。
その後、圓如(蓮如の孫)が200以上の手紙のうち80通を選び、それを5帖構成の「五帖御文(ごじょうおふみ)」にまとめました。
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